壊れた君へ。
君を、愛してた。
誰より、誰より愛してた。
君を僕のものにしたかった。君にそばにいて欲しかった。
だって君だけなんだ。
僕のことをわかってくれるのは。
こんな僕を、見てくれるのは。
もしも君の優しさが錯覚だったとしても。
僕はもう、君を離したくない。
君は僕のもの。
君だけは、僕を愛してくれるはずだから。
だから、いいでしょう?
ここにいてよ。
僕を見ていて?
離れてかないで。
僕を好きになって。
お願いだよ。
無視は辛いよ。
君だけが僕を見てくれるのに。
君だけが僕を愛してくれるのに。
君だけが、僕にぬくもりを教えてくれるのに。
どうして僕を見てくれないの?
僕はここだよ?
ねぇ、ほら。
君の好きな鈴蘭の花も摘んできてあげるから。
だからこっちを見てよ。
ねぇ、***。
僕は、ダメな奴だね。
だって君を傷付けてばっかりなんだ。
僕を見て欲しいって、君の大切な人を殺した。
君が欲しいって、君の世界を壊した。
僕は君のぬくもりにすがって、君を傷つけ続けた。
僕はぬくもりを知らない。愛し方も知らない。幸せだって、どうやって掴めばいいのか全然わからないんだ。
ねぇ、***?
君はもう、僕を嫌ってしまったかな。
これから僕は僕の世界に終止符を打ちに行くよ。
君をこれ以上傷つけないために。
そうしてもしも生まれ変われたなら……
次は君を、ちゃんと幸せにしてあげられるかな。
今度こそ君を、ちゃんと愛せるかな。
さようなら、***。
次の世界で、また会いに行くよ。