神獣精霊1
さて、このままサボってもいいけど、やることないしな…ここは大人しく教室に行きますか。
〜〜〜
「はぁ」
レオルにどう説明すっかなぁ。
契約精霊の話しはもうちょいしてからだな。
そんな事を考えつつ、俺は2ーEの教室の扉を開けた。どうやら、授業は無くなったらしく....
「誰もいないのかーーーーい!!!」
大きな声で叫びました。
これも青春なのでしょうか。
青春とは一体...
すると、廊下から話し声が聞こえ、こちらに近づいてきていた。その声主は教室に入ってきた...
「「火聖(緋桜君)!?」」
正体はレオルとキュリアだった!
ただ、キュリアは気まずいな…
「よぉ!」
「体はもう良いのか?」
「あぁ。だが、魔力が全然で、ちょっとしんどい」
「それなら、まだ体は動かさない方がいいんじゃないかしら?」
レオルもキュリアも心配してくれていたのが嬉しかった。まぁ、この2人は他のヤツらとは違うからな。
「いや、これが体を動かしてないと落ち着かなくてなw」
「「火聖(緋桜君)らしいな!(わね!)」」
「そうか?」
そんなこんなで、いろいろ可笑しな話しをして笑っていた。するとレオルはバイトの時間になり、俺たちを残して先に教室を出た。その流れで、俺とキュリアも一緒に寮に帰ることになった。
...
気まずい!?
レオルがいた時はもっと楽だったのに!?
何で!?
まぁ、理由はわかるけど。言い難いな..でも言うしかねぇよなぁ。
そう思い、俺は深呼吸をして覚悟を決めた。
「キュリア...」
「な、何かしら?」
キュリアは、少し気まずそうに返事をした。
無視されなくてよかったと内心安心していた。
よし!言うゾォ!!!
「あの時..その...キツイ言い方をして済まん」
俺は彼女の目を見て謝罪をした。
彼女は慌てて..
「い、いや、緋桜君は謝らないで!!私が臆病の所為だから!!緋桜君は何も悪くないよ!!」
優しいな。やっぱり。
「それは違うぞ。キュリアはあの時、臆病じゃなかった。ちゃんと強かったし優しかった。だから、自分を悪く言う必要はない」
俺の言葉に彼女は少し嬉しそうにしていた。
「そっか。でも、だからと言ってあなたが謝る必要もないのよ?」
彼女はそう言って笑った。勿論俺も。
気がつくと俺もキュリアも気まずくなくなって、いつも通り楽しく話せた。
気がつけば目の前に寮があった。
「じゃあまた明日」
そう言って俺は自分の寮に行こうキュリアに背を向けた時...
「待って」
今日一日で何回呼び止められただろうか。
「どうした?」
とりあえず返事をする。
にしても珍しいな。
キュリアに呼び止められることなんてなかったんだけどな。
「今日は..ありがとう。あなたのおかげで私は今生きることができてる。あの時凄く怖くて不安だったの。でも、あなたがちゃんと言ってくれたから、その後切り替えて生徒を避難させることができた。だから、緋桜君ありがとう。それだけよ。じゃあ、また明日ね!」
「お、おう」
きょどってしまった...。
〜〜〜
「はぁー」
と、ため息を吐きながらドアに鍵を入れ、解除。
中に入って、靴を脱ぎ、そのまま上裸になった。
そうここから始まるのは、お待ちかねの筋トレ!!
それではまず、腕立てから!
そうして床に手をつけようとした時、右手の紋章が青く光った...。
だからと言って、俺は筋トレを中断することはない。
光からは、一体の青色の小鳥が現れた。
【主よ。何か反応はないのか?】
俺は腕立てをしながら、会話する事を余儀なくされていた。
「ふっ...ふっ....はん、のう、と言っ、ても、なん、も、おも、わん、から、な」
(これはこれで良いトレーニングなのでは!?)
※彼は筋トレをすると頭が馬鹿になります。
【そうか...。ふむぅ。】
不満げだな。
そう思っていると、腕立てのセット数が終わりを迎えた。
そのまま腹筋に移行。
【主よ、いつまでやる気なのだ?】
ふっw
「トレーニングメニューが終わるまでに決まってるだろ」
【じゃあ終わったら教えてくれ】
「了解」
〜〜〜
その後も難なくメニューをこなし、今プロテインを飲み終えた。本来なら魔力で負荷を与えていたが、今日はさっきやっと少し回復したところだった。
検討は着く。しかしながら、今日初めてあんなに消費したな。今度から魔力回復のトレーニングを入れるかな。
おっと、忘れてた。
「おい。終わったぞ」
俺のベットで図々しく寝ている小鳥、恐らく俺の契約精霊であろうコイツを起こす。
【ふぁ〜。やっと終わったか】
そんな事を言いながら俺の目の前にある卓袱台の上にやってきた。
「で?何か話しがあるんだろ?てか、お前今までどこで何をしてたんだよ!聞けば姫とコソコソしてたみたいだし...」
【そうだったな。その前にお主の質問に答えよう。まず、我がいたのは間違いなくお主の紋章の中だ。しかし、お主は先程まで魔力がほぼ尽きていた。そのため、意思の疎通が出来なかった。】
魔力を通じて、いや消費する事で意思の疎通ができるのか...
「で、姫の件は?」
【姫...。ああ、あの光の神獣精霊の契約者の事か】
うん???
は!?
「光の神獣精霊の契約者!?」
神獣精霊って全属性にいるのか?
「ちょっと待て、落ち着け」
【いや、落ち着くのはお主の方だぞ!?】
「そうだな。で、神獣精霊ってのは全部で何体いるんだ?てか、何でそもそも精霊の神が人と契約なんてするんだよ」
俺の質問に、目の前の青い小鳥、否、不死鳥は神妙な顔つきになった。気がした。
【主よ、我はまさにそのことについて話しをしようと思っていたんだ】




