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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

動物哀悟

発破犬

作者: うどん
掲載日:2015/05/05

いつもの通り救いの無い話。

紛争地帯には、上層部の思惑はともかく、

現地では平和と正義の為に戦う戦士たちがいる。

血で血を洗う荒んだ環境の中、兵士達はキャンプに紛れ込んだ犬達に癒された。


ある日、兵士の一匹が犬を連れてきた。

弱って入るものの人懐っこく、小さくて保護欲を誘う犬だった。


しかし、その犬は敵国の人間が仕掛けた爆弾を身体に内蔵しており、

兵士達と共に粉微塵となった。








その犬の名前は、そうだな、仮にハッピーとしておこう。

ハッピーは母親を知らなかった。

気が付いたら人間達に育てられていた。


ハッピーはある日起きたら大怪我をしていて、

いつの間にかそれが治っていた後があった。

それから身体が少し重たくはなったが、

何とか生きていた。

その時には何匹か一緒にいた犬の内2匹はいなくなっていた。

爆弾を腹に仕込む手術に失敗したのだ。


ハッピーは人間達に優しくされた。

それはハッピーを人懐っこく、

人間の懐に入りやすくするためだった。

ハッピーがしっかり人間を信頼して、

ハッピー達を育てていた人間の敵国の人間が近づいて来た頃、

ハッピー達の飼主は、

ハッピーを捨てた。


そしてハッピーは、其処の国と戦争している兵士のキャンプに迷い込んだ。

其処にいた兵士達はハッピーの可愛さに瞬く間にハッピーを仲間の一員に招き入れた。

背負ったバッグに入れて写真を撮ったり、

集合写真を撮ったり、それはもう、彼らの親友になっていた。

ハッピーは人間を信頼していた。


だが、ハッピーはハッピー自身にそのつもりが無くても敵兵だった。

自爆兵だった。

兵士達はハッピーを兵器ではなく、仲間として扱ってくれた。












けれども、ハッピーは――――――――――――爆弾だった。

ハッピーと言う名前が色んな意味でブラックすぎる。

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