第3話 復活の見返り
「ふははは 我は怪気魔 うずまく怪気魔だ」
「僕は殺されるのか?ただの復活の駒だったのか?!」
「いやいや、お前が死んでしまえば完全なる復活ができなくなってしまう
お前は我と「怪道」を進むのだ」
「僕はお前と生きるということか?」
「そうだ そしてお前は今から我の「怪王」だ 今からお前の憎き人間を鏖にするぞ」
「怪王?そんな権力だけで僕は、魔術士と互角ぐらいしか強さがない」
「心配するなよ 「怪道」を進む者は力が手に入る それは、、、」
ー崩れたショッピングモールー
「それにしてもギリギリだったな 勝!」
「それより 俺の夢が叶ったぞ」
俺の肩を揺さぶって喜んでいる
するとポケットから音が鳴った
電話だ 母さんからだった
電話にでた
「はい たった今友達の夢が叶ったところです 母さん」
「何言ってんのよ さっきの地震で頭打ったんか?それより大丈夫?」
「うん 無事だよ そっちは?」
「こっちも大丈夫 できるだけ早く帰って来なさい」
「わかったよ じゃあね」
ピロン
電話を切った
「勝、帰るぞ 母さんが帰ってこいって言うから」
「わかった」
崩れたショッピングモールを後にし帰った
「あれが紫道と勝か」
俺は山道を帰っているとボソッと人の声が聞こえたが気のせいだと思い気にしなかった
「じゃーな 勝」
「またな」
俺達は途中で別れ、家に着いた
「ただいま 母さん」
「おかえり 今夕ご飯の準備してるから」
グツグツ煮込んでいる 匂いからするに 今晩はカレーのようだ
「はーい 明日から魔術学校が始まるんだよね? 楽しみすぎる」
「そうね 今日は早く寝ないとね」
俺は暇潰しにテレビをつけた
ピッ
先ほどの地震は人工地震ではないかと専門家が今調査中です
専門家の話によると、今回の地震は太平洋側のプレートが深く沈んでないのにも関わらず、大きな地震が起きるのは不思議だとのことです
俺は思わず
「不思議なもんだなー」
と呟いた
すると父さんが帰ってきた
「ただいまー」
「おかえり」
俺は父さんにさっきの地震のニュースについて話した
すると父さんは母さんの方へ行った
何か話している
そして父さんはこう言った
「紫道、お前は今回大変になるかもな」と
俺はどういう意味かわからず聞き返した
「え、どういうこと?」
「つまり、、 お前は魔術と刀を使って戦うことになるかもだっていうことだ」
「マジか 俺戦えるのか」
「詳しいことは明日、先生から聞きな」
俺は父さん、母さんと夕ご飯を食べた
そして風呂に入っていると
友達もこのことを知ってんのかなと
風呂を上がり スマホで勝に連絡してみた
勝からは「知らない」ということだけ帰ってきた
考えたとしても無駄だし考えるのをやめた
それから俺は布団に入り寝た