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VSろくみ

前回はかなり疲れてまして、、、休載ってことにしておいて下さい。

 

「あーなんだ?俺に突撃してこいと?」


「はい。大変申し訳ないのですが、、、上層部もプレイヤーの方々も私一人の言葉ではどうにも納得できないようでして」


 もの凄く決まりの悪そうに頭を下げる青髪少女(聖女ちゃん)。この子は結果は分かってんだろうねぇ。可哀想に。

 とはいえあのアイドル気取り(リリリィ)のせいで盛り上がってる連中に何を言っても無駄なのも事実。ここはいっちょおじさんがひと肌脱いでやりますっと。


「いいぜ。ただし報酬はしっかり貰うぞ?あたぁ被害。分かってるが補填はお前さんらでやれよ?言い出したのはそっちなんだからよ」


 金払うってんなら補修もやれんことはないが俺は本職じゃねぇしな。


「はい。もちろんです」


「あー良いって良いって。んな何度も下げられる程軽い頭じゃないだろ?聖女ってのは。報酬を貰えるってんならこっから先は俺の仕事だ。聖女さんはどっしり座って見ててくれや」


 またまた頭を下げてる聖女を尻目に、俺は外へと向かう。ったく。ぺこぺこしなくて良いって言ってんだがねぇ。














 はい着きましたよ。首都アーレスティバイレの南側。ヒュジャル砂漠方面ですってな。


 眼前に広がるは広大な砂漠。最中一際目立つは女神像立つ噴水と、近未来を思わせる女性(にょしょう)の人型兵器。今から立ち向かいし()の存在はまさしくそびえ立つ山岳の如く、、、辞めにしようか。俺みたいな学のねぇ奴が文豪の真似なんざするから恥をかくんだ。


 さぁて集中集中。今はどんだけアレのスペック、脅威を伝えられるかだけを考えろ。どのみちポータルの破壊なんざ無理だししたところで()()()()()()()だろうからなぁ。


『賭身』『強歩』『錬気』『業勘』『襲道』


 っと。こんなバフはこんなもんか。


「ふーーーー。さて、、、逝こうか」


 ドンッ!


 俺は一気に加速し出した。うぉうどんどん速くなりやがる。百キロ(時速)越えてんじゃねぇの?これ。ゲームだから耐えられるが、リアルだったら俺失神してんじゃね?


『対象の接近を確認。300、250、200。150、100、50、0。規定範囲に到達しました。これより排除を開始します』


 機械女の目がこっちを向きぃ!?

 こっわ!!!!!!!!いきなりガトリングで射ってくんなよ!こちとら生身だぞ?普通散弾とかそんなんだろ普通!!


『対象の排除は困難と想定。マルチビット展開。カルマーナ式連弾装填。第一指裝解放』


 背中の機械郡からのビットの展開。カルマーナ式(途中で増えて爆散する)連弾を装填。第一指裝(ビームサーベル×5本)発動と。相変わらず多彩だねぇ。おじさんを殺す気か?そりゃそうか。

 まったく、おじさん最近の若い子には困っちゃうよ。殺気が高くてさぁ!


「あーくっそ!」


 ビットとカルマーナは何とかなる。ビットはしょせん点。避けりゃオーケー。

 カルマーナは面だが威力が弱い。体の弱い場所にさえ防御に注意を払えば問題ない。

 問題はビームサーベル。距離が離れれば威力は弱まるが実質射程無限の高火力攻撃。今回はかなり近いせいで減力はほぼない。しかもそれが線ときた。俺は軽業師じゃねぇんだぞ?


『現状では対象の排除は極めて困難と想定。マルチビット『簡易連結』。本体(マザー)への第一類協力要請。タイプ1。後部兵裝展開。第二指裝による回転掃射、、、却下。防衛対象損壊の可能を確認。第三指裝による焼却、、、却下。当機の固定は当任務において極めて重大な遅れをとると認識。引き続き第一指裝による対応を試みます』


 すまん多くなりすぎて解説しきれねぇ。んでもってとりあえず一言な?すまねぇがさっきの点は何とかなる発言撤回させて貰うわ。()()()()()()()()1()0()0()()()()()()()はもはや面なんだよぉぉぉ!!!!!!!!


「っだぁぁぁ!!!死ぬ死ぬ死ぬ!!!『迅速!!』『疾風怒濤!!!』」


 くっそ!遠いっ!あと1キロもねぇってのに!あの機械女は壊しても意味ねぇし、だから嫌だったんだよこの依頼!


『対象の防衛対象への接近を確認。危険と判断。接近による対象が必要と判断。本体への第一類協力要請。タイプ2』


 脚部からの噴出での超加速。俺が追いつかれることは想定内だったが、こうも一瞬だとねぇ。攻撃特化だとはいえおじさん、ちょっと傷心したぜ?


「へぶっ!?」


 んだぁ!?

 この手の感触、、、壁?障壁か?あの機械女の性能は大方理解しているぞ?多少改良されてるだろうがしょせんは()()。接近戦で負けるこたぁねぇ。それにこの障壁の感触。割ろうと思えば俺ぁ割れるぞ。舐めてんのか?

 だとしたら容赦なくいかせて貰うが。


「『戦を湛えし戦神よ。我は───


『接触完了。これより自爆に入ります』


 、、、いつの間にかホールドされてんな。


『5、、4、、3、、2、、1』


 ちょっ!


「『空蝉』!!『瞬歩』!!!」


『0』


 機械女の体が爆発四散した。


「がぁっ!痛ってぇ!!」


『応急処置』『簡易回復』


『対象の生存を確認。引き続き排除に移ります。これより自爆に入ります。5、、4、、3、、2、、1、、』


 ああ、分かったか?やんちゃども。こいつに挑む危険性ってや──────













[【レッツ】南方戦争スレ3【観戦】


816 機裝の操縦士

ね?見た?うちの彼女強ない?ねぇ?ねぇ?


817 無名の観戦者

それよりあの復活。どうなってんだ?まるで時間ごと巻き戻すかのように復活していったんだが?


818 牧島ムEX専用機―ろくみ―

マイマスターの所有する機体は、当機を含める全機体がワルーレン大陸内でのみ損傷度合いに関係なく再生を可能としております。


819 有名な観戦者

えっやば


820 有名な観戦者

だから自爆特攻かぁ


821 機裝の操縦士

そうそうろくみ。もう自爆はすんなよ?いくら再生するったって俺がヤだから。


822 牧島ムEX専用機―ろくみ―

/// ///


823 有名な観戦者

なんだこの惚気は


824 高名な裏切り者

砂糖いっぱい出たんだが誰か要る?


825 有名な観戦者

結構。俺も大量にあるんだ、、、


826 有名な観戦者

しばらく甘いものは、、、            ]





 爆発しろや。いやマジで。、、、再生するんだったなぁめんどくせぇ



この後、護衛は自爆しない代わりに二人に増えました。

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