謁見、そして戦闘?
今、僕とアンナ+ウルフは陛下と謁見しています。
ニコラスはまだ来てません。
経緯をお話しすると、陛下は大笑いをしていました。
正式な謁見はニコラスが到着してからとゆう事になり、取り敢えずはニコラス家に滞在して良いと許可を頂き、退室しました。
「謁見はどうだった?」
ナオミさんが、待っていてくれた。
「ニコラスのいない事を話したら、大ウケでした」
「良かった、上手いこと行って」
「じゃ、行きましょう」
そう言って、家に帰るがそこは・・・そう別の意味で悪夢の始まりであった。
「ちょっち散らかってるけど、気にしないでね」
ギィィィィ
ドアが開く音とカサカサカサカサカサと玄関全体?家全体?から聞こえてくる。
明かりを付けると、黒い物体が一斉に隠れる。
後から気が付いたが、この時にウルフはフェードアウトしていなくなっていた。
野生のカンが此処には、立ち入ったは駄目だと告げたのであろう。
流石である。
「*/-+++-/」
声に鳴らない悲鳴を上げるアンナ。
僕も背筋が凍る。
余りにも散らかり過ぎて、歩くのも困難な中リビング到着までに5分は掛かっただろう。
また、リビングも酷かったもはや腐海の森だ。
リビングでも、カサカサと何かが動く音が!
そして。
ぶぅぅぅぅん
ぶぅぅぅぅん
と羽ばたいて飛んで入る音が!
「アンナーー」
思わず呼び捨てで呼んでしまうが/.,\()&%
アンナの肩に、Gが存在している。
<やぁ>
Gが肩に止まって、存在をアピールしているみたいだ。
「/*-+-*/+'())(&」
アンナは声に鳴らない悲鳴を上げて、意識を失った。
尊い犠牲を払ってしまった。
ナオミはアンナに対して、最敬礼をして尊い犠牲を悔やんでいた。
僕は気を失ったアンナを左腕で抱き寄せ、右手には偶然拾ったハエ叩きを持ち臨戦態勢に入る。
僕は集中をして、相手の出方を待つ・・・
「そこ!」
敵が出てくるタイミングで、撃墜していく。
「二つ、三つ、四つと」
感じるままに、ハエ叩きを振っていく!
すると。
「なに、よけただと!」
素早いGが出て来た。
「こいつ早いぞ!」
ロビンの攻撃を華麗にかわすG。
少し紅いGだ。
「通常の3倍のスピードだ」
「まるで紅い○星だ」
「なに、○い彗星だと!」
解らないのに乗ってくれるナオミ。
「こいつ、出来るぞ」
そこから格闘10分、勝負は付かなかった。
敵は体力を使い切ったみたいで撤退していった。
「手強かった」
それからも戦闘に明け暮れたが、一向にらちが明かない。
「同志ナオミ、ここで提案があります」
「同志ロビン、どうした?」
「はい、戦闘時間を1時間を越えましたが、戦線に好転の兆しがありません」
「それに我が軍は、敵勢力下において孤立無援であり援軍も期待できません。そこで敵勢力下で橋頭保を築ける場所に、転進を愚考いたします」
「同志の意見は最もだ、至急転進して戦線の再構築を図ろう」
「はっ、意見を取り入れて頂きありがとうございます」
「では同志、殿を頼む、それと同志アンナはどうか」
「ハッ!」
「外傷は無く、ショックにて気を失っている模様です」
現状を簡潔に報告して、転進だ。
それと、ナオミさん冗談は好きでノリが良いよね、楽しいね。
リビングから転進5分、橋頭保に着き、戦線の再構築の為、突撃する。
別の意味で、今までの敵勢力下より鎮圧が難しかった。
散らかり方は多少マシだが、衣服(下着)まで散乱していた為、同志ロビンが戦闘に参加出来ずに、もっぱら戦闘しか出来なかったからだ。
そして、橋頭保を制圧できたのは明け方の事であった。
つづく
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