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詩集  作者: 香坂茉音
15/32

夜導


チラチラと舞う雪たちは

きらめいたり 消えたりしてる

フロントガラスが泣いているよ

涙が好きだって言ってたよね


唸るエンジンみたいな声で

優しくないよなんて 嘘つきだよね

欲望には裏があるの?

それとも青空を見せてくれるの?


午前2時半の夜導やどう

喉を締め付ける

言葉が出ないの 好きだから

吐く息は白く 苦くけぶる肺

燃え上がることの


このまま走り続けて 変わらないでいて

そうだね まだ側にいられるよ



シンシンと降る雪たちは

うるさいほど 気がふれている

ポールスミスが革に染み付く

連れて行くからって言ってたよね


ぬくいヒーターみたいな声で

愛しているよなんて 泣かせるよね

よこしまな気持ちで迷子?

それとも誠実で真っ直ぐな人?


午前4時半のステアリング

身体を締め付ける

安心してるの 守られて

ともる目は青く 甘く咲くまつ毛

静かなるジャズの


このまま走り続けて 曲がらないでいて

そうだね まだ道の途中だね


ここは公道でありプライベート

朝になれば帰路につく

だけど信じて

夜になれば隣に着く

約束の代わりに 古びた時計を見せるから


午前2時半の夜導

このまま走り続けて 変わらないでいて

そうだね まだ側にいられるよ



夜導は造語です。

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