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なんだよ。つれないなー
「なあ銀河――この後ちょと付き合ってくれないか?良いファミレス見つけたんだよ、食いに行かないか?」
荷物をまとめ立ち上がり、机にだらけたままの銀河に陽介が訊いた。
訊かれ、銀がだらけた体を、重そうに起こす。
「悪い、俺この後電車に乗って医者行かなきゃ行けねーからさ。また今度だわ」
「なんだよ。つれないなー」
立ち上がり、断る銀阿は荷物をまとめて早々と学生鞄にまとめて、担ぐように右手で持ち、左手で机にかけて置いた長い紺の布づ積み取り、教室の外へと向かう。
それに合わせて、陽介も教室の外へと向かう。
「ええー」
「仕方ないだろ?」
どこにでもある普通の高校生の会話をしならが二人は教室から出た。