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作者: にかいからめぐすり

少し重いですが、苛めについて書いてみました。

 いつからだろうか。気がつけばいつも言われていたこの言葉。


「汚い」「汚物」「捨て子」


 毎朝ご苦労な事に何故か僕のクラスメート達はニタニタ笑いながら、毎朝僕に同じことを言って来る。


僕が触った箇所はみんな汚れるんだって。


だから、触るなって言われる。体育の時間に独ぼっちになるのはいつものこと。


靴箱の中に入ってる上履きに『ごみ』『汚物』『汚い』『捨て子』と書かれるのはいつものこと。初めはそりゃあ悔しくて泣いたさ。


でも泣いても無駄だってすぐに判ったよ。

なぜ?って言われたら。ああ言う苛めをする子達って言うのは、大概大人や担任の前ではみんな良いコぶってて、何もしないって判ったから。


言った当初は、反対に泣かれてしまってこっちが悪い様に言われて以来、我慢する事を憶えた。


 まあ、僕が派手に大泣き出すような可愛い性格してたら、担任も少しは助けてくれたのかも…、そう想うこともあった。


『なんで僕が汚いって言われないかんのや』


苛めっ子達に聞いてみたこともあった。


その時の苛めっ子達は可笑しそうに小首を傾げると、互いに顔を見合わせてクスクスと笑うだけ。


『だってね〜汚いからに決まってんじゃん』


「風呂は毎日入ってるけど?」


『あんたのその髪も目もみんなと違うし、1人だけ目立とうとするなよな』


『あんたの中に流れてるのは、汚い血だってお母さん言ってたもん。大体捨て子のくせに私らに文句言うってのが可笑しいってーの』


『あんたのその目、気持ち悪いの。こっち見ないでくれる?』


一体どんな理由だよ。


宿題をやってきても、ノートを隠されて提出出来ずにいたことも何度もあった。


教科書や授業で使うドリルも隠されて、そのままってことも。


トイレに閉じ込められて、頭から水をかけられた事もあった。掃除の時間だと言って、数人で無理矢理頭をトイレの便器に突っ込まれた事もあった。

そんな現場に担任がたまたま通った時、助かったって思ったけどそれは違ったんだ。

その時の担任の反応は僕の予想を遥かに超えた反応を見せてくれた。

薄笑いを浮かべる担任のあの表情は、絶対に忘れない。


『おい。ほどほどにしとけよ』


その一言で僕はこのクラスに見捨てられてたと気付いた。



何度か担任から親に電話が何度もあった。僕としては自分が捨て子なのにこれ以上育ての親に心配をかけるわけにはいかないと、ウソを吐いた。


ー大丈夫だからー


本当は違う。喉が張り裂けそうなくらいに叫んで助けを呼びたい。でもそんなことをすればこの優しい義両親達は自分達を責めてしまうだろう。


そう思えば思うほど、真実なんて口が裂けても言えない。育ててもらっている2人にこれ以上迷惑なんてかけれない。


この2人なら『子供のくせに何考えてんだ』って呆れられるかもしれない。『迷惑上等』って笑ってくれるかもしれない。僕にだって意地もあれば言えない理由もある。


それは僕がこの人達の実の子供じゃないから。


僕を育ててくれた両親は今はここにいる。今年大学生の姉さんも有名私立中で生徒会長をしてる兄さんもだっている。


でも、ここには本当に血の繋がった僕の親や兄妹はいない。


麻薬で捕まったとか、男と逃げたとかそんな根も葉もないことを心ない他人から聞かされてきた。


 今の両親に引き取られたのは僕が幼稚園生の頃だって聞いてる。僕は本当の両親の顔さえも憶えていない。抱きしめられた記憶さえもない。周りが言う様にやっぱり僕は要らない子で捨てられたのか。


見た目が日本人とは異なる僕の髪は薄茶色で、見ように寄っては金髪に見える。目も銀色っぽいってことだけで、僕は虐められてきた。


いつも何をやられても言い返しはしなかった。


何を言っても、無駄だってそう諦めてたから。


そりゃあ、初めの方は担任にも言ったさ。


「◯◯くんと◯◯さん達が虐めて来る。先生なんとかしてください」


その時の担任の言葉に僕はもっと傷ついた。



「それは虐められているあなたが悪いんでしょ? あの子達はとても優しくって頭のいい子達なのよ。あの子達がそんな酷いことするわけないでしょ? それに比べてあなたは忘れ物も多いし…」


大人なんて当てにならないってこの時ほど思ったことはないね。


教科書を隠されてること、体操服も体育の日がある時だけ事前に隠されたことも話したが、担任は取り合ってはくれなかったし、それどころか…。


すべて僕が悪いと。


「大体、小学生のくせにそんなチャラチャラした髪や目の色をしているから虐められるんだぞ」


この言葉が僕の心に大人を信頼しちゃいけないんだと言う大きなくさびを打った。


それって親に捨てられた僕がすべて悪いって言ってる。


帰りの会なんて最悪。やってもいない事をみんなで僕がやったとでっちあげて、クラス全員からの吊るし上げ。それを担任は薄ら笑いで見てるって言うのが毎日続いた。

いくら僕がそれは僕はやっていないって言っても、クラスは多数決をとって僕が悪いのかどうかを決めていつも僕が悪者になって。


そんなある日、もう精神的にも限界だったんだと思う。

この日もいつものように数人の子達に囲まれ、殴る蹴るの暴行を受けた。その時に『お前なんかいなくなってしまえ』の言葉にプチンとキレた僕は相手の子達の手に噛み付き、蹴りをいれた。


当然、クラス中大騒ぎになった。担任からは『お前が悪い。謝れ』と頭をぐりぐりと手で押さえつけられ、土下座させられた。


『やっぱり捨て子は、根性曲がってるから君の育ての親も立派な姉兄も大変だな』


この言葉が一番きつかった。


気がついたら僕はマンションの屋上に上る非常階段へと足を運んでた。


「瑛士!お前何してんだ!」


丁度テスト前でいつもより早く帰って来た僕の義理の姉さんと兄さんが半泣きで狂った様に僕を見て叫ぶと、慌てて僕に駆け寄って来るのが見える。

やっぱり僕って要らない子なんだよね…。

屋上に上った所で、兄さんに強く抱き止められた。


「!!」


「おい。瑛士…なんで口の端が切れてんだ?ちょっと袖捲ってみせてみろ」


仕方なく袖を捲った。


両手で口を押さえ目を見開く姉さんと険しく綺麗な眉を顰める兄さん達の前に僕のアザだらけの腕や足を見せた。


足下に落ちたランドセルからはビリビリに破られた教科書と『捨て子』『汚物』『汚い』とマジックで書かれたノートが散乱。


「……瑛士、これってあんた虐められてんじゃないの」


どうしてもっと早くに教えてくれなかったのと言う姉さんの言葉に、僕の体は小刻みに震えた。


「僕は本当の子じゃないから」


「何言ってんのよ。瑛士はこの家の子よ!」



 それを聞いたら体が震えて来たよ。怖くてじゃなくって。嬉しくって。それから姉さんと兄さんはずっと僕の話を聞いてくれた。なかなかするっと言葉が出て来なくって時間がかかったけど。2人は何度も頷いて来てくれた。


そして聞き終わった後、2人して僕をぎゅっと抱きしめて来た。


「瑛士。あんた本当に辛かったよね。ごめんね気付けなくって。あんたが悩んでいるのは何となく判ってたんだけど、どう聞いていいのか判んなくって…。瑛士。それにねあんたに憎まれ口を叩いていいのはうちらだけなの。他人があんたを虐めて良いわけないでしょ!」


「あ…うん。でも僕たち本当の姉弟じゃないじゃん」


「ばっかだね。他人が言っても自分が言ってちゃ哀しいよ。私は瑛士が弟で良かったよ。こんなに可愛くってピアノも歌も上手な瑛士は私の自慢の弟なんだからね」


「そうだぞ。俺だって同じだ」



2人からの有り難いデコピンをもらった。


「瑛士。あんたは自分の本当の両親のことについて全然聞いて来なかったけど。今まで知りたいとは思わなかったの?」


ぶんぶんと激しく頭を振れば、思いっきり溜め息を吐かれた。


何でなんだろうってその時は思った。どうして僕を捨てた人のことを知らなきゃなんないのって。


「…瑛士。もしかしてあんたさ…親に捨てられたって聞いたの?」


「…うん…。僕は要らない子だって。親は麻薬をやってたって」


「誰が?」


この時ほど2人の声色が低かったのを恐ろしく感じたことはない。


「お盆の時に、家に来てた、親戚の、小父さん達と近所の人…」


煩いくらいにド心臓がキドキしてく。

あの時のことを思い出すだけで、悔しくって涙が出てくる。


 最初に聞いたのは僕が引き取られた年の夏だった。人の不幸をさも楽しそうにして話す近所の人。噂好きの人達の悦に入った表情まで鮮明に浮かんで来る。


『あの子…瑛士くんだったかしら。あんな小さい子を置いて…本当に可哀想に。親なら子供を置いて行かないわよ』


『麻薬やってたんじゃ…』


『可哀想』『可哀想な子供』『親に置いて行かれた』『捨てられた』


その言葉は呪文のようにいつも僕の心を苦しめてく。



溜め息を吐いた姉さんに引っ張られる感じで僕たちの家に入った。姉さんも兄さんもさっきから終始無言だ。

目の前に出されたのは古ぼけて、所々に黄色に変色した新聞紙や雑誌の切り抜きが入った一冊の分厚いアルバム。


開いてみると、見ず知らずの大人が2人笑っている写真が目に飛び込んで来る。


初めて見る僕の両親の顔。


「おお〜やっぱこうやってみると、瑛士ってば小田切さんとナーシャさんに似てるな〜」


写真の中で笑っている2人は小田切とナーシャと言う人らしい。英語とは違う国の言葉で書いてある新聞記事にも2人の笑顔の写真が載っていた。


この人達って一体何してた人なの? いつも殻に閉じこもってばかりの僕は、今まで自分のルーツを知ろうともしなかった。


「瑛士。あんたの本当の両親はね、国際的にも活躍した人達だったの」


え? ウソだろ? 活躍ってそれって麻薬がらみ?


「姉さん会った事あるの?」


「あるわよ。父さんの仕事でヨーロッパに少し住んでたからね」


姉さんは遠い目をするとあんたみたいにとっても優しい人だったよとぽつりと話してくれた。

それから姉さんが知ってる僕の本当の両親の話を聞いて驚いた。


 僕の両親は音楽家でヨーロッパで主に活躍していたピアニストの小田切正宗を父に。そしてモデルとしてもソプラノ歌手としても有名だったロシア人のナーシャを母として僕は誕生したらしい。

2人の事は何も知らないけど、姉さん達の話では凄く優しくて素敵な人だったらしい。

なら、どうしてそんな人達が僕を捨てたんだろう。


「瑛士。まさかあんたまだ2人があんたを捨てたと思ってんじゃないでしょうね? あんたはね2人に望まれて産まれてきたんだよ。今、2人がいないのは瑛士が小さい頃に公演旅行先に寄った国でテロに巻き込まれて亡くなったからなの」


テロ?

平和な日本で育った僕には2人の言ってる事が映画かテレビのアニメの世界のように思えてならない。


姉達の話に寄ると今の両親と僕の父親だった小田切さんとは、学生時代からの親友だったとか。今の両親は2人がテロに巻き込まれて亡くなった時、ヨーロッパに駆けつけて来たんだそうだ。

そして俺の両親の親が鬼籍で天涯孤独となった2人の子供(すなわち僕だ)を養子に迎えた。


「なんでそんな赤の他人の子を?」

「親友が護った大事な子供を2人に恥じない立派な大人にするって、2人のお墓の前で誓ったって聞いたの。それ聞いた時、私はまだ小学生だったけど、子供ながらにお父さんカッコイイって思ったのを憶えてるよ」


「俺はまだ6歳だったけどさ、弟が出来て本当に嬉しかったんだからな。それまではずっと弟ポジションだったし。小さい瑛士から兄ちゃんって呼ばれる度にどれだけ俺が喜んでたか。俺からその気持ちを奪わないでくれよ」


2人の言葉に僕は幼子のように声を上げて泣いた。

自分はずっと捨てられたんだって思ってた。

本当の両親から忌み嫌われてたんだって。

心に刺さった刺がぽろぽろと取れてく度に、涙が。嗚咽がとまらない。


気がついたら、僕と姉さん、兄さんも泣いてた。

そしていつの間にか仕事から帰って来てた僕の今の両親も泣いてた。

詳細は姉さんがメールしてたみたい。


 僕の両親の怒りは物凄かった。

水臭いと最初は泣かれ、お前にそんな悔しい思いをさせていたなんて小田切達に申し訳が立たないと何度も謝ってくれた。

もう夜なのに校長の家に行くと言い出したりして、両親を取りなすのに大変だった。


『お父さん達、あのね子供には子供の世界があるし、親には親の世界があるから、ここは私達に任せて欲しいの。お父さん達は近所や親戚の方をお願い』


そんな姉さんの言葉に渋々、両親は引き下がった。


姉さん達から少し学校を休んでいいと言われたって事もあって、僕は2週間ばかり学校を休んだ。


休んでいる間に両親は親戚を召集し、僕の両親のことについて話した。僕の両親のことを悪く言ってた親戚の小父さんは「ちょっとした冗談に決まってんじゃねーか。そんなに大げさにするこたぁねーだろうに」と愚痴ってたが、両親からと祖父母から喝を入れられ縁も切ったそうだ。

近所の方は噂好きで有名なステレオおばさんに僕の両親の事を写真付きで話すと、そのおばさんはその日の内に噂を広めてくれた。

それからはほぼ毎日の様に近所の人が菓子折りを持って家に来ては、僕の顔を見て「今までいい加減な事を言ってすまなかった」と謝ってくれるようになった。


その間に両親の墓に行くかと聞かれたけど、首を横に振った。

何故って、それは僕にはわからないけど。

ただ、まだ僕は僕の本当の両親に対して誇れる物が何もなかったから。


その代わり2人から出された課題は毎日やれと言われて、学校にいるよりも必死に勉強してた。


1日でドリル2冊やれとか。もう無理難題。


週明けの月曜に学校に行ったら、もう苛めはなくなってた。


って言うか、苛めっ子達が僕を見て泣きそうな顔をしてた。


姉さん達は一体何をやったんだ?って少し不安になったけど、その日は担任からも何も嫌みを言われずに過ごせたし、体操服も上履きもなくなることも無くすんだから内心ほっとした。


 後で知ったんだけど、僕が虐められているって知った姉さん達は、学校の職員室に2人で乗り込んで来て、弟が虐められてるんだけど、どう言うことなのかと職員室で大騒ぎしたんだそうだ。

小学生の時からテニスで活躍して、渡米までしてた姉さんは、今年この小学校から唯一出たT大合格者。そして兄さんは野球でリトルリーグの日本代表として日米親善試合に出てたし、有名私立の男子校にトップ合格したってことで、この小学校でも市内でも2人は結構な有名人だった。

そんな2人の突然の凱旋訪問に教師達はてんやわんや。

しかも、訪問の内容が「うちの弟が虐められてるけど、それって学校でどんな対策をとってるわけ?出るとこ出るよ」とほぼ脅しととれるようなことを職員室でぶっちゃけてた。


担任はシドロモドロになりながらも、初めはそれは瑛士くんが虐められていると言う被害妄想を持ってると今度はいきなり僕のせいにしてきたそうだ。


僕は知らなかったけど、姉さん達は僕のランドセルの中や筆箱の中に盗聴器を仕掛けてたらしく、それを再生して職員室で聞かせたところ、ようやく担任が苛めを認めた。


姉達は僕の髪の色や目の色を問題視にした担任に、子供達を教える人間として欠けている物があると、説教を垂れたとか。


苛めっ子達はすぐに校長室に呼び出されて、その時に有名人の兄さんや姉さんを見て目を輝かせたそうだ。


「僕ら、瑛士くんの友達です!」


そう臆面もなく名乗った苛めっ子達に2人は鼻で笑うと。


「そう。でも人の弟を『汚い』『汚物』呼ばわりする人間を友達なんて呼ばない、それって最低の人間がすることだからね」


2人は苛めっ子達にこんこんと説教をして、最後に僕の本当の両親のことを話したそうだ。それには教師達も驚いていて、特に音楽教師は鼻息も荒く「あのお2人のお子さんだったんですか!?」と驚いていたそうだ。2人が亡くなった事も話すと苛めっ子達に向き直ると「それでも君達は弟が捨てられた子と言うのか?汚いと言うのか?外見が少し違うからと虐めるのか?」と質問攻めにして、とうとう苛めっ子達は泣いて2人に謝っていたそうだ。

それを見た担任も「そうだお前達が悪い」とここぞとばかりに良い大人ぶって来て、姉達の怒りを買った。


「ねえねえ。君達勘違いしてもらっちゃ困るの。君達が謝るんなら人が違うでしょ?」

「君達が謝るのは俺の弟に、だ。それは先生、あなたもです。大体俺が在学時代の時も自分の鬱憤ばらしに立場の弱いヤツを虐めてたんだし。こんな大人が先生になるから、それに習う様に子供もなるんだよ」



その後、僕への苛めはなくなった。

そして僕の担任は2学期からいなくなった。新しい担任が来てからは僕はとても快適に過ごしている。


それからも良い事が続いた。姉達のスパルタな指導のお陰で僕の学校の成績も伸び、僕も兄と同じ有名私立男子校に受験し、合格した。


 姉は大学卒業後、医者となって今は国境なき医師団の1人として紛争地帯で頑張ってる。春には結婚するとか。

 兄は兄で高校野球を経て、プロの道に進んだ。そして4年前にアメリカ、大リーグへと飛び込んで行った。今でも兄の活躍はテレビに映し出されている。今年の春に姉の友人と結婚したばかりの新婚だ。


そして僕はー。


『エイジ。もうすぐ開幕だ』

『判った。今行く』


燕尾服の襟を整えると、指揮棒を握りしめる。

そう、僕は生みの両親達と同じ音楽家としての道を歩んでいる。


姉さん、兄さん。僕たちは確かに血は繋がっていない姉弟だけど、血以上の物が繋がってたって気付いたよ。あの時の苦しみがあるからこそ、僕ら姉弟は両親が亡くなった今でもその絆はしっかり結ばれている。



ー瑛士。血が繋がっていなくったって、(私)(俺)らはずっと姉弟なんだよ。


そうだね。


僕らの人生の幕が上がるまで、僕らの姉弟の絆はずっと繋がってる。

血よりも濃く。







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