はじまり
俺はいま、森のなかにいる。
「なに、なんで?え?」
とりあえず一周見渡してみる。が森の中だ。それもでかい森。夢。。。ではない。俺はよく夢を見る方だが、これは違うとわかる。風や匂い、感触、五感すべてがこれを現実だと言っている。なぜだ、さっきまでソファで本を読んでいただけなのに、ふと目を閉じたたらこれだ。
「これ、異世界。ってやつ?」
とりあえず上を向いてみた。異世界転生的なやつなら神様がいたり、チュートリアルしてくれるかわいい動物がいるかもと思ったからだ。
「。。。いないかぁーーー」
いや、俺の場合異世界転移になるのか。見た目とかも変わってなさそうだし。えーと、まずどうしよう、
「ステータスオープン!。。。チュートリアル!。。。」
反応なし。
「ザザザッ」
「?!?!」
急いで振り返る。茂みの中からウサギがでてきた。それも角が生えているウサギだ。あぁ終わったかも、そりゃこんな森の中で大きい声出してたら寄ってくるよなぁ。日本じゃないんだもん。。。見つめ合う俺とウサギ。見た目だけならかわいい。とりあえず臨戦体制をとる。ウサギは動かない。なんだ?こないのか?後ろ向きで逃げるのは止めたほうがいいな。多分あいつのほうが速そう。カウンターしかないか。3秒程の静けさの後、ウサギが跳んでくる。
「!!!」
すかさず横にジャンプし一撃目を避ける。スピードはあっちとあまり変わらないか。よしいける!!!。2撃目がきた。俺はそれを半歩ずらし、うさぎの胴体向けて正拳突きを放つ。
「ハァッ!!!」
鈍い音とともにうさぎがとんでいく。
「。。。やったか?」
一撃で倒せたようだ。まさか向こうでの経験が役に立つ日が来るとは。親父ありがとう。倒れているウサギを見に行く。死んだふり。とかではないらしい。よし、一旦落ち着こう。ステータスとかチュートリアルはないってことね、この場所にとどまるのも危ないと。持ち物は洋服のみ、方向はわからずと。。。
「はぁ〜。。。なにこれ。詰んでんじゃん。。。」
だめだ、切り替えよう。ないものはない!とりあえず直感だ。こっちに進もう。食料不足に備えてウサギはもっていくとして、キノコとかも生えてるが、やめておこう。まずは水だな。そして、森の中を歩くこと6時間、やっと川を発見した。




