5 なんか出た
5階の奥の壁に入り口にあったような扉が付いてます
「コレはボス部屋だよな」
『モンスターハウスとかってトラップの可能性も微レ存』
「行っちゃいますか」
『逝ってこい』
「オメーも行くんだよ」
『な・なんだってー』
「遊んでないで行くぞ」
無視して扉開けやがった
《やぁ、よく来てくれたね。歓迎するよ》
中にいたのは10才位の少年だった
《ボクのなまえはアルト。ココの管理人なんだ。
君たちは最初の挑戦者だから特別に姿をみせに来たんだよ。
本当ならちょっと手強いのが相手をするんだけど
その前に話し合いしたくてね〜》
質疑応答な感じかな、聞いてみます。
『疑問に感じたことの答えが出るとか?』
《例えばどんな疑問があるんだい、答えられるのなら答えるよ》
『ウサを5匹11匹とたおしたら身体能力が上がったんだけど外でも対応してるのか』
身体能力の件気になってまして
《君たちに解り易く言うとレベルアップにあたる現象で
外での影響はごくわずかだけどあるよ》
『ここの魔物?とか物質を持ち出してパンデミック発生とかの危険は?』
すでに持ち出しちゃってるけど大丈夫だよね
《この地域の動物や文化とかを参考にしてるから危険性は無いと思うよ〜》
『ここに呼ばれてた感じがしたのは?』
自分ココに呼ばれてた感じしたのは気になってた
《君は無作為の抽選に選ばれたんだね、特別なおまけが付与されてるよ》
『経験値的な30%オフとか?』
《それだけじゃないけど、君なら他も気付けそうだね》
「宝箱やドロップ品なんか出ないんですか?」
《5層ボスまでがお試しステージになってて
特に簡単な難易度にしてあるんだよ。6層からは相手も凶悪だけど報酬は多くなるよ〜》
『魔法が使えるように出来ませんか?』
魔法は質問しないと忘れそうでした。
《外では魔素の関係で難しいけど君たちは素質持ってるよ
魔法は体内の魔力を感じる事が出来ればなんだけど
ボクが直接教えるのはルール違反になっちゃうから》
「ダンジョン?が出来た理由って?」
《この星はあと500年程で終わる。
原因は君たち人類なんだけど何となく心当たりはあるよね、
それを回避するため星の内部に溜まった魔素を利用させたいんだ。
化石燃料の代わりにも環境汚染対策にも使えるから》
「いろんなところにダンジョンが出来たけど共通な造り?」
《多少の違いはあるけど同じ様に作られてる、101層以降なら違いがハッキリ出るよ》
『他の所でも意見が上がると思うけど、交通の便を良くできないかな』
こんな山の中は来るの大変、夜の道は怖すぎ転落待ったなし
《それについて他のDMから意見が出てて少し保留みたいだね
今夜辺りに政府機関?から発表あるみたいだよ》
「ヒロ、他になんかある?」
『無いんだな、これが』
いきなりで思いつかねーですよ
『また、後日に質問って受けてくれないよね』
《そうだね、今回はボクの気まぐれでの事だから少しルール違反気味なんだよ》
《20層のボスを突破した最初の人たちには今回みたいな場を設けるつもり、
質問はその時にでも》
《君たちなら問題ないと思うけどボス戦、がんばってね~》
アルト少年はシュッって感じで消えました
部屋の奥から何かが出現してます
ボス戦、開始です
小学校高学年の短パン少年でした。
朝7時更新予定です。