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恋の始まり

この話は、フィクションです

「好きです。付き合って下さい…！」…やっと言えた…。小5から中2までためてた思いやっと言えた。か、感動だよぉ。

「あ、サンキュー…。でも俺、好きな人がいるんだ。だからごめんな」えっ。え！？……ウ、ウソ…好きな人いたんだ…。ショックで涙出そう。それに、気まずい空気だし…。もうこうなったら……！

「じょ、じょうだんだよ！本気にしないでよね」

「あっ、だ、だよなっ！ありえねーよな！じゃあなっ」

「ありえねー」……か。

「いーもん。いーもん。いーもぉん！！」…やっぱり悲しいよぉ…だって4年間ずっと片思いしてたんだもん…4年間ずっと…。私は、泣いた。思いっきり泣いた。すると誰かが近づいてきた。

「君、大丈夫？泣いてるけど？」そう言ってその人はきれいなハンカチを私に差し出してくれた。それが、私の新しい恋の始まりだった。