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詩集  作者: 香坂茉音
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音楽はまだ鳴り続けている


湯気に紛れた涙

沁みる靴擦れ

何がダメだったのか理由もわからず

僕はまた笑顔を作る


ここから見える山頂は

思っているより遠い場所にあるんだね


美しく見えていたはずなのに

実際は苦しい道のり

あんなに魅力的だったのに

実際は厳しい場所


でも微かに僕を呼ぶ音が聞こえる

音楽はまだ鳴り続けている


壊れた夢は今も宝箱の中で

まだ待っている まだ輝いている

どんな向かい風も

僕の苦労(あせ)を癒すだけ



1歩、半歩でも進んでる

滲む鮮血

それでもあなたは足りないって言う

どうせ僕に興味ないんでしょ


無責任なアドバイス

簡単に言って、一生面倒見てくれるわけ?


あなたはただそこで見てるだけ

とうぜん何もしてくれない

あなたはただ見てるだけ

さもそれが正しいかのように


だから僕は声を枯らして歌い続ける

音楽がまだ鳴り続いているから



逃した魚は大きいって思い知らせる

イージーゲームをやってる奴に

僕の強さはわかりはしない


音楽と若者は使い捨て

それでも僕を呼ぶ音が聞こえる

音楽はまだ鳴り続けている





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