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変化(へんげ)

作者: 田中浩一


鏡に映るのは

鉛色のわたし

光を失ってからずっと


いつものルーティン

乗り込むバス

初めて見る彼

着慣れないスーツが眩しい


金曜日

帰りのバス

「あの、朝のバスでも一緒の・・・」

声の方を振り返ると

着慣れないスーツが立っていた


並んで座る

バスはガラガラなのに

歳は5つも下なのに

若さなのか元気が発散してるのか

キラキラと眩しい


「僕と付き合ってください」

バスを降りてすぐ

キラキラ光る着慣れないスーツが

告る

年上よ

「歳とか関係ないんで」

わたし少し暗いでしょ

「僕が光を当てますよ」

あなたには似合わない女よきっと

「僕があなたに似合う男になります」

そして

「昨日を脱ぎ捨てて

僕と生きてください」

生まれ変われる気がしたんだ


付き合い始めてから

鏡を見る

そこに映っているのは

キラキラ輝く

あなた色のわたし





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