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詩集  作者: 香坂茉音
32/32

無題


老人が花束を持っている

亡くした者へ手向けるため?

若い男が持っていると 若い女へのプレゼント?

幼い子が握りしめる一輪は 母への感謝だろうか


僕は毎日こんな荷物を持ち歩いている

履き潰した靴の中にガラスの破片

擦り切れた笑顔の奥に蝉の抜け殻


知識を詰め込むことに嫌になって

嫌になることにも疲れてしまった


人間が賢くなりすぎた弊害だ

愛を求めているくせに

存在しない相手と戦わなくちゃ怒られる


丁字の角で待つ少女

あの子はきっと別世界の僕だったかもしれない

だから誰も気に留めないような人になりたい


あのとき泣いていれば

綺麗な人生が僕にもあった?


人間が賢くなりすぎた弊害だ

自分を大事にすることにも疲れてしまった

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