2話
マンションの自室に着き、寝落ちした泥酔女をベッドに寝かして、残り二人に泥酔女の服を調整してもらう。さすがに男の俺がレディスーツを脱がすわけにはいかないから。
二人がベッド周りでゴソゴソしている間に、飲み物の準備をして、落ち着いたとこで、ソファーに座り、この二人から軽く説明をしてもらう。
説明をしてもらった結果、それぞれの理由が…
・号泣女…付き合っていた彼氏が実家の資産目当てな男で、親の資産を使いたくない考えだった事を知るなり、態度が変わって暴力で支配しようとしだした。
・家出娘…親&学校内での暴力に耐えきれなくなり、家出をして逃げ出した。
・泥酔女…現時点では不明
(寝落ちする前に会社からクビにさせられた内容を繰り返し愚痴ってた)
話を聞いて、この二人はすぐには帰せそうにないなと、諦めの心境に。そして、家出や、支配しようとしてるなら電話とかがかかってくると面倒な事が確定しそうなので、電源は切っていてもらう事に。
もう時間があまりに遅くなった為、二人には泥酔女のいるベッドで寝てもら…
アルコール臭くて嫌?しょうがないから、三人でソファーで寝ることに…しょうがないから。
電気を消す直前に家出娘から見てほしいものがあると言い、服を全部脱ぎだした。
止めようとしたら、身体中のあちこちに傷が…あまりに痛々しすぎるので、俺は着ていたジャケットを家出娘の肩に羽織らせてから抱き締めたら、突然泣き出した。
溜まっていたのが安心した事で溢れ出したのだろう。しばらく泣き続けた後、家出娘は俺に抱きついたまま、気を失うように眠りについた。号泣女にタオルケットを持ってきてもらい、電気はそのままにして、三人でソファーに座りタオルケットを被り、そのまま寝ることに。しょうがない事だから。
…誰に言い訳してるんだか。
この話以降は暫くの間、毎日投稿にします。