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詩集  作者: 香坂茉音
24/32

飲み込む力

不思議の国のアリスを大人の世界に変化させて書きました。(4/4)


どうしてまた夢に出てきたの?

忘れられなくなるって

わかってるでしょ


私を招く 森での密会

帽子を逆さに被って

あやとりをして おどけてくれた

ダリアを添えたりして

たくさん笑わせてくれたよね


自分を叱り続けていたの

あなたと出会うまでは


でもね 次に目が覚めたら

きっと 冷めていく紅茶のように

あなたを忘れる

もうあのときの少女じゃないから



どうしてそんなこと言ったの?

狂ってなんかないって

わかってるでしょ


私を招く 森での密会

あなたと一緒にいると

私の方が おかしくなるの

ダイナに聞いてみて

パイを食べたのは私じゃない


自分を守り続けてきたの

あなたと出会ってからは


でもね 次に目が覚めたら

きっと 気の抜けた炭酸のように

何も思わない

もうあのときの少女じゃないから



コルクを抜いてみた

あの子のワインを飲んで

何が悪いの?


きっと 次に目が覚めたら

自分のいるべき場所に

自分で帰るわ


時計を盗んでみた

寝ても覚めても見ていて

その赤い目で


きっと 次に目が覚めたら

自分の座るべきイスを

自分で見つけるわ

もうあのときの少女じゃないから





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