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4話 .出会い(3)


俺は手首をさすりながらノアの質問にブスっとしながらも答えた。


「……えーっと、再生と言うか蘇生になると思うんだけど。……死んでたし。」


俺の答えにノアは首をかしげる。

首をかしげるノアを見て……俺も首をかしげる。


……ん?

………俺、首をかしげられる様な事言ってませんよね?まんまを言ったもの。


そこに、リーヴが蘇生を終えた少年と少女を連れてきた。


「このコンテナに入れられてんのは5人だ。俺とノアと、あとー………」


説明していたリーヴが少し困った顔で俺を見る。


………?

あ………そっか……。


「あ、えーっと……俺は……名無し…?です?」


自己紹介しようにも、俺は自分の名前を知らないのだ。


「こいつな、記憶が無いみたいなんだよ。頭がヤラれちまってるみたいだ。他に壊れてる所は無いみたいだから、頭のやつが原因でここに送られたみてーだな」


リーヴが淡々と俺の状況を説明してくれている。

ありがたいが………他に壊れている所は無い……?壊れてる……?ケガしてる……じゃなくて??


変わった言い方するなぁ……と考え込んでいると、少年がツカツカと俺の前に歩いて来た。

なんか和風の服を着てるけど、袖がヒラヒラしている。……心臓が『ドキン』とした……。



………この子………両腕がない………。


「ギンと申します。僕の腕を見てそのお顔。どうやらここがどうゆう場所で、何故僕らが此処に居るのか。そこからすでに分からない様ですね」


ギンは子供とは思えない程しっかりとした口調で俺を見上げてそう言った。


「自分の名前も分かんない時点で、ほぼ全ての記憶は消えてると思う。これが……ここに入れられた原因ってこと?」

「良かった。記憶以外はマトモみたいですね。僕の腕を見て同じ様に問題のある自分が、此処に入れられた原因だと判断出来るのは記憶喪失者にとっては難しい事なのですが」

「ごめん、言ってる意味が分からない」

「……いい感じにアホって事ですね」


このクソガキっ!!後で口の聞き方を叩き込んでやろうか!!


「俺はコレ」


リーヴがローブを捲って右腕を見せてくれて……俺はまた息を飲んだ。

右腕肘から下が無かったんだ。

だからさっき左手で少女の心臓は叩けても、右手のギンの心臓は叩けずバランスを崩してたのか……。

もしかしてここは、何かしらそーゆう身体能力に問題を抱えてる奴が集められてんの?

………いや、でもノアは両手両足ピンピンしてるしな。加えて………あの馬鹿力だ。


「そうか……。ノアも……。頭に問題があってあんな狂暴な性格になっ……·」


呟いた瞬間にはもう俺は数十メートル先まで吹っ飛ばされていた。


「私は目よ。色彩感覚が全く感じないの。色が……分からない。世界が全部白と黒の2色しかないのよ」


いやぁー……。その馬鹿力も問題だと思うよ。俺今壁にめり込んでるよ?


ふと気付くと、めり込んでる俺のそばに駆け寄って来て心配そうに見つめている女の子がいる。

ギンと一緒に蘇生された女の子だ。

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