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外野の皆さんが大変です。

「これは一体どういう事ですか」


職員室で責任を取りたくない責任者達の話し合いが持たれた。

ラファエル先生が経緯を説明をする。


「うぅ〜ん」


唸る責任者達。


特に、騎士科Aクラスの担任が頭を抱えている。

1回生騎士科では一番優秀な生徒達が、1対10でボコボコにされたからだ。


先生は、今年の生徒のレベルが低い?とも考えたが、特別に強い事は無いが例年並みのレベルはあると思う。

では何故?

今年の魔道科には化け物がいるのか?

しかし、入学式当日に模擬戦を挑む事をするのか?

今年の生徒には、本当に困ってしまう先生であった。




翌日。


「おはよう!」


「おはよう」


ダリアとエリーナが教室に来ていた。


「アレは何?」


「それ、聞く?」


「いや、いい」


それとは、Fクラスの廊下には教室を覗き込むギャラリーが詰め掛けいるのである。

昨日の騎士科の男子をボコボコにした話が伝わるっているらしく、ボコボコにした本人を見に来たらしい。

騎士科の生徒、特に男子の目線が痛い。

まあ、流石に昨日の今日でケンカは売って来ないとは思うが。


「始業の時間だ、教室に帰れよ」


先生の登場である。

蜘蛛の子を散らす様に各自の教室に帰って行った。


「おはようみんな、1人足りないが、まあいいか」

「ロビン、放課後教室に残ってくれ、昨日の件だ」


「遅れました」


ドミニクが、息を切らしながら教室に飛び込んできた。


「すいません、遅れました」


「初日からこれでは、困るぞ」

「明日遅れたら、便所掃除(ペナルティ)な」


「えぇ〜」

「それは無いですは〜」


「わははは・・・」


「全員揃ったから、オリエンテーションを始めるぞ」

そこからは、オリエンテーションであっという間にお昼である。


お昼ご飯を食べに、食堂に移動していると。


「ちょっといいですか?」

「君達ですか?ラファエル先生のクラスの子は」


見ず知らずのの先輩が話し掛けて来た。


「ハイ、そうですが」


「殿下、この子達です」


「殿下?」


「やぁ、始めまして」

「三回生のクロヴィスだ」

「よろしく頼む」


「はぁ」


本日のイベント発生である。


「昨日の件で話を聞きたいんだが」

「食事をしながら、教えてくれないか?」


「はい」


殿下の登場と、回りの生徒(側近)達の雰囲気で、断れないと悟りOKをだした。

殿下と側近、そして俺達4人で別室に移動をし食事をしながら昨日の事の話をした。

また、第三者視点から、3人にも話を聞いて情報をしっかり集めているという感じがした。


「ちなみに、近衞騎士団長スタンに勝った事は、本当か?」


「騎士科の生徒もその話を鵜呑みにしているのですが、稽古をつけてもらっただけで、真剣勝負でしたら、初撃で上半身と下半身は離れていると思います」

「近衞騎士団長スタンさんは化け物です」


「では、今回の件で一番悪いのは?」


「近衞騎士団長スタンさんです」

「悪ふざけが過ぎます」

「その話を鵜呑みにした子供がこんな事をしでかしたのですから」


殿下の問いかけに素直に答える。


「ちなみに、こんな事がなかっても模擬戦を挑まれたら?」


「はっきり言って、戦いたくないです」

「しかし、降りかかる火の粉は払わねばなりません」

「本当は、不戦敗で良いのですが、戦わないといつまでも挑まれますから」


「ありがとう、これで親に報告が出来る」


えぇ、王様(ちちおや)から調査依頼が来てたのか!


殿下(せんぱい)も大変ですね」


「だろう」

「もう一つ質問良いか」


「はい」


「魔道士団長ロイと実技試験の時対戦しているが、あの時も勝っているね」

「あの試験はどう思っている?」


「あくまでも、模擬戦で試験ですから、第一の目的は僕の実力を出さす事だったと思います」

「ただ、中途半端にお茶を濁しても後々面倒ですから、一生懸命頑張りました」

「あの人も化け物ですね」


「いゃ、その二人から認められる11歳の少年か、羨ましい限りだな」


殿下がポツリとつぶやく。


「ロビンどうだろう、将来で良いんだが僕の側近にならないか?」


良い人材は即スカウトする殿下。


「お誘いありがとうございます」

「ただ、この学校を卒業出来たら師匠(ははおや)も年なので田舎に帰って、冒険者をしながら生活しようと考えているです」


「ロビンのお師匠様の名前を聞いてもいいかな」


「マーサです」


「えっ」

「うそ」

「まじ」

「え」

「・・・」


全員が驚く。

そして先輩(そっきん)が話し掛けて来た。


「ロビン君一つ教えてくれ」

「マーサ殿はご結婚はされていなかった筈だが」


「はい、僕は孤児でマーサに拾われ育ててもらいました」

「ですから、師匠よりも育ての母親が正解なのです」


「済まない、言いにくい事を聞いてしまって」


謝罪を僕にする先輩(そっきん)

いえいえ問題ないです。とジェスチャーでかえす。


「ロビンの師匠は暴風の魔女殿か、これを知っていたあの二人が実力を測り部下に登用しようと動き回ったせいので、とばっちりをAクラスの生徒が被ったのだな」

「そして、この特別なFクラス」

「これで、話が全てつながった、みんなありがとう」


「ロビン・ドミニク・ダリア・エリーナ、これは先輩としての頼みなんだが」


「はい」

「はい」


返事がそろう。


「休みの日などに、冒険者ギルドでクエストを受けることが有るんだが、こんど一緒に行かないか?」

「勿論、無理にとは言わないし、1回生の予定は判っているそれに合わせるつもりだ」

「どうだろう」



「喜んで」


皆がうなづくのを確認して返事をし殿下との食事会(じじょうちょうしゅ)は終わった。



「お昼ご飯うまかったな」

「さすが殿下、おいしい物を食べさせてもらったぜ」


ウンウンと頷く4人。

しかし、本日2回目の突発イベントはいきなり発生した。


「ロビンお前に、決闘を申し込む」


そう言いながら、白い手袋(左手)を僕に投げて来た。

昨日、最後にボコボコにした男子生徒の一人だ。


それに当たらない様に避けて、一言!


「嫌です」

「お引き取り下さい」


回りに聞こえるように、大きな声で!


「意気地なし!」

「軟弱者」


大きな声で罵倒してくる。


大声で話しているので、回りに人が集まってくる。

無視してその場を去ろうとしたが帰れない雰囲気になっていくが。

決闘など一文の徳にも生らない事に時間を割く気はない。

しかし、ボコした生徒は必死だ。


仕方が無いので、殿下にこの場を治めて貰おうとエリーナに呼びに行ってもらう。

しかし、うるさく受けろや貴族としてのプライドとか、自分の都合しか話さない。

迷惑な話である。


「ロビン、どうした?」


「いや〜ぁ」

「決闘をしろと言い寄られているんです」

「嫌だと言っているのですが、聞いてくれないんです」

「助けてください」

「不戦敗でいいので」


「すまない、無理だ」

「法律で貴族の決闘は認められている」

「すまない、力になれない」


この返事を聞いて、改めて異世界だと、痛感する。

法律も貴族の為の物で、平民はそれに従う事が当たり前の世界だからだ。

現代日本の民主主義がいかに恵まれていたか少し分かった。

しかし、今はそんな事は言ってられない。

決闘をどうやって回避するかだ。


「決闘なんて、僕には何のメリットも無い」


あっ、条件を付ければいいんだ。

無理なやっを。


「じゃあ、条件を付ける」

「代理人は無しだ」


ボコした生徒の顔色が変わる。

代理人何て連れて来られたら困るからね!


「場所は学校の訓練所」

「公開で行う事」

「日時は僕が決める」

「武器、装備は自由」

「それと、ファイトマネーを貰う」

「あと、勝者には賞金を希望する」

「金額は要相談!」

「あとは・・・」

「これを興行にして、入場料、物品の販売、賭けの元締めなどをする事は認めよう」

「取りあえず、これくらいですかねぇ~」


「殿下、この条件は法律違反でしょうか?」

「殿下!」


殿下はこの条件を聞いて目が点になっていたが、僕の問いかけに気が付いて。


「う~ん」

「グレーゾーンだが、大丈夫であろう」


「では、この条件で良ければ、決闘を受けよう」

「即決で判断してください」

「そしたら、殿下立会いの元、正式に書面にして調印をしますから」


ボコした生徒に言いたいことを言って、高圧的に詰め寄る。

さぁさぁと。


「おほえてろよ~~~!」


負け犬の遠吠えをのこして。

いきなり走り出しフェードアウトしていった。

根性の無いやつだ。


「ふぅ、助かった」


その声を聞いて、周りのみんなはジトと目で僕を見る。


「お前、鬼だな~」

「決闘の申し込みで、いきなりこれだけの条件を突きつけられて、しかも即決だ」

「鬼の所業だ」


ドミニクの発言にウンウンと頷くみんながいた。


「まぁ、決闘なんてしたくなかったのでこれで良しだ」


どうにか決闘を回避して、本日二つ目の突発イベントの終了したのであった。





つづく















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