毒電波が防げないのは仕様です
周辺諸国から1ヶ月以上も遅れましたが
この国のダンジョンも解放される事になりました。
自分達は自衛隊の治安部隊に混ざり、解放式典に参加してます。
式典会場は自衛隊の専用ダンジョンに作られた謎の広い空間です。
政治家や政府高官に来賓の方々にマスコミ各社と
人がいっぱいですよ。
《ダンジョンが解放されて肩の荷が下りたよ》
って事でA君が横に居てウザ絡みされてるんで誰か助けてほしぃデス
それよりも、なんでココに居るんですか?
そのダンジョン解放ですが、
参加希望者が多すぎたので抽選になりました。
当選の幸運な方は各支部で講習受けてる時間です。
この国もダンジョン内で探索者同士の戦闘行為、
これを禁止してはいません。
探索者登録時の誓約書にも探索者同士の戦闘行為を禁止する、
こんな内容がどこにも記されていないんですよ。
多少の小競り合い程度なら大丈夫ですが
悪質性が高かったりPKとかやると管理者から警告が入り
治安目的で巡回してる自衛隊部隊が急行して来ます。
警察も内緒ですが一緒に動いてます。
ゴリラな方々に説教だったりお仕置きだったり連行されます。
(PKすると頭上に赤い!コレがダンジョン内では
常時出現してしまうのがこの国の特徴です。
僕の恩情だよって自慢げにA君が言っております)
国外のダンジョンでは対人戦闘にPK行為が非常に多いです、
ウサギを狩ってLv1→Lv4になるには61羽必要になってます、
ゴブリン狩ってLv4→Lv8になるにはゴブ138キルが必要です。
Lv1の人がLv4の人を攻撃し気絶させるとLv3程度に上がります。
PKするとLv6付近まで上がるって実例も出てます。
手間暇掛ける事無くにお手軽にレベルを爆上げできるので
ダンジョン内で単独行動はカモネギさんなのです。
安全の為にも集団行動を推奨ってなってます。
(この国はそこまで荒れないと思いますがどーでしょーね)
自衛隊に警察が巡回するのは素行の悪い探索者から経験値を奪い
合法的?なレベルアップの為だったりします、
治安目的って建前の行動ですが。
(死角から襲ったりな悪質な経験値奪取な行為には黄色の!
コレがダンジョン内では頭上に表示されます。
コレも管理人のA君のご厚意によるものです。
正々堂々と各自の合意の上でなら!コレは出ません)
巡回部隊が移動端末付近にも常駐するので!これ付きは捕縛され
お仕置き部屋にて事情徴収されます、赤いのはレベル剝奪され
警察に引き渡しとなります。
海外のPK行為については有志が運営してるPK情報サイトに
指名手配な感じで結構な人数の顔や名前が公開されてます。
それでも氷山の一角程度なんですけどね。
とある国でPKしまくってLv50に届いたって
悪質な危険人物とかも出てます。
(PKな行為を行なった人はこの国に入国出来ない様に
してあるよってA君が言ってます、
この国でPKしたら出国なんかさせないよ~との事。
普通?な殺人者とかは僕の管轄外だからそのままだよって)
戦闘行為についてはダンジョン内に訓練施設が新たに作られ
熟練者と戦うことで戦闘スキルを鍛える事が出来る様になりました。
(デュエルしようぜって感じになりそうな?)
その場所で普通に戦う場合は経験値の移動が無い代わりに、
手足を失う様な怪我を負ってしまっても戦闘部屋を出る事で
即座に回復できます、MPと疲労は回復しませんが。
(コレもA君による以下略・・・痛いけど死ぬ事は無いよって、
物やお金やレベル等を賭けての勝負も出来るシステムに
してあるから、そんな勝負も大歓迎だよ~
なんて言ってますし)
他の場所で争って巡回に見つかるとお仕置きです。
お仕置き専用のお部屋も用意してくれてます。
PKしても戦闘スキルが育たないからレベルが倍程度の相手でも
自分達なら楽勝だよって言ってます、後進の育成の為にも
戦闘の指南もよろしくね~ってA君より依頼されました。
今も解放式典で偉い肩書な方が壇上で話してますが
A君が魔力通信な念話でずっと話しかけてくるので大変ウザイです。
おっさんの話が頭に入りません。
こんな妨害を式典の間ずっと受けてましたが解放式典も終わり
A君から丁度いいからって2名の方を紹介されてます。
その2名もこの国のダンジョンを管理してる者でした。
成人男性な見た目で北日本を管理してるメルト、西の管理はコルト。
その2人の上司が見た目10才な短パン姿の少年アルト君です。
僕が日本全体の管理者になったんだよって
余計な情報が勝手に入れられてしまいました。
その管理者3名に囲まれてる自分の状況に、管理人な彼らの事を
知ってるダンジョン関連の高官な方々が遠目で見て驚いてます。
絶対に後で変なトラブルになるから解放して欲しいです。
予想通りに面倒なトラブルに巻き込まれてます。
ま、そうなるな。って感じで諦めて受け入れ態勢になってました。
A《この国には僕が特別に安全に全力で戦える訓練施設を
用意したから、ヒロ君にはそのデモンストレーションの
戦いの見世物に協力して貰うよ~》
ヒ『だが、断る!』
って言いたいんだけど、どうせ言っても無駄ですし~
なんか贔屓されて優遇されてる感じもしてるから還元の為にも
協力はしますよ。(報酬出るなら頂きますけどね)
そして自衛隊と警察の実力者と自分の模擬戦となりました。
相手は縛り無しなのに自分は攻撃魔法禁止なルールです、
身体強化とかはOKで火球などはNGになりました。
相手側は縛り無しの全部OKなオールウェポンフリー状態です。
専用防具も《相手が使うなら許すけどヒロ君はダメ》ってなって
籠手だけは何とかOKにして貰いましたよ。
剣に魔法を付与する魔法剣もNGに攻撃スキルもNGな縛り多めです。
A《コレでも足りないんだよ~なのでコレ付けてね》
修行編の亀の甲羅な役割な重し25㎏を背中に付けられました。
警察の代表者でkさんとの模擬戦闘です。
相手は自分と同じ剣1本のスタイルです、事前情報で剣道の
日本代表だった事もあり多くの大会で優勝経験がある・・・
ダンジョンも25層突破してLv30以上。
そんな人相手にハンデ付けられてるんですか?コレ逆じゃね?
なんか納得いきませんが模擬戦の開始です。
お互いに礼、構えってやってから始め!の号令です。
様子見せずスルスルっと間を詰めてきます、
受けに回ると危険な気がするのでこっちも動きます。
少しだけ重心を後ろにして、少し右に寄ってから
フェイント入れる様に見せかける予備動作を解り易くやってみたら
Kさんは一気に加速しに前に出て来ます、
コチラのバタ臭い動きから素人と判断してくれたみたいです。
一瞬で間を詰め首を狙った鋭い突きを放ちます、
剣が光り攻撃スキルもしっかり乗せてます。
先週の自分なら回避できずコレ喰らって終わってましたね。
先日のミノさんとのタイマンで待望のスキルが育って生えたので
Kさんの動きがハッキリと予測出来ていたので、回避も余裕です。
こちらの動きを読んで首元に鋭い突きを放ったKさんですが
視線に身体の動きに体内魔力の移動、全てが視えしまってたので
その動きは完全に予測出来てて見切ることは容易だったんですよ。
その鋭い突きをヒョイっと躱し、
Kさんの首元にはこっちの剣が添えられました。
一瞬の攻防でした。そして間を取り仕切り直しにします。
秒殺って感じで終わらせる事も出来ましたが、
折角の機会なので訓練の相手になって貰います。
その後も鋭い攻撃を繰り出すKさんですが悉く回避され続け
表情は困惑しその額には大粒の汗も・・・
自分の攻撃はダメージにならない程度にペチペチと腕や足に当ててます、
相手の動き出しより先に回避行動してるので途中から舐めプです。
自分が使ってる卑怯な動きのカラクリは先読みスキルです、
あの厄介な魔物達が持ってたスキルで摂取したくて渇望してたんですが
ミノさんとの戦闘で育ち生えてしまいました。
体内魔力の移動とかで事前に体の力が入る場所が解るので
相手の動きが出しが読め、一瞬早く動き出せて回避行動に入れます。
使って分かりますが卑怯ですよコレ、理不尽な後出しじゃんけんです。
Kさんみたいに鍛練を積み重ね、体幹も良く型が完成されてる
実力の高い方は絶好のカモになり下がります。
動きがブレる素人の方が予測裏切られ変に被弾すると思います。
そしてKさんは疲労困憊になり降参で終了です。
剣道の国内トップクラスでも秒殺できちゃいますよ、ヤバいですよ~
ダンジョンの外では自分が瞬殺されて終わりますがw
予想外な展開に警察サイドはお通夜です。
自慢のエースが一方的な展開で舐めプまでされて・・・
次は自衛隊の代表が相手です
相手は富士の良く知ってる人です、中型の盾に鈍器スタイルです。
こちらも25層突破しててLv30以上な自衛隊のD攻略部隊の中心人物。
J「君との手合わせを心待ちにしてたんだよ、全力で行かせて貰うよ」
わくわくが止まりませんって感じのJさんです。
そのJさんは火と風が3だったと記憶してます、魔法にも注意ですね。
そして始め!の合図です
Jさんはバックステップしながら火球生成しバラまいて来ます。
こっちは攻撃魔法が禁止なので障壁張って躱しながら前に出ます、
コレは読まれてまして、直撃コースで強めの火球も飛んで来てました。
障壁で防いだら横からスキルの警告です、(キュピーンって感じの)
鈍器のパワースイングが横から来ました。
火球で弾幕張ってからの攻撃ですね、自分も良くやる手ですが
危険感知スキルも反応してたので余裕で回避です。
J「流石に簡単に行かないね、後の事は考えず全力で行くよ」
今度は盾を前に突っ込んできます、
その盾には反応爆発仕込んでそうなのでサイドステップで
回避したら、逃げた先には火球が用意されてました。
障壁で防いだら鈍器で追撃来るし、仕返ししようにも間を取られ
魔法が飛んで来るし、縛りがキツくてやりずらいですよ。
そのまま逃げに徹していれば魔力残量の差で勝てそうなのですが
思いついた事があるので試します。
自分の魔法攻撃は禁止ルールなので相手のを利用させて貰います。
間を開けると火球が来るのを利用して
理力の手で掴んで投げ返してやります、
理力の手は複数出せるので投げまくり出来ます。
最初の一発が盾に当たり大爆発し、次々と火球が投げ込まれ被弾し
弾幕が晴れたら背後から首に剣をあてられてて、
そこまで!の号令です。
J「魔法のコントロールを奪われるとは思わなかったよ」
ヒ『空中で掴んで投げ返しただけですよ』
J「部隊長が言ってた視えない腕か!」
ヒ『これがその答えの理力の手です』
剣を空中でフラフラさせてます。お前毎回ソレやってるなってw
J「ソレは聞いていたがすっかり失念していた、
そうだ3本勝負に変更しよう」
火球が5,6発直撃してる筈なのにタフなゴリラですよね。
そして部隊長さんも登場です
「往生際が悪いぞ、次は私が相手をさせて貰う番だ」
なんか変な事言ってますよ、このゴリラ達。
でも、この後は地元支部でのお仕事もあるので帰りますけどね。
今回は勝ち逃げ上等で消えますよ、後日絡みに来るんでしょうけど。
この後は自衛隊VS警察で模擬戦闘繰り返してたとの事です。
来賓な方々には刺激的な見世物にもなったみたいですね。
コレが後でTVの人気番組になるんですよ、
槍を使うヒーラーな白い姫騎士と黒い強火力な魔法剣士ペアが
その王座に君臨する事になるんですよ。
誰の事なんですかね?
読みに来ていただき感謝です。
誤字脱字報告いつも助かってます。
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