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8 ウサギが美味しい

ダンジョンアタックは怪我もなく終わった

未知な情報に戦利品持って大学に

少し寝て体力回復した相棒?と母校に来てます。

世間はGWですので大学内も人が少ない・・・筈なんですけど

畜産棟の中には普通に学生が多く居ます、平日でした?


昨日もお邪魔した加納教授のゼミ室に向かってます。

カズもこっちに来た事無かったみたいでお上りさん状態です。

目的の部屋には青木教授も居たのでお土産渡します。


『教授おはようございます。お昼過ぎてますが

 あとコレ、ご所望のブツです奮発して3羽お納め下さい』

「ヒロ君にカズ君、怪我の心配は無さそうだね、多めに持ってきて

 くれて嬉しいよ意外にコレが美味しいんだよ」


「加納君コレの処理頼むよ~」


「今屋上で炭熾してるから30分位したら君たちも食べに来てくれ」

今日も白衣着てる加納教授が約30㎏のウサを軽く持ち上げ


「このウサギの毛皮がコートにも使えそうに思うんだよね」

『白と黒も居ましたよ、すこし小さめですが』

「それは味も気になるね~w」

ウサギの解体作業で奥に消えました。



時間があるので今日の出来事の報告です。

ダンジョンマスターのアルト少年の事、今夜の会見?の事。

レベルアップにステータスに職業?システムの事、

ゴブやミノの存在に魔石、ドロップ品にポーションの存在。


「これは情報が多すぎるね、色々気になるけど行政に連絡

 入れないと駄目だよねぇ、私の方でやっとくから君らは上へ」


ついでにポーション2本に魔石にドロしたナイフも預かって貰います。


「また、いっぱい集めて来たねぇ、この玉がエネルギー資源にね。

 コレの研究機関とかの発足も必要だけどウチで出来るよう動く?

 ポーションも成分とか解析したいねぇ」


青木教授は量子力学が専門でゼミもこちらです、

郷土研究のサークル活動はただの趣味です、私は両方に所属

カズはサークルに引き込みました。


教授がお金の世界に旅立ってるので屋上に移動します。

(今回も暗躍するんだろ~な~って感想)



禁断の屋上バーベキューです。

時々畜産棟から良い匂いが漂って来てたんですが

学部が違うので入る事が出来ず気になってた場所です。


「俺もここ来たかったんだよ、良い匂いバラまいてよって」

『基本的に部外者立ち入り禁止だからね~』


屋上には加納ゼミの先輩方が既に始めておりました。

(匂いがね、階段へ伝って来てましたし)

氷入りクーラーボックスにはお酒の姿も大量に確認。


「君たちがウサギ肉の提供者だね、歓迎するよ」

『自分は理学部のヒロです、こいつは教育学部のカズ

 共に部外者wの2年生です』

「お酒も用意してあるから遠慮せずガンガン行ってくれ」

「自分ら足がバイクなのと未成年ですから遠慮させて頂いても?」


「この建物に居る連中はココに住んでるようなもんだから

 2.3日泊まっていっても構わないから遠慮イランよ」

(やっぱり住み着いてましたか、そんな気がしてましたw)


「これ2羽目の奴~」

解体したてのウサ肉が来ました、大き目のトレーに部位ごと

分けられてます、自分には見分けられませんが。


自分らにも食べ頃な肉がふるまわれウサ肉、実食です。

ウサギを初めて口にした感想はただ旨い肉です。

シンプルに塩胡椒だけで肉汁も甘く癖のない肉です。


カズと共に喰いっぷりが良いと褒められ肉が追加されます。

(中高と運動部でしたのでそれなりのガタイしてますよ)


「1羽目終了したぞ~、2羽目も焼くぞ~」

自分らも結構喰ってますが、これから2羽目?量が多すぎ


匂いに誘われてなのか人が増えてます、白衣着てる人が多いです。

7割は白衣姿でバーベキュー楽しんでますね、変な集まりデス。


加納教授と青木教授がウサギ肉持って現れ

普通に宴会の輪に入っていきます。その教授にお礼言って

カズと共に撤収です。眠くなる前に帰ります。


「ウサギ肉、独特の風味とかなくて普通に旨いな」

『自分は喰い過ぎた、腹が重い』


「ヒロ君は断ることを覚えましょう、昔から食いモンは断らないね君」

『誰かに言われたんですよ、出されたモノは喰えって、

 で、明日は出かける予定でしたよね、君たちの家』


「家族サービスで親に付き合う、だから1人で行くなよ」

『わたくしニュースで全国デビューしちゃいましたし、時の人ですし』


「濃いモザイク入ってたぞ、お前だって分かったけど」

『ミコも初見で〈コレ兄じゃね〉って言ってた、なお母親・・・』


『明日は休んでレポート仕上げる予定、青木教授が単位くれそうな予感するんで』

「俺は学部違うから、ま、がんばれw」


安全運転で家に帰って、装備の点検です。

なんかナタがガタついて納まりが悪いです、出してみると少し長い?

君もレベル上がってるの?もしかして皮の服の装備とかも?


刃の長さ測ったら235mmある、

ネットで調べたら刃の長さが180mm

55mm伸びてる・・・不思議現象です。

カズにライ〇送ったけど既読にならない、寝てる感じする。


これは明日も潜る口実が出来てしまった?



お風呂入って中3受験生な妹の勉強見てたらTVで緊急特番

官房長官の記者会見です。


自分らみたいに中に入った人達がいて重症者が出た事、

場所が山過ぎてヘリが下りれず救急車も間に合わず命を落とした者も出た事。

自衛隊や各国の軍隊にも怪我を負ってる人が出てる事など

いきなり重い話で会見が始まった。


攻撃性の強い生物が棲息してるので気軽に立ち入らない様に警告。

既に入った事がある人も連絡が欲しいって内容も。


ダンジョンについて分かった事、ルール等の発表も。

今現在、新たに入ることは出来なくしてある事


国が入場者に基準を設ける事

(命のやり取りが発生するので子供にヤバイ連中は除外したいんでしょうね)


コインを持ってる者の情報を得ている事

(5層突破コインになんか仕掛けがあるみたいです。

 一般の人にはコインって言われても分かんないですし野放しせずに管理したい感じですね)


カズからのライ〇には

「出頭命令キター」

   『その前に青木教授に相談するし』


「決まったら教えて~寝てるから」

   『ナタが55mm長くなってるんですけど~』


「俺のバットも長くなってるのか?」

    『ポークビッツだから誤差範囲だろ

      1mm未満とかwww』


「てめー表出ろ、このやろー」

    『俺は寝てるZzzz‥‥』


青木教授から電話きました。

「ヒロ君、カズ君もだけど政府への連絡はしなくても良いよ、

 大学内に魔石研究機関作るんで、君たちには回収係頼む事になると思う。

 正式に発足するのはGW開けてからになるけど」

『分かりました、カズにも伝えておきます』


「出来たら明日も入れないかな」

『カズは用事あるそうですが、

 自分は大丈夫ですが入れない様になってるとかって報道が』


「その問題は大丈夫だから、8時に大学の私のゼミに来て欲しい」

『教授も入るんですか』

「場合によっては入る事になるかな?」


『自分のナタが成長して55mm長くなってました、

 装備品もレベルアップするみたいですし職業補正もありそうなので

 先を見越して武器を用意した方が良いと思います。』


「ヒロ君のお勧めは?」

『槍とか西洋のバスターソードとかが良いと思います』


「ありがと、考えとくよ」

「悪いけど明日も宜しく頼むね」

『お疲れ様でっす』


カズにライ〇して

『出頭は指名手配されてからで大丈夫デス』

    「お前の道連れはヤだな~」


朝7時更新予定です。

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