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ドラゴン・サクセサー  作者: 雨宮優希
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唐突なる出来事

ー第3話ー

あれから三ヶ月、

僕は三人家族の養子となり家に馴染んだ。


この義父親の名前はじん すぐるという。


義母親はじん 水音みずね


義姉の名前はじん 水稀みずき


そして僕与えられた名前はじん 神威かむい

もの凄く大袈裟というか、大層な名前だと思う。


だが義父親曰く、

「とてもカッコイイだろう♪」

との事。


笑顔で言われた。


今僕は何をしているかと言うと、

義父親の書斎に篭りこの世界、日本や外国の知識を本を読んで学んでいる。


そんなところを義母親に声をかけられた。

「神威ちゃん、御本を読むのも良いけど少しはお外に出てみない?」


「・・・水音さん、ちゃん付けはやめて下さい。」

僕は何度目かわからない台詞を言う。


「はいはい。今度からそうします。それでお答えは?」

はいが二回の場合は直らないのが僕の義母親だ。


「・・・わかりました。出掛けましょう。」

義父親は探偵の仕事で不在、


たまに大きな仕事も引き受ける凄腕らしい。


義姉は小学校。だから義母親と二人でお出かけだ。


戸締まりをし、義母親が手を差し出す。

手を繋ごうとの事、拒めば申し訳ないので手を繋ぐ。


歩いて散歩だ。


十数分歩いたら商店街に着いた。


「さてどうしましょう?」

義母親は困ったような顔で聞いてくる。


「・・・何も考えてなかったんですね。」

僕は呆れたように言う。


「実はそうなの。とりあえずイロイロお店を見て周りましょうか。」

そう僕に言う。


数店舗まわった後義母親は洋服店で足を止めて展示品を眺めていたところ、

無意識に手を離した。


その間僕は待ちぼうけ。僕は何となく周りの人を眺めていた。


そんな時偶然歩いている男を見ると、

いや男の心を見てみるとそいつは闇に染まっていた。


『!?』


僕は驚いた。


その男は異常な程の闇に染まっていた。


今から何か仕出かしそうな程に。


義母親は服に見とれている。


義母親には悪いと思いながらも僕は男を追う。

数分尾行し、男が細い路地に入って行く。


慌てて僕は追いかける。

と、路地に入ったらその男が立ちはだかっていた。


「な!?」

僕は驚いた。


「尾行されていたのは、とっくに気付いていた。」

男は笑いながら言う。


「なあ、小さな探偵さんにきついお仕置きをしてやれ!」

そう男は言うと後ろから違う男達が現れ、

僕は頭を殴られ気を失った。


そして僕は男達・・・テロリスト達に誘拐されたのだった。

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