その42 戦火を望む龍
「実に長く、厳しい戦いだった」
開口一番、レインツェルは重々しい言葉で口火を切る。
「始まりはそう、盟友であるカタリナの故郷、大平原に立ち寄ったことからだ。そこで俺達は、権力を誇示し、無理やりエリザベスを手に入れようと画策する、スィーズ王国マルコット王の企みを知る。義を見てせざるは勇無きなり。俺達はそんな王様の理不尽な暴威に立ち向かう為、少ない手勢と勇気だけを胸に、大平原を出てスィーズ王国へと向かった」
「……元々は、馬を譲ってもらう為だったような」
「剣林弾雨を潜り抜ける大冒険。幾多の修羅場を困難を、俺達は知恵と勇気で切り払い進む中で、もう駄目かと思える状況は何度となく訪れた。しかし、決して負けない心、折れない魂を胸に刃を振るい、遂には悪王マルコットとその妻、マリーゴールドの野望を打ち砕いたのであった」
「そんな大層な大冒険だったっけ?」
朗々と語られる己が武勇伝に、先ほどからツッコミを入れるのは、正面に座っているドロッセルとカタリナだ。
熱の籠る語り口調とは反対に、二人の視線と表情は白けきっている。
まぁ、温度差の原因は、レインツェルの態度より、現在の恰好なのだが。
そんな冷めきった反応などお構いなしに、レインツェルの無駄な熱弁は続く。
「このイケエルフである俺、レインツェルの大活躍も然ることながら、仲間達の協力も忘れてはいない。だが、しかし。勝って兜の尾を絞めろと言う言葉があるよう、油断は常勝の最大の敵である。治にいて乱を忘れず、俺達の戦いはまだこれからだと言う……ひぅん!? え、エリザベスよ。もう少し、優しくしてくれ……」
「こ、これは申し訳ありませんでしたレインツェル様。暫しのご辛抱を。この、奥に大物が……」
調子よく喋っていたかと思うと、急に女の子のような悲鳴を上げる。
原因は、レインツェルの上から聞こえた声の主、エリザベスの所為だ。
「…………」
「…………」
ドロッセルとカタリナ。二人の視線が冷たいのも、主な原因はエリザベスと言えるだろう。
目の前では偉そうな言葉を発するレインツェルが、エリザベスに膝枕をされ慈愛の眼差しと共に耳かきをされていれば、呆れ顔の一つもしたくなるだろう。
「どうですか、レインツェル様? 痛くはありませんか?」
「うむ。すこぶる具合がいい」
「そうですか♪」
褒められて、心から嬉しそうな表情を覗かせるエリザベス。
その姿に出立前のクールさは微塵も無く、口を開けば心に刺さる冷淡な嫌味を発していた頃が、既に懐かしく思えた。
マルコット王との許嫁騒動が終結して以降、朝昼晩問わず、終始この調子。見ようによっては仲の良い姉と妹にも思えなくは無いのだろうが、愛情を拗らせたエリザベスの様は、とてもじゃないが微笑ましく見守っていられない。
あの事件が終わり、スィーズ王国を出て一週間。
傷や疲労回復を待って大平原にある黄金の虎に戻ったのは、昨日のこと。行きと正反対の性格になって戻ってきたエリザベスには、出迎えたホウセンとシュウを始め、黄金の虎のメンバーはあまりのことに言葉を失っていた。
それこそ、王国での一件が霞んでしまうくらいの衝撃だったのだろう。
大まかな事情は、先んじて戻っていた者が説明してくれていたらしく、ホウセンとシュウは一言「ご苦労だった」とレインツェルの帰還を、素直に喜んでくれた。
最も、すっかりデレ顔をしているエリザベスには、微妙な表情をしていたが。
とはいうモノの現在、黄金の虎は非常に微妙な立場にある。
今後、どう立ち回っていくのか、話し合わなければならないのだが、大袈裟な物言いのレインツェルは置いても、激戦後の長旅であったことは間違いない。
今日はゆっくりと言うホウセンの言葉に甘え、一夜明けたのが今頃になる。
時刻的には、お昼より少し前と言ったところか。
「はぁ……いい加減にしてくれよ、ベス姉ぇ。昼飯を食う前に胸焼けしそうだ」
「今後もこのような光景が、続くんでしょうかねぇ」
しかめっ面のカタリナに続くよう、頬に手を添えたドロッセルがため息を吐いた。
二人、特にカタリナからしてみれば、憧れが強かった姉の変わりように、喜ぶべきか悲しむべきか、感情が追い付いていないのだろう。
妹の心、姉知らずとでも言うべきか。
「エリザベスエリザベス。あれやってくれよ、あれ。耳にふぅ~ってヤツ」
「くすっ。わかりました……ふぅぅぅ」
「わひゃひゃひゃ~」
そんな二人の視線も知ったことかと、仲睦まじい姿を見せる馬鹿主従。
今に始まったことでは無く、スィーズ王国を出た時からずっとこの調子なので堪ったモノでは無い。天然気味なドロッセルは、呆れつつもしょうがないなぁの一言で済ませているが、レインツェルを憎からず思っているカタリナには面白く無い。
「……出会ったの、あたしの方が先なのに」
誰にも聞かれないよう、唇と尖らせて呟いた。
のんべんだらりとしているが、暇を持て余しているわけでは無い。
本来ならホウセンから受けた依頼を完遂した報告と、ことの経緯を説明する義務があるのだが、急な来客によってそれは一時棚上げとなっていた。
現在、ホウセンは応接の間にて、来客と話をしているところだ。
そしてその来客は、レインツェル達もよく知っている人物である。
「……ま、悪ふざけはこのくらいにして、と」
膝枕は引き続きされたまま、レインツェルは表情だけを引き締める。
「あの野郎。一体、どういうつもりなんだぁ?」
「わかりかねます。しかし、このタイミングでの訪問は、あまり良い予感はしませんね」
耳かきを続けながらも、真剣な表情でエリザベスが応答する。
対面にいる二人の、表情を引き締めた。
本来ならば、マリーゴールド王妃によるエリザベス暗殺事件を、未然に防いだ功労者として、黄金の虎を上げて功労に報いなければならないところだが、それを保留にせねばならないということは、訪問者がもたらす情報に、非常に重きを置いているのだろう。
応接の間にはホウセンだけでなく、帰宅したばかりのフランシーヌと神算のニルヴァーナも同席していることから、その重要性が伺える。
「あの面倒臭がりのフラン姉まで顔を出すなんて、ちょっとただ事じゃないよ。これ」
「ううっ。ようやく一息つけると思ったのに、なんだかまたきな臭い感じになってきました」
先の戦いで死にかけたこともあり、ドロッセルは心配そうな視線を向ける。
身体の方は相変わらずの回復力で、疲労による気怠さは残るモノの、怪我の類は殆ど治り切っていた。
エリザベスも同様。処方してくれたニルヴァーナの秘薬が利いたのか、毒の影響も皆無だ。
「それでも心配です。レイ君、直ぐ無茶をしますから」
眉を八の字にするドロッセルの横で、同意するようカタリナが首を縦に振った。
「無茶することは否定せんが、まぁ、今回のことが俺に関係あるとは思えんがなぁ」
流石に胆を冷やした場面が何度かあったからか、レインツェルも強気な発言が控えめ。
多少は懲りたかな? とドロッセルは安堵の息を吐きかけるが、その程度の修羅場で意気消沈するほど、悪童のレインツェルは大人しくは無かった。
「関係あるっつーなら、条件しだいだな。精々、高値を吹っ掛けてやるさ」
「レイくぅん」
「コイツ、全然懲りてねぇし」
肩を落とすドロッセルと、眉間に指を添えるカタリナ。
二人の所作に一笑いした後、レインツェルは真面目な表情を作る。
「ま、連中がこのタイミングで訪ねて来たってことは、スィーズ王国絡みだろうな。あの好色王も、このまま引き下がるとは思えない。あの程度で許されたと思って堪るかよ。ケジメは徹底的につけてやる」
「……レイ君」
「……レインツェル」
漢気溢れる言葉に、二人は驚きながらも、瞳には嬉しそうな色が浮かんだ。
悪童のレインツェルは、やはりこうでなければと、僅かずつながらドロッセル、カタリナの両名も、毒されつつあるのだろう。
そして悪童に一番毒されたのは、膝枕をしている彼女だ。
「レインツェル様は私が、身命をとしてお守りします」
「おう。頼りにしてるぜ、エリザベス」
「光栄です……それと、レインツェル様」
「ん?」
耳かきを長いエルフ耳から離すと、エリザベスは慈愛の笑みでレインツェルの顔を覗き込んだ。
「終わりましたので、反対側を向いて下さいませ」
「わかった」
身体の向きを入れ替えたレインツェルに、エリザベスはまた嬉しそうな、いや蕩けそうな顔をしながら、耳に耳かきを近づけていた。
最早、ツッコむ気力も無くなり、二人は顔を見合わせてから、大きなため息を吐き出す。
★☆★☆★☆
武神の屋敷にある応接間。その上方に座を下ろすのが、武神と名高き英雄ホウセンだ。
娘に甘々な親馬鹿であるホウセンも、この日ばかりは表情を引き締め武神の面持ちを湛えている。長い髭を蓄えた表情は勇ましく、全身から漲る迫力は巨躯以上に彼の存在感を周囲に知らしめていた。
まごうことなき英雄という存在を、十二分に表現しているだろう。
座の側に控えるのは、猫耳を生やした小柄な少女。黄金の虎の頭脳とも言える存在、神算のニルヴァーナ。少し離れた場所に、シュウも厳しい目を光らせていた。
黄金の虎内の序列で言えば、この場にもう一人、長姉であるフランシーヌも同席を促されていたのだが、彼女は「面倒臭い」の一言で逃げ出してしまい、代わりに補佐役としてシュウが出張っているのだ。
「……トラブルの種を回避できた。と、好意的に考えておくべきか」
こっそりと、シュウはため息交じりに呟く。
この緊張感が満ちる応接の間においても、フランシーヌは空気も読まず余計なことを口にする可能性があるので、同席しなければしないで、良かったのだろう。
それ程までに、今日の来訪者には警戒心を抱かねばならない。
左目に眼帯をした赤毛の少女は、悠々とした態度で一礼する。
「此度は突然の訪問に快く応じて頂き、まずは厚く御礼を申し上げる」
「……ふぅむ」
大仰な物言いに、ホウセンは顎髭を撫でた。
大袈裟に思えるかもしれないが、親馬鹿なところはあるけれど、ホウセンもこの地方では名の通った武人であり英雄。身内の紹介があるならいざ知れず、普通は会いたいと言って会えるような人物では無い。
だが、彼女を門前払いにするには、些か問題があり過ぎる。
「失脚したのは聞いていたが、まさか大平原に現れるとはのう……ええと、確か……」
「今は、ハオシェンロンと名乗っている」
「龍の名前を語るかよ……まぁ、旗印に刻まれた龍牙の紋章を見れば、主には相応しい隠し名か」
名前を隠すくらいなら、出自を表す紋章も変えろとも思ったが、抜け目ないハオシェンロンのこと。その辺りのことも織り込み済みなのだろう。
「……巣を失った臥龍殿との腹の探り合い。うぃうぃ、随分の難儀しそうなのですのぅ」
羽扇で仰ぎながら、ニルヴァーナはこっそりと呟いた。
顔見知りではあるが、深い交流があったわけでは無い。
敵か味方かと問われれば、大平原にとって間違いなく敵に分類される人物であるのだが、ハオシェンロンの自信に満ちた座り住まいは、何と不気味なことだろうか。護衛も供も付けず、単独で黄金の虎の重鎮と睨み合う胆力は、常人のそれを遥かに逸脱している。
だからこそ尚、控えているシュウの視線は厳しい。
「スィーズでは、我が家の者と我が共が、世話になったそうだな」
「いやいや、成り行きよ。我としても得るモノが大きかった故に、その件に関しては大袈裟さな礼は必要ない」
「……得るモノ、のぅ」
引っかかる物言いだが、視線を細めるニルヴァーナに対して、ハオシェンロンは涼しげな笑みを浮かべるだけだった。
ふむ、とホウセンは顎髭を撫でる手を止め、膝を軽く叩いた。
「ハオシェンロンよ。回りくどい世間話は好きじゃない……何の用だ?」
「おや? 随分と話を急ぐモノだ」
「悪いが、性分なのでな。戦場では長々考えていたら、死んじまうからなぁ」
「ふむ。我は戦場では、とれるべき手段は最大限、吟味したいところなのだが?」
「そりゃ、お前さん。最前線で身体張る奴と、本陣で頭使ってる奴の違いよ」
軽口の応酬、のように聞こえるが、言葉尻からヒシヒシと互いに互いを牽制しあう、棘のようなモノが感じられた。
申し出を直ぐに口にせず、会話のペースを自らに引き寄せようとしている辺り、面白い話題を持ってきたわけでは無いのだろう。
ホウセンは視線を、横のニルヴァーナに向ける。
ことが交渉事に発展するなら、ペースを向こう側に握られるのは面白く無い。
頷いたりせず肯定を示すよう視線を細めてから、ニルヴァーナは口元を羽扇で隠して、ハオシェンロンに向かい声を飛ばす。
「ハオシェンロン殿。我が頭領も忙しい身の上なのです。色々と処理せねばならぬ案件もあります故、長話は遠慮願いたいのですがのぅ……」
話す気が無いなら帰れ。
あくまで聞く権利は此方にあると牽制してみるが、ハオシェンロンは待ってましたとばかりに、頬を吊り上げて微笑んだ。
「ならば渡りに船。黄金の虎の事情は聞き及んでいる故に、我が申し出はきっと、有益に作用することだろう」
「……おおぅ」
嵌められたと、ニルヴァーナは羽扇で顔を隠した。
神算のニルヴァーナ。軍略、戦略については並ぶ者はいなくとも、腹の中の黒さではハオシェンロンの方が、一枚も二枚も上手だったようだ。
「流石はお家と西方の板挟みを、口先だけで渡り合ってきた人物なのです」
そう相手を褒めることによって、自分の迂闊さは無かったことにしようとする。
口先の勝負ならフランシーヌの出番なのだが、建前の一つも無くサボってこの場にいない人間を頼っても、仕方の無いことだろう。
腹を括るしかない。
再び視線を向けると、ニルヴァーナは申し訳なさげな表情をしながらも、ホウセンの意図を組んで一回頷いた。
「……その、申し出と言うのは?」
探るような言葉に、ハオシェンロンは小さく唇を綻ばせた。
「目下、黄金の虎……いや、大平原の悩みの種は、スィーズ王国だ」
「…………」
「これは、また随分とキッパリ」
歯に衣着せぬ大胆な物言いに、ニルヴァーナは苦虫を噛み潰す。
ホウセンは両腕を組んだまま、特にリアクションは無い。
事実だとしても、ことは国同士の問題。はいそうですと頷くだけで、足元を掬われ兼ねない話だ。
それを理解しているからか、ハオシェンロンは構わず話を続ける。
「婚約話は破談になった。それも、スィーズ王国的には最悪の形で……マルコット王の好色もあるだろうが、武神の娘と婚姻を結ぶということは、存外、周辺諸国に対して影響力を及ぼす。政治の舵取りはそこそこでも、人柄は底辺な王にしてみれば、人気取りには此度の婚姻は特効薬となる筈だった……」
「……あの王様に、そこまでの先見があるとは、思えないのですがのぅ」
「然り」
呟きに、ハオシェンロンが頷く。
「実際にその手の絵を描いたのは、マルコット王の応研に群がる貴族共。一方で、大平原と懇意になるのを、快く思わない者達に良く無い事を吹き込まれたのが、マリーゴールド王妃なのだろうな」
「なるほど……件の、帝国と水面下で接触しているのは、王妃殿下を誑かした一派、ということですかのぅ」
大平原と帝国の間には、浅からぬ因縁が存在し、スィーズ王国は長らくその板挟みにされていた。基本中立とはいえ、大平原の味方であった王国ではあるが、内部には密やかに帝国と通ずる者が存在するのだろう。
恐らくは、帝国側の調略によって。
その意味で言えば、目の前のハオシェンロンも、信用には値しないのだが。
「大平原との繋がりが最悪の形で途切れた以上、スィーズ王国は帝国と手を組むだろうな」
「馬鹿な……と、言い切れんのが厳しいところだの」
「王家の権威を失墜させてまで、繋がりを立ってきたのです。確実に帝国と組める算段が、既に組まれているはずなのです……もしくは、帝国が黒幕自身」
意味深なニルヴァーナの視線にも、ハオシェンロンは微笑みを湛えるだけ。
「帝国と組めば頑強だった守りは、今度は壁となって立ち塞がる……戦端が再び開かれれば、大平原は瞬く間に火の海に沈む」
「スィーズ王国内にも良心を持った権力者は存在する。その者達が、そのような蛮行を許すはずが無い」
「許さなくても断行出来る、それがスィーズの絶対王権よ。例え全員が異議を唱えても、王であるマルコットが帝国を迎え入れると言えば最後、次の日には帝国領が大幅に増えている……此度の黒幕は、そこまでの絵を描いている」
確信を持った口調に、ホウセンはむむっと唇を固く結んだ。
ニルヴァーナも真剣な表情で黙り込み、思案に耽るが、導き出される結果は、ハオシェンロンの言葉とほぼ同意だった。
「……ならばハオシェンロンよ。主にスィーズ王国が帝国の手に落ちるのを、防ぐ手段があると?」
「ある」
「どのような手段があると言うのだ」
「スィーズ王国を陥落させる。この、ハオシェンロンの手によって」
当然の如く言い放った言葉に、ホウセンとシュウは大きく目を見開いて驚く。
声を出さなかったのは堪えたからでは無く、驚きすぎた故に。
予想していたのか、ニルヴァーナ一人だけが驚きはしなかったが、その表情は硬い。
無言のまま正気を疑うような視線を向けるホウセンに、変わらぬ悠然とした笑みを浮かべ、何事も無かったように「そうそう」と言葉を付け加えた。
「スィーズ王国攻略に関して二つばかり、願いたいことがある」
咄嗟にホウセンが声を出せないのを良い事に、ハオシェンロンはさっさと要望だけを伝える。
「一つはスィーズ王国攻略を手伝えとは言わないが、せめて背後で睨みを利かせていて欲しい。もう一つは、貴君らの元にいるエルフの少年……レインツェルの力を借りたい」
親指で眼帯を撫でつける。
「如何かな?」
問うかける言葉には、有無を言わせぬ迫力が込められていた。
やはり、会話のペースを握られるべきでは無かったと、威圧感のある笑みを羽扇で隠しつつ、ニルヴァーナは自分に面倒事を押し付けてきたフランシーヌに、心の中で恨みつらみを募らせた。




