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食後のコーヒー飲んでしまったので暇になりまして

ネットニュースも新しい情報が無いのでちょっと探検。


目の前の神殿っぽい建物には周囲にも人の気配が

全く無く、入り口から覗いてるとホール部の奥に

如何にもな感じの扉が見えて、その扉の先から

呼ばれてますね、ココに入りなさいと。


悩みましたが好奇心が勝ちまして、

先っぽだけな感じでお試ししてみます。


神殿の中ホール部はなんか空気重く神聖な気配がする空間、

心が洗われるように思う。その先の荘厳な感じがする扉は

意外にも軽く開き、その先は

【草原】が広がっていた。


1歩踏み入れた時に立ち眩みみたいに視界が崩れたような

感じがして思わず後退り、

扉を閉めてホール部に戻ってました。


外に出て中を覗いても呼んでる感じは無く、

なんでか落ち着きました。

コーヒーをのんびり味わってると車の気配がします。

教授が来ましたね、同乗者が居ますけど誰です?


「自分、○○新聞報道部の工藤です、よろしく。」

「彼も私の教え子で君のOBだよ」

『○○大学理学部2年のヒロです。よろしくお願いします。』

挨拶するも自分より大理石っぽいモノの神殿に

意識が向いてますね。


出来心で中に入った事を報告する。

「中が草原?はやりの異世界物ラノベみたいだねぇ」

『自分も工藤さんと同じ意見です』

素直な感想です。


「恒例のステータスとかやってみたのかい?」

『やってないんで、チャレンジしてみますね』

『とりあえず、ステータス』

『出ませんでした』

「ダメだったか、小説ではなんか出るパターン多いのにな~」


「危険も少なそうなら、皆で入ってみようか」

入ったなんて余計な事言っちゃったのは軽率でした。

お2人のワクワク状態に押し切られて再度神殿の中に


「特に変わった物はないみたいだねぇ」

教授と一緒にきょろきょろ見回すけど何もないホールです。

記者さんはゴツいカメラで撮影しまくしり、

ずっとシャッター音がなってます。

目につくのがホールの奥、重たそうな扉


『コレ簡単に開きましたよ』

「力要りそうな扉だね、簡単に開くとは思えないよ」


見た目の意見は教授と一緒です。

工藤さんは扉を重点的に撮影してるので、

邪魔にならない様横にズレて会話する。

ひと通り撮影が終わり装備変更で車に戻り、

こんどは動画にするそうで。


教授は頭に、工藤さんは頭と胸にアクションカムを付けて

中へ入る事に


扉は教授が手を触れたら簡単に開いて

「まるで自動ドアみたいな感じだよ」

重そうな見た目に騙され、思わずつぶやいています。



3人で中に入ります

やはり草原が広がってますね。

先ほどは気が付かなかったのですが

後ろ側は岩壁になってて出入り口の扉があります。

左右は結構な距離がありそうに見える。

前側も上空も境目が見えずかなり広い空間に思える。



3人で周りに気を付けながらゆっくり前進。

20mほど進んだところで灰色の物体が出現


良く見るとデカいウサギだけどデコに出っ張りがある。

「グゥーグゥー」唸り声あげて、後ろ足が地面を叩く仕草。

突如自分達に向けて突っ込んでくる。


右に左にフェイント入れて一気に接近してきます

咄嗟に体が動きウサギのあごに前蹴りを決め、

倒れたうさぎの首に体重をかけ踏みつけ。

「ボグっ」て鈍い感触が伝わりましたが

自分の行動に自分が信じられない。

なんでこんな事が出来るんですか?


教授も工藤さんも驚きで固まってます。

動かなくなったウサギを持ってみたら、

まだ暖かくずっしりと重みも感じ

『これ、どーしましょー』

思わず2人の前に持ってきました。


ウサギを観察する事にしましたが、あきらかに大きい、

ジャンボウサギって感じな大きさで10kgぐらいあり、

デコに謎な硬い突起物がある。


『これは保健所それとも動物園?』

「ウチの畜産に持ち込んでみようか、工藤君はどうする?」

「得体のしれない感じするので先生に任せます」


『もう少し前進みます?自分は戻りたいですが』

「攻撃的な感じだったから戻ろう、危険な感じがする」


ウサギ持って入り口の扉に無事到着。

扉からホール部に戻った所で携帯に通知

それぞれ確認してから

『中はコレの電波来てないですね』

「私もそう思うよ」

「生の配信動画は無理な感じか~」


『自分の行動は動物愛護の方からクレーム来そうですけどw』

「うまく誤魔化して使うよ、これでもプロだよ」

『身バレ炎上はやめてくださいね』

「かわいい後輩はちゃんと守るから安心してくれw」


『では教授、コレを』

ウサギは袋に入れて渡します

「重たいね、ずっしり来たよ、このウサギ?は」


教授が大学に連絡して戻る事に

道が良くない山道なので安全すぎな運転で山を下っていき

1時間ほどで無事に大学に到着。


工藤さんはココで分かれて会社に戻るそうで

教授と自分は畜産課に出向きます。

お土産もって


朝7時更新予定です。

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