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異世界と言う存在
遺跡のある場所から森の中を少し歩くと小さく開けた場所がある。
そこに欄達は来ていた。
「ここで良いだろう。」
カイトはそう言うと腰を下ろした。それに習うように欄も腰を下ろし、アクロも地に足を下ろした。
「さて、改めて自己紹介しようか。」
「あ・・・そう、ですね。」
欄は姿勢を正すと、三つ指をついて頭を下げた。
「このたびは、助けて頂きありがとうございました。
私清川 瀾と申します。」
「頭上げてよ。俺は、カイト。宜しくね、欄ちゃん。」
「俺は、アクロだ。・・・つーか、そのかたっ苦しいのやめろ。」
欄は、アクロのその言葉に苦笑すると「解った。」とうなずいた。
「で、お前これからどうすんだよ。」
「あー・・・・どうしよっか?って言うか、その前に一つ聞くけどここどこ?」
カイトは、その言葉にクスリと笑うと「そう言えば、まだ言って無かったね。」そう言って、近くに落ちていた木の棒を手に取った。
「ここは君のいた世界とは違う。異世界と言うやつだ。」
「異世界・・・」
「君は実の妹に殺された。なのに・・・」
「目が覚めたらあそこにいた・・・」
欄は、カイトとアクロの言葉に俯いてしまった。
「なぜ君があそこにいたのか。それはね、」
「それは私が呼ばせたからだ。」
突然第三者の声が聞こえたかと思うと、欄達の目の前にがたいの良い男が降り立った。




