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魔術師

 銀河が、右手に包帯を巻き、急にそんな木刀なんか持ち始めたのには訳がある。

 

 なにせ……休む前の白崎銀河という少年は、まだその時はただの高校生を装っていたのだから。

 

 だが、そんな銀河の生活も夏休み一か月前に転校してきた西城月(さいじょうつき)によって崩されてしまった……。

 

 魔術師。

 

 そう、常識というものから完全に離れた存在の彼女。

 

 そして、自分も……。

 

 ただ、元々そういう人間だったということで、魔術師の一人として生活することになってしまった。

 

「――まあ、色々あってな」


 正式には世界に存在を知られていない魔術師は、自分の正体を明かしてはいけないらしい。

 そんなこと知ってはいるが、口酸っぱく言われているのでなにも言えない。

 そうは言ったものの。こんな変わり映え、普通に考えて違和感ありありな状態不思議に思わない人間などいない。

 とはいえ、魔術師と説明したところで、信じる人間もまたいない訳なのだが……。

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