それでも愛してると言いたかった
日本で有数の大財閥の息子である聖人は、ある夜、屋敷の敷地内にある「立ち入り禁止区域」で、家人の誰の縁者でもない奇妙な少女と、奇妙な出逢いをしていた。
明らかに不審な少女なのに、彼は彼女の事を誰にも告げず、己が胸の内にだけ留め、口を閉ざす。
不審な少女の筈なのに、聖人は二度目に会った時、彼女の事は決して口外しないと約束までする。
一方で、聖人には婚約者が居た。
親が決めた見合い相手で、財閥の息子である彼には、見合いをした瞬間に結婚が決まっているようなものだった。
けれど、聖人は知る由もなかった。
その二つの「出逢い」が、「愛」など興味はなかった筈の彼の運命の歯車を、少しずつ噛み合わなくさせ、狂わせていくことを。
――「愛」を知った時、同時に彼は絶望を知り、「愛」を呪う。
明らかに不審な少女なのに、彼は彼女の事を誰にも告げず、己が胸の内にだけ留め、口を閉ざす。
不審な少女の筈なのに、聖人は二度目に会った時、彼女の事は決して口外しないと約束までする。
一方で、聖人には婚約者が居た。
親が決めた見合い相手で、財閥の息子である彼には、見合いをした瞬間に結婚が決まっているようなものだった。
けれど、聖人は知る由もなかった。
その二つの「出逢い」が、「愛」など興味はなかった筈の彼の運命の歯車を、少しずつ噛み合わなくさせ、狂わせていくことを。
――「愛」を知った時、同時に彼は絶望を知り、「愛」を呪う。
プロローグ
祈り
2020/05/30 01:38
(改)
一章 籠の鳥
立ち入り禁止区域
2020/05/30 01:45
(改)
諦観と覚悟
2020/05/31 22:07
(改)
奇妙な少女
2020/06/07 21:25
(改)
踏み出した一歩
2020/06/14 22:13
(改)
冷めた会食
2020/06/21 23:01
(改)
二章 狂う歯車
涙夢の果てに君と出逢う
2020/06/28 23:32
逢瀬
2020/07/05 22:29
(改)
感情の置き場
2020/07/12 22:36
(改)
そうして彼らは愛に狂う
2020/07/19 23:00
(改)
三章 不安
多分君が、心を奪われた最初の相手だった
2020/08/30 21:48
(改)
前を向く
2020/09/06 21:51
心のままに
2020/09/14 00:11
(改)
兆し
2020/09/21 22:14
四章 穴ぐらの少女
身代わり
2020/09/27 22:32
呪詛のような夜
2020/10/04 23:06
真っ白な恋に、仄暗い愛を
2020/10/12 00:31
(改)
五章 息衝く想い
猫と看病
2020/10/19 00:16
本音の断片、本心の残骸
2020/10/26 00:14
(改)
はじめてのきもち
2020/11/02 00:47
(改)
六章 哀しき愛の残骸
雨だれの再会
2020/11/08 23:27
(改)
過去の痛みに未来という慰めを
2020/11/15 23:15
(改)
決意
2020/11/23 22:22
七章 逃亡
外の世界
2020/11/29 22:48
(改)
置き去りにされた心
2020/12/06 23:26
(改)
祭りの夜
2020/12/13 22:05
(改)
ただ、君に、触れたい
2020/12/21 22:56
(改)
ふざけんじゃねえよ
2020/12/27 23:21
(改)
友達だから
2021/01/03 23:00
(改)
君のためならば
2021/01/11 22:15
(改)
八章 真実と現実
踏み躙られた愛
2021/01/18 00:00
冷酷な真実
2021/01/25 00:00
歪みの連鎖
2021/02/01 00:00
慟哭
2021/02/08 00:00
その業火は、悲しみを全て呑み込んで
2021/02/15 00:00
九章 絶望色の心を連れて
それぞれの傷跡
2021/02/22 00:00
(改)
ただ一つの想いさえ
2021/03/01 00:00
それだけだったのに
2021/03/07 23:14
(改)
終章 ありがとう
月日は流れて
2021/03/15 00:00
(改)
穏やかな出逢い
2021/03/22 00:00
(改)
重なる命の息吹
2021/03/28 22:42
変化のうねり
2021/04/04 23:13
(改)
目覚め
2021/04/11 23:17
(改)
決別
2021/04/18 22:35
(改)
今、言いたい言葉
2021/04/25 22:56
(改)