60.2日ぶりに品川ダンジョンを訪れた。
【ダンジョン】ダンジョン雑談スレ1510
102:名無しの探索者さん
すみません
ダンジョンっていくらぐらいで購入できるものでしょうか?
103:名無しの探索者さん
なんや?
いま競売に出てるダンジョンつーと北海道のか?
104:名無しの探索者さん
あれって個人で買えるものなん?
105:名無しの探索者さん
金と信用しだいやな
お金は当然としてダンジョンを任せるんやから
しっかり管理できるって信用がないとアカン
106:名無しの探索者さん
北海道のは安いやろ
寒いし辺境やし売れるのか?
107:名無しの探索者さん
いや北海道は辺境やないしけっこうな値段つくと思う
地下1階のモンスターがウシ獣とヒツジ獣らしいから
108:名無しの探索者さん
俺もダンジョン欲しいww
売ってくれww
109:名無しの探索者さん
最近だと香川のダンジョン
最低落札価格の1億円でも買い手がなくて
結局は自衛隊の演習地になったそうやな
110:名無しの探索者さん
北海道も香川も変わらんやん
1億円くらいなんで誰も買わんの?
111:名無しの探索者さん
せやから信用が大事って話よ
なんせモンスターが住んでるんやで?
金だけあっても管理できん奴は審査で落とされる
112:名無しの探索者さん
香川のダンジョンはなあ
田舎ってのはおいておいて出るモンスターがアカン
地下1階から殺戮ライオン獣や殺人オーガ獣が出るんや
113:名無しの探索者さん
ラッキーやん
強いモンスターのドロップは高く売れるから
地下深く潜らんでもお金稼げるやん
114:名無しの探索者さん
誰が倒すのよ?
LV30のフルパーティ
米国トップランカーでも厳しいっつー相手やで?
115:名無しの探索者さん
殺人オーガ獣ってwwただの犯罪者やんwww
警察はよ捕まえろww
116:名無しの探索者さん
調査に入った自衛隊の精鋭部隊でも死者が出たっつーしね
118:名無しの探索者さん
ダンジョンの階層に応じてボーナスがあるらしいしね
同じモンスターでも階層が深くなれば
得られる魔力もドロップも上がるっていう
119:名無しの探索者さん
てことは地下1階から強いの出ても
あんまり美味しくはないってことか
120:名無しの探索者さん
倒せるなら美味しいんやろうけどな
2、3年後なら分からんが今は無理やろ
そんな高LV探索者を揃えた企業ないもん
121:名無しの探索者さん
(株)セコスはどうなんや?
日本唯一のURの来栖がいるっつー
123:名無しの探索者さん
来栖でもLV25いってないから厳しいやろ
もしも事故って死んだらどうするねん
124:名無しの探索者さん
それにセコスは新宿にダンジョン持ってるし
無理に買う必要ないわな
125:UR探索者さん
来栖wwwURの恥さらしwww
犯罪者にびびってんなよwww
126:名無しの探索者さん
それなら売りに出さなければ良いのに
最初から自衛隊に任せとけばええやん
127:名無しの探索者さん
自衛隊が独占したらアカン民間にも開放しろってわけで
手続き上まずは競売が必須になってるんよ
130:名無しの探索者さん
信用ってのはどうすれば良いのでしょうか?
私自身は善良で公明正大な聖人なんですが
大丈夫でしょうか?
131:名無しの探索者さん
お前が善良かどうか知らんが
個人で買うなら何かツテがないと厳しいやろな
いくら金あっても審査の段階ではねられる
132:UR探索者さん
善良ww公明正大ww
そんなん自分で言うやつが聖人なわけないww
お前は陰で1人くらい殺してるやろw
133:名無しの探索者さん
ダンジョンランキング上位ならいけるんちゃうか?
134:名無しの探索者さん
>>125
ダンジョンランキングいくつなんすかー?
135:UR探索者さん
アホかwww俺の強さはランキングでは測れんのじゃww
136:名無しの探索者さん
みなさんありがとうございます
ツテを探すかランキング上位を目指してみます
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「それじゃ行って来る。イモ。無敵要塞は任せたぞ」
「いってらっしゃーい」
俺は魔石売却のため2日ぶりに品川ダンジョンを訪れた。
「おう! 城やん!」
「城っちひさびさー」
妙にエンカウントするな。
クラスメイトである6名。
R剣士の佐迫さん。
SR強化魔導士の只野さん。
N学徒の賀志古さん。
他、男子3名である。
「どうも。みんな連休の間は一緒に探索してるの?」
「うん。良かったら城くんも一緒に行こうよ」
「まあワイがおるから多少は足を引っ張っても大丈夫やで」
えーと。妙に自信たっぶりだが……誰だ?
「ワイは助田や! SSR聖騎士の助田やで」
まあ、男子の名前など覚えたくはないが覚えている。
SSR聖騎士。
攻略読本によれば10点満点中の10点。
生意気にも俺を超える最高評価のギフトである。
「それじゃ、ご一緒してもいいかな?」
「うん。一緒に行こう」
「仕方ありませんわね」
別にパーティを組む必要はないが、実際のところ聖騎士がどの程度なのか? 確かめてみるのも面白い。
「助田さん。今日はワンさん一緒じゃないっすか?」
「おう。今日は用事があって来れないそうや」
誰だ? 名前から海外の人か?
「ほら。城くんもこの前、一緒に会った女の人」
「ちょー綺麗な女の人で大学生だって」
「茶威帝国からの移住で日本国籍を取ったそうですわよ」
あの時の美人さんか。
用事があって俺は一緒できなかったが、今日は居ないのは残念である。
「ワンさんはワイの恋人やさかい。手えだしたらあかんで?」
マジかよ?
助田の野郎。スケベな顔のとおり手の速い奴であった。
「いや。ワンさんがワイに惚れてしもうたらしくてな。告白されてもうたんや。困ったもんやで」
まるで美女と野獣。やはり強い男はモテるというわけか。
「ほんじゃ。みんなパーティ結成すんで。アクセプトや」
こうして、助田+男子生徒2名
佐迫さん。只野さん。賀志古さん。
俺を加えた7人パーティが結成された。
基本的には俺のギフト。暗黒魔導士は秘密ではあるが……
仮にも6人は同じクラスメイト。やれやれではあるが、もしも危機となるなら力を使わざるをえないだろう。
結果。俺のあまりの強さに女性3人が惚れてしまわないか心配である。




