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ドッペルゲンガーの怪異  作者: リィズ・ブランディシュカ
8/10

08 三日目



 今日は学校だから。

 どー君を家に残して、登校。


 隠れててって言ったけど。

 どー君、大丈夫かな。


 いつもの通り学校が終わったら、友達からの誘いを断って一目散に帰る。


 帰りたくないけど、遊んでて帰るのが遅くなるとお母さんの機嫌が悪くなるから。


 家の玄関をあけると、中から大声が聞こえて来た。

 そして、何かが壊れる音も。


「どうして学校にいってないのっ!」


 どー君の事がばれた!


 どうしよう。


 僕は家の前で立ちすくんだ。


 今日は三日目。

 あと数時間もすれば僕達は入れ替わるはず。


 僕はどうなるか分からない。

 けど僕として生きるドッペルゲンガーは、ずっと僕として生きて、あんな風にされなくちゃいけないんだ。



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