乙姫様崇め隊員ズ その1
ちょっと事情があって前みたいに隔日投稿とは行きませんが連載再開します。
最低でも1年近くは不安定です。
今回は報告を兼ねてのステータス&簡易プロフィール紹介なので読み飛ばしても一切影響はありません。
『真性故種
藐嶺募涅 レベル25000
職 范稔永毒 レベル5000
種族 原初的始藻生命体 レベル20000
HP 207500000
MP 1003500000
攻撃力 5000000
防御力 43500000
俊敏性 3500000
知力値 205000000
器用値 105000000
精神力 143500000
称号 食べられないよ? 美味しくないよ? 始種者 その他』
【原始的始藻生命体】
ありとあらゆる植物の祖となる種の一種。魔力と酸素を自力で作り出せる初めての種にして、それを以て一時期の栄華を極めた古代種(最古種)。レベル毎HP+10000、MP+50000、攻撃力+0、防御力+2000、俊敏性+0、知力値+10000、器用値+5000、精神力+7000
毎秒自身の最大HP、MPの10%を回復する。
3分ごとに新たなる『自身』作り出すことが可能。無論、この無性生殖によるレベル、ステータスの低下は起こらない。この馬鹿げた特性から、最古の群生種としても知られる。
圧倒的なステータス、圧倒的な種族特性によって原始惑星の頂点にいたこの種族。が、その栄華は長くは続かなかった。初めての動物性生命体の誕生。それによって、ぴゅあぼるの時代は終わりを告げる。
他ならぬぴゅあぼる自身の特性、『途方もなく美味しい』によって。栄養満点に加え正気を失うほどの美味。また一見いくら食べても減らないようにさえ感じられる繁殖速度。ぴゅあぼるのみを捕食する生命体まで現れる程に生態系に影響を与え、結局絶滅した。
捕食行為による被ダメージ1000万倍。また、自身へ捕食行為を行う生命体に防御貫通を付与する。
この種族の創始者、藐嶺募涅は毒で対応しようと試みたが、ぴゅあぼるを一口食めば回復できる程度の毒性であったため無意味だった。
『月下の恒魚
覇霧星 レベル30000
種族 月甲魚 レベル30000
HP 300000000
MP 30000000
攻撃力 150000000
防御力 30000000000000000
俊敏性 240000000
知力値 30000000
器用値 60000000
精神力 90000000
称号 四甲 運営特攻隊 残念な生き物 その他』
【月甲魚】
最硬を誇る種族。現状、世界中のありとあらゆる生命体の中で最も硬い古代種(最古種)。攻撃方法はその防御力任せの特攻や、強靭な鱗による削り取りなどがあげられる。魔法も使えなくはないが得意ではない。兎に角、ただただ硬い。自身の受けるダメージを99.9%カット。
レベル毎HP+10000、MP+1000、攻撃力+5000、防御力+10^12、俊敏性+8000、知力値+1000、器用値+2000、精神力+3000
化け物じみた硬度、それを支える適応能力の高さ。溶岩中を遊泳し北の凍える海を遊泳し陸も我が物顔で跳ね回る。貫通効果を無効化し、状態異常にも強く、特殊死亡条件を半ば無視する。あまりにもあんまりな性能を誇っていた月甲魚をオモチャにして遊んでいたのは他ならぬ月甲魚の進化種、月泳魚だった。
全体的にステータスは高く、体に流動性があるという特徴はあるものの、ただそれだけでしかない古代種。だが、そんな月泳魚にはある特徴があった。
そう、月夜の下を泳げるのだ。月の光を浴びると硬い装甲の中身がグズグズに腐り果てる月甲魚とは違って。
結果、月泳魚によって月夜のもとに打ち上げられ、逃げる様をおもちゃにされ、月甲魚は絶滅した。
月光に当たると装甲を除く全身が腐り果てて死ぬ。魔法も可。
『天下の太商
帝都 美咲 レベル15000
職 覇商 レベル1000
不沈陽商 レベル3000
財閥 レベル10000
種族 月泳魚 レベル1000
HP 31500000
MP 9540000
攻撃力 23240000
防御力 9240000
俊敏性 18740000
知力値 27240000
器用値 9540000
精神力 22240000
称号 黄金卿 財宝天下 財閥令嬢 その他』
【月泳魚】
月甲魚が進化した古代種。最古種のようなあまりにも尖った弱点も、最古種のようなあまりにも暴虐的な戦闘能力もないただ強力なだけのこの種族は、成る程。生存競争には向いているのであろう。
全状態異常、環境効果に耐性を持つ。
レベル毎HP+3000、MP+2000、攻撃力+1000、防御力+500、俊敏性+10000、知力値+5000、器用値+2000、精神力+1000
進化前の種族とは違い、月光の下でステータスが強化されるなど最早どう進化したらこうなるのかというほど正反対の特徴を持っている。
プルプルの肉体は水と融和し、一体化する性質を持つ。これにより体積を増やすことで本体への被弾を避けたり、HPを回復したり、攻撃に応用したりすることができる。
額に生えた角(牙の名残)から攻撃にも応用できる衝撃波を放ち、圧倒的遊泳能力で獲物を狩る。まさに海の支配者たる性能を誇っていた。
が、進化元以外の最古種には根本的に及ばなかった。
約80億年前に他種族との生存競争に敗北し絶滅。
実は進化じゃなくて外殻を脱いだだけなんじゃね?疑惑があるが気にしない。
『美女の野獣
アンブロシア レベル18000
職 不死の骸王(10次職) レベル8000
種族 美海虵 レベル10000
HP 54000000
MP 10032000
攻撃力 101200000
防御力 500320000
俊敏性 10320000
知力値 80320000
器用値 1320000
精神力 50320000
称号 狂愛 愛憎 蛇淫 その他』
【美海虵】
莫大なエネルギー必要量と引き換えに莫大な生命力とタフさを手に入れた種族。この種族誕生の背景には某ぼるぼっくすの繁栄があったとかないとか。莫大なエネルギー消費と引き換えにHPMP等無制限に回復することができる。また、一時的であればステータスの向上だって可能。
レベル毎HP+50000、MP+10000、攻撃力+10000、防御力+50000、俊敏性+1000、知力値+8000、器用値+100、精神力+5000
かつて一瞬の栄華を極めた蛇の祖先。硬く、強く、巨大。ただ、それらを支える土台には大量のエネルギーが必要だった。無理もない。全長数百mはあるであろうその巨体の維持に、並大抵の栄養で足りるものか。
種誕生当時は世の中に蔓延っていたぴゅあぼるども。それを加減もせずに貪り続け、繁殖し続けた結果、絶滅に至る。
エネルギーが足りない限り常時「飢餓」のバッドステータスを自身に付与。これらはいかなる要因でも取り除くことはできない(養分が一定値に達すれば自動で解除される)。この状態異常が連続して3分以上続いた場合、死亡する。
また、「飢餓」状態になくともHP回復等による過度なエネルギー消費を行うとバッドステータス「餓死」により死亡する。
アンブロシアは愛とか言う無限のエネルギーによりほぼ死なない無敵戦法を編み出した。ただし、乙姫に暴言を吐かれると一発で餓死し以後立ち直るまで復活できない。
『槍想恋慕
アリス レベル5001
職 五六流槍術師範代 レベル5000
種族 蟒鯰蠎 レベル1
HP 10000
MP 3000
攻撃力 10010000
防御力 0
俊敏性 10100000
知力値 1000
器用値 30005000
精神力 4000
称号 不屈 想改者 ランカー その他』
【蟒鯰蠎】
どこでも泳げるお魚さん。卓越したまでの地面の操作を得意とし、どこであろうと地震を引き起こせる。尚、どこでも泳げるのどこでもは、「物質間であれば」という注釈がつく。魔法は泳げない。
レベル毎HP+10000、MP+3000、攻撃力+10000、防御力+0、俊敏性+100000、知力値+1000、器用値+5000、精神力+4000
どこでも泳げるお魚さん。ただ、これは理論上の話であってお魚さんにも苦手なものはあった。冷気である。冷えることをどこまでも苦手とするこの魚は、氷河期到来初期、海底火山を噴火させ続けることで寒気を凌ごうとした。
だめだった。
圧倒的(このお魚さんにとっては)な氷河期の冷えの前に、成す術もなく呆気なく絶滅した。
なお、防御力が低いのは魚が基本紙装甲だからという理由ではなく、単純に攻撃が通らないから必要ないだけである。
『優麗先挺
マリーマリーマリーメリー レベル50000
職 幽霊船長 レベル20000
種族 昏く深き者 レベル30000
HP 15020000000
MP 1208000000
攻撃力 1514000000
防御力 3008000000
俊敏性 -2999992000000
知力値 2414000000
器用値 -2986000000
精神力 3008000000
称号 呪怨 蠱毒の賛者 凶光 その他 』
【昏く深き者】
深海奥深くに沈む巨大な提灯鮟鱇。エネルギー源は体内にある生産炉。これによりエネルギー供給の不要、また自然回復力の増強を促した。HP,MPを秒間1%回復。
硬く、重く、冒涜的なまでの力を持つ。どう誕生したのかすら不明なこの怪物の存在に、一時期海は静まり還っていた。
レベル毎HP+500000、MP+40000、攻撃力+50000、防御力+100000、俊敏性-10^8、知力値+80000、器用値-100000、精神力+100000
「ダルい。動くのが」
不必要に行動せずとも体内でエネルギーを生産でき、絶壁のあまり襲われることを知らないこの種族の思考が、それ一色に染まっていったのも無理はないだろう。
生殖本能も自身が強すぎるせいで働かないこの種族は、いつの間にか滅びの道を辿り、気が付けば絶滅していた。誰にも気付かれることがないまま。
長時間行動すると思考が不動へと誘導される。戦闘を行っていようと、だいたい3分もせずに動きが停止する。
であるにも関わらず50000という破格のレベルに至ったのは、愛の成せる業なのだろうか。
『はぐれものふれんず
酩 レベル10000
種族 羽鳥天《森惚蝶》《懲蹂颯》 レベル10000
HP 10000000
MP 5000000
攻撃力 1000000
防御力 500000
俊敏性 500000
知力値 2000000
器用値 20000000
精神力 5000000
称号 闇気味鳥さん はぐれものふれんず 四至政の孕み種 その他』
【羽鳥天】
4人の十二至政の加護を受けた種族。ただ、加護を授けた存在の特性が【天空】【隻翼】【傾国】【理概】とてんでばらばらであるため、力が反発し合い他の皇種程の力を持たない。四特性のうち特に発現している特性によって種族名と種族特性が変わる。酩は【傾国】の特性を発現できないため、三種のみ扱える。
-有頂天
発現する特性は【天空】と【隻翼】
圧倒的なまでの飛行能力と、回避能力に特化した種族。
レベル毎HP+1000、MP+500、攻撃力+100、防御力+50、俊敏性+50、知力値+200、器用値+2000、精神力+500
飛行時俊敏性1000倍、物理、魔法、特殊問わず回避率80%。
攻撃を回避する度に攻撃力、俊敏性、器用値、回避率2%上昇(上限値1000%)
他の皇種の特性を一時的に無効化する。
-森惚蝶
発現する特性は【天空】と【理概】
他皇種との共存を求めた種族。一度に受けたダメージを群のうち一個体に押し付けることで他全ての生存を可能とする。
レベル毎HP+10、MP+50、攻撃力+5、防御力+50、俊敏性+500、知力値+1000、器用値+1000、精神力+100
皇種を除く半径10m以内の存在に一秒毎に自身の攻撃力と同値のHP吸収を行う(効果は重複する)。また、吸収したHPの10%分範囲内の皇種のHPを回復する。
HPを吸収する度に、吸収された対象の範囲内にいる皇種への耐性を低下させる。
また、一定回数HP吸収を行う度に吸収された対象の攻撃力、防御力、知力値、MPを低下させる(効果は群で共有される)。
一定回数吸収を行う度に自身を一体増やす(効果は群で共有される)。
-懲蹂颯
発現する特性は【理概】
特殊攻撃のみを可能とする規格外種族。存在が特殊過ぎて自身でも種族特性を理解していない者が多い。
基準値としてこの種族の者はHP2000と俊敏性500、精神力1000を持つ。これらは通常いかなる要因でも増減しない。皇種は除く。
レベル毎防御力+2000、器用値+5000
●藐嶺募涅
乙姫様崇め隊隊長。乙姫様がVTOのβテスターをやると聞き爺やに自分もねじ込ませた権力者。親戚筋に運営の一人がいる。
ぴゅあぼるを産み出したのは運が良かったからだが、食べられて絶滅している以上運は悪かったのかもしれない。
乙姫大学生時代、つまり、乙姫がヒモは駄目だ(身の危険が危ないから)と気付く前に落としてしまった乙女。多少ヤンデレ気味。が、このメンバーの中では比較的自制が利く人物。
だが、勘違いしてはいけない。彼女がまともなのではない。他がおかしいのだ。
●覇霧星
隊員その2。シネモネとは違いもともとβテスターだった。そのせいで乙姫は運命を感じられる羽目に遭う。
何処から得た知識なのかは存じ上げないが、月甲魚がヤヴァイ性能だと知っており、この星初の月甲魚となった。
乙姫大学生時代、雨の日に偶然通りかかった河川敷でずぶ濡れでうつ向いていたところを乙姫にロックオンされる。そのまま落とされ、(乙姫が)気が付けば名だたる大企業のCEOになっていた。
当時15歳だった為、法律改正による女性の結婚可能年齢の引き上げには猛反発した。
●帝都 美咲
隊員その3。金にものをいわせてβテスターの座を買収。その後自身の圧倒的商才を生かし大陸を跨ぐ大商会を形成した。
退化薬という薬を開発させたのも彼女。これのせいで崇め隊はほぼ皆古代種に成った。
乙姫小学時代、偶然田舎のばあちゃん家に帰省していた乙姫と、別荘で退屈に過ごしていたところ出会う。その後程よい関係を築いていたが、乙姫が他の雌に狙われていると知るや否や本気での囲い込みに乗り出した。
●アンブロシア
隊員その4。何処からか手に入れた美海虵の種族説明を読み、愛とかいう無限のエネルギーで無尽蔵に活動するという戦法を編み出した怪物。尚、万一に倒せたとしても職スキルで3回くらい完全復活してくる無理ゲー性能を誇る。
そして彼女、乙姫の幼馴染み。そう、乙姫の幼馴染みである。
常に余裕の笑みを湛え、どこか見下した視線を向けつつも他の隊員を眺めている。これが正妻の余裕というやつか。
物心ついた頃から乙姫の家庭の味を習い、乙姫に手ずから餌付、、、食事を与えていた。時たま赤かったり、黒く長い糸のようなものが混入していたのは気のせいだろう。
これが気のせいである以上、彼女が中学一年生の頃によく体調を崩すようになり、お腹を気遣い、二年程引っ越しをして乙姫の元から姿を消していたことも、何ら疑う必要はないのだろう。ただ、病気の療養だったのだ。
●アリス
隊員その5。βテスターには運でなった。仲良しなお兄ちゃんと一緒のゲームができて嬉しかったそうな。尚、純粋だった頃の彼女を見られるのはここで最後である。
この後、ゲーム内で気が狂ったPKに楽しく過ごしていた村を村人一人づつ殺されていく様を眺めさせられ、大好きなお兄ちゃんに余計な虫が沢山ついていることを知り、歪んだ。
気が付けば魔法使いだった職は自身の最たる武器でありお兄ちゃんとの思い出もある槍へと代わり、口調も戦法も荒々しいものへと変わった。
まだ種族レベルは変更したばかりで弱いが、それは他の隊員よりはという話でゲーム内全般でみれば上位に分類される。
乙姫の幼馴染み(年下枠)。物心ついた頃から乙姫の祖父が運営する槍術道場に通い、大好きなお兄ちゃんを眺めては恍惚のため息を吐く生活をしていた。
が、もう眺めているだけで満足できた頃の彼女は居ない。今のアリスは、例え他の何を切り捨ててでも乙姫を狙い落とす愛の狂犬である。
●マリーマリーマリーメリー
隊員その6。外面は元気な海賊船長。が、それは擬餌状体であり本体は海の奥深くに生息している。いつVTOをプレイし始めたのかは不明。兎に角不明瞭な点が多い存在である。
乙姫との出会いは不明。よくある前世の仲説が真面目に真実味を帯びる程には不明。隊員たちとの初の会合は、アンブロシアの別宅にて幼児を抱き、「可愛いですね」と微笑みながら撫でていたところ。どの様にこの子供のことを知り、どの様にこの家に侵入したのか。乙姫に関しては鬼才を誇るアンブロシアを持ってしても不明だった。
●酩
樹皇種や皇蟲人とは違い、この世界でもマイナーな少数種族な皇種。【傾国】の特性を発現できないことについて、実はかなり悩んでいる。「私じゃ乙姫を落とせないってこと?」と。
乙姫との関係性は姪。姪である。乙姫の姉の結婚相手の前妻との子供が酩となる。非常に複雑な関係性だが、本人は至って気にしておらず、禁断、されど合法な関係性にむしろ満足している程である。この子も大概歪んでいる。