魔法剣の実演です
アヤの爺さんとの激しい稽古な仕合も無事に終わり
相手をしてくれた爺さんは気力体力等切れてダウンしてます。
今回は自分のTKO勝ちって感じです。手合わせの時間は10分程度
だったんですけど、爺さんの消耗度合いが結構ひどいですよ。
当初は適当にやり過ごす予定だったんですけどね。
どーしてこーなったんでしょうw
対戦で万能かと思えた先読みスキルにも弱点がみえたので
今回の仕合は有意義でございました、良い経験になりました。
何故かアヤがプンスコしています、分かるけど分かりたくない心境。
ア「この爺さまは、普段あれだけ腕を自慢してたのに
一発も入れられなかったんですよ、しかも流派まで名乗って。
私のセンパイにナメ腐った態度で相対し、結果不様を晒して」
ここぞとばかりにアヤが口撃しています。
この爺さんにはずっとやり込められて来てたんだろうなって思いますが
「私の」とか「婿」とか口走ってるから否定入れないといけませんね。
「アヤさん、そのくらいでおやめなさい」
置き物状態だった婆さんからクレームも入りました。
ア「婆さまも不甲斐ないと思いますよね、
あの戦いには可愛い孫の将来も掛かってたんですよ
それなのにこの爺さまは」
「アヤさんっ!」
ア「ぶ〜っ・・・・」
この婆さんには頭が上がらないみたいですね。
アヤは静かになりましたが、ぐぬぬってなってます。
自分も指摘とかしたかったんですが面白いので放置しておきます。
この後はマコさんと一緒に師範代な方に型とか教えて貰い
日本刀を扱う基本的な動作を指導して貰いました。
模倣スキルで師範代の動作をお手軽にコピーしてしまい
「君はウチの流派の教えを受けた事があるだろ。
師範とやりあって動けること自体もオカシイのに」
師範代にはこんな事言わせてしまいました。
爺さんとの仕合では得るものが多かったですが、
順番間違えてますよねって。コッチが先だろって思います。
自分はジーンズにTシャツで、マコさんはアヤのお古の道着着て
共に汗だくの状態で、気付けばお昼の時間になりました。
道場備え付けのシャワーで汗を流し新しい服に着替えてご飯です。
お昼ご飯はこの地域の名物な蕎麦です。
ア「今日は仕事が立て込んでて姿を見せませんが、
父に蕎麦を打たせてソレをご馳走する予定だったんですよ」
君の父親は神主、宮司さんじゃ無かったのかって思います。
近所にある観光客用の蕎麦屋さんには入らず、裏通りの看板の無い
蕎麦屋に来ました、御用達のお店って雰囲気がとても良いです。
中はこじんまりとした食事処って感じでお座敷に10名程度な広さ。
完全予約制なお店でSNS禁止ってなってました。
普通に美味しかったですよ、ただ私がウドン派でなければ、ですけど。
蕎麦とウドンがあったらウドン頼みますし、
それよりも腹に溜まる米、丼もの歓迎ですけど。
おっさんになれば蕎麦に派閥を変えると思いますが、今は・・・
◇◇
ご飯食べたし夕方までナニして時間潰そうかなって思ってたら
道場の裏手に色々準備されてました。
自分の日本刀も門下生の方が研ぎ直してくれてました。
その日本刀を使って魔法剣見たいってリクエストでした。
師範代の方も門下生な方々もダンジョンに挑戦したいって事ですが
抽選に外れまくって参加資格が回ってこないって愚痴ってました。
青竹を束ねた物や藁束等が用意されてました。
コレらはダンジョン内の訓練場にも試し切り用のがあるので
時々切って遊んだりして使用感覚は掴んでます。
青竹の5本束は切ることが出来たり出来なかったりって感じです。
3本束なら結構余裕で切る事が出来ます。
攻撃スキル使えば5本程度は余裕なのですけどね。
師範な爺さんは
「気力が失せてもうた、今日はもうダメポ」
こんな事言ってるので師範代の方が試し切り披露してくれます。
道場所有の日本刀を出してきて青竹5本束を切ってくれるみたいです。
ちょっと気になったので、その日本刀を鑑定してみます。
〇〇作○○、2級中品質450万と作刀者と銘が出て
お値段も分かりました。
(作刀者はこの後伺う刀匠の方でした、
コレは試し切り用の太刀で丈夫に作ってある物)
自分が普段使ってる刀は機械量産品3級上品質150万だったんですが
ボス戦で使いまくって成長して2中600万になってました。
師範代の方が青竹を前に上段に構え、呼吸を整え気合いを入れて
スパッと切ることに成功です。この方は剣術2を持ってます。
剣術1の自分が出来たり出来なかったりなので大丈夫と思ってました。
魔法剣が見たいって事なので標的に無造作に近づき刀に炎を付与し
片手でスイっと刃先が触れる程度で軽い感じで横なぎです。
「なんじゃそりゃ~!!」
爺さんも驚いて声を出してます。
片手で横へ雑に振っただけでキレイに切断させてれば理解が
追い付かず、納得できないですよね~って思います。
師範代の気合いを入れての行動と、軽~く行った自分との
違いもあって、ギャラリーの皆様も困惑しておられますね。
更なる混乱の為に木刀でチャレンジです。
見えない事を良い事に空気を固めてコーティングした木刀で
竹束をスッパスパッと切ってあげました。
更に混乱するが良いぞ~ってw
門下生も目を見開いて驚いてますね、まぁそうなるなってw
アヤはナニしたか分かってる感じですがあえて黙って様子見ですね。
爺さん達の驚いてる姿を見て、楽しんでる様に思えます。
マ「さすがに今のはネタバレした方が良いと思うよ」
ア「私的には面白くなってきたので放置歓迎デス」
ヒ『それなら雷の呼吸でトドメ入れて来ます』
再度日本刀に持ち替えて注目を集め、藁束に向かって霹靂一閃。
常人ではありえない速度で動いて藁束を両断してあげました。
外なのでMPバカ喰いするんですが瞬足使って超速で移動し
藁束ぶった切って燃やしちゃえば充分なアピールにもなりました。
「し・質問しても、よ・よ・宜しいでしょうか?」
師範代が変になってますねw
「今の技もダンジョンでレベルを上げれば
習得する事ができるのでしょうか?」
ア「適性があれば身に付ける事が出来ますよ、
ただしダンジョンの外では特殊な人を除いてあんな事
出来ません、私にあの動きは無理ですし。
私ではコレで精一杯です」
アヤの手から氷弾が飛んで藁束にぶっ刺さります。
ア「センパイだとこの辺一体を火の海に出来ますよね」
ヒ『出来るのは道場と社務所を灰にする程度だと思うよ』
マ「ヒロ君、その程度って言えるレベルじゃないよ~」
「お前たち、冗談で言ってるんじゃろ」
ア「人に危害を加える魔法は世界の意思で禁止されてますので
爺さまの薄い頭髪を燃やす事も出来ないんですよ。
あと私もこんな事が出来ますよ~」
アヤが理力の手で木刀を操って
ア「超能力で~す」
「ワシとの立ち合いでその力を使ってればもっと有利に立ち回る
事も出来たじゃろ、なぜ使わんかった」
ヒ『ソレをやっちゃうと楽しく無いですよ』
ア「正直に言っちゃいますと、
本気で力を使っちゃうと爺さまは秒殺デスよ。
折角センパイが手を抜いてくれたんですから
一発ぐらい入れろクソ爺って思います~」
アヤも身体強化を全力で使えば
爺さんを簡単に下す事も出来ると思うし。
「そんならワシも抽選に応募するかの」
ア「私達は探索者協会にも伝手があるんですけどね~」
「伝手ぐらいワシにもあるがこの程度では使わん」
試し切り用に直径30㎝x2mの丸太があったのでチャレンジです。
アヤが地面に魔法で穴をあけてそこに挿し込んで立てて
ア「爺さま刀でコレ切れます?」
「映画やマンガじゃ無いんだぞ、木を切るなら斧を使え」
ア「センパイ、やっちゃって下さい」
「刀が折れるぞ、辞めるんじゃ」
ア「コレぐらの太さの木なら遊んで良く切ってますよ、この人」
ダンジョンに生えてる木で剣豪ごっこして切って遊んでましたが
外ではどうでしょうか?出来そうな気がしますけど。
トロールやハイオークの骨に比べたら余裕って思いますし。
マ「ヒロ君、MP管理は大丈夫だよね?」
ヒ『50%程度残ってますよ』
ア「ホント反則ですね、この人は」
ダンジョンの木を切る時の属性付与では火より雷の方が
良い切れ味を発揮してました。
火=氷<風≦炎<<雷 こんな感じです。
30㎝程度の丸太なので火の魔法剣でも切れますが
念の為に雷で勇者な一撃で行きます。
ヒ『では、切りますね~』
丸太に近づいてから太刀を逆手に持って強力な雷を付与し
ア番・ストラッシュな感じで一閃。
アニメとかだと切った後のタイミングでゆっくりズレるんですが
自分の力量だと切った直後に横へ倒れました。
「ホントに切りおった」
ア「余裕だって言ったじゃ無いですか~」
「刀を見せてくれ」
爺さんが太刀をじっくり見てますが・・・
「刃こぼれも歪みも出て無い・・・」
「私では剣戟が目で追えなかった」
師範代がなんか落ち込んでますが門下生は大喜びです。
「アヤもコレが出来るのか?」
ア「愛用の槍なら穴を開けるぐらいは余裕で出来ますよ」
「そっちの嬢ちゃんもか」
マ「私も使い慣れた剣なら切り倒せます」
「逆手に持たんと出来ないのか?」
ア「あれはアニメのマネしてるので逆手なんです。
普段は普通に構えて連撃で切りまくってますよ。
150㎏の猪を袈裟切りで真っ二つにもしてましたし」
爺さんが考え込んでしまいました。
代わりにアヤがご機嫌になってます。
予定の時間より早いですが刀匠さんの元に向かいます。
専用武器、黒い刀身とかも良いですよね。
読みに来ていただき感謝です。
誤字脱字報告いつも助かっております。




