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起用で不器用な異世界転生  作者:
幼年期編 第一章 異世界と魔法と家庭教師
7/15

第6話 魔法の謎

今回は、主人公のキャラがやや崩壊気味です

まだ説明話です

魔法

それは古代の人々が創り上げたものとされている

そして、稀に発見される古き魔法陣は必要な魔力が多いことから

古人は魔力が多かったと考えられる

しかし、現代にいくにつれ、魔力が減少し

現在の人々にとってこの魔法陣は必要魔力量が多いと感じられるのであろうと言われている


この事から魔力は徐々に低下しているという一説がかなり大きな問題となっていた

しかし、魔力は徐々に減っていくがある方法により増やすことが可能であるということが

発覚したため

現在では、そこまで大きな問題となっていない


だが、ここからまた疑問が生まれる

なぜ、魔法の生みの親の古人は魔法の必要魔力量を多くしたのか?


そもそも魔法の源の魔力はどこからきているのだろうか?


なぜ、睡眠をとると魔力が全回復するのだろうか?


この3つの例から、推測できることは

魔力・魔法が自然からきているもので古人が魔法を生み出したのではなく、もともと自然界にあったものを発見しただけなのでは?

ということが推測できる。

ある特殊な山の頂上では自然魔力回復量が多くなっていることから、この推測はかなり信憑性のあるものとされる


しかし、また疑問は生まれる

魔力・魔法は自然の何処から生まれてくるのか


この問題は解決されていない

このように、魔法や魔力についての謎は解明されていないことが非常に多いのである。


そのため魔法を使う人々も自分が使っている魔法の内容は詳しく知らないのである

勿論リクの家庭教師であるニーアもそうだ




「ごめん、前にも言ったと思うけど魔法に解明されてないことが多くて、

魔法が使えない者には聞こえなくて、使える人には聞こえるんだけどその原理はまだ解明されてないの」


まるで、ニーア先生の疑問でもあるかのように俺に答える

というより、ニーア先生にとっても疑問なのであろう


「魔法は謎が多いんですね。」


「そうだね、リク。本来なら何も無いところから何かを生み出したり、起こしたりするなんて

あり得ないことかも知れないしね」


うん、かもしれないじゃなくて普通はあり得ないからね

俺はそんなことを心の中で呟く

俺は、そんなあり得ない狂った世界に憧れていたんだから


「興味深いことですね先生ッ!」


とりあえずここはこう言っとけばニーア先生の好感度は上がるだろう

だが、また長い会話が始まりそうだ

ニーア先生いや女神と話すのはとても幸せな時間となるのだが…

今日は女神と話すより

女神の魔法魔に対する好奇心が……………


うん、仕方ないよ

まだ4歳ちょっとだもの

精神年齢17歳でも肉体は4歳だから

ここでの生活合わせた精神年齢なら21歳

それでも、肉体は4歳だから 4歳だから

大事なことは2回言う!


「そうだねリク興味深い話だね

リクがこの話をより詳しく理解できるように、魔法を使ってみよっか」


「はい、先生ッ!」


長い話が始まると思っていたのだが

予想外の返答が帰ってきた

やったね!

それと魔法を使うのは今日が初めてになる

俺はもともと頭が良い筈なので、ある程度のことは覚えている

しかし、1番気になっていた魔法の実践についてはまだ何も説明をもらっていないのだ

きっと、ニーア先生は聞いてくれるのを待っているんだろう

そこが可愛い…


「まずは、何をすればいいんでしょうか?」


「まずはね、私がリクに教えたどの種類にも入らない魔法を使うんだよ。

何回もリクが入ったあの特殊な魔法陣の中で詠唱をすればいいの。

そうすれば、練習も必要だけど使えるようになるし、

その時に起こった事で得意魔法の種類も分かる、便利な仕組みになってるんだよっリク」


「先生は、何の魔法が得意だったんですか?」


「私は、風魔法と空魔法の2つが現れたんだよ。2つも現れることは珍しいからうれしかなぁ〜

リクも2つぐらい現れるといいね」


「過去では、誰が1番多くの得意魔法を生んだんですか?」


「……………魔王だね」


一瞬の沈黙がおかれた意味を俺はすぐには理解できなかった

しかし、そのあとに発言された魔王そいう言葉を聞いて意味を理解した

ニーア先生はハイエルフのため寿命がかなり長い

魔王には皆嫌な記憶があってもおかしくない

ニーア先生に直接でなくとも、親や祖父母達に何かがあったということもある

この事については触れない方がいいだろう


「そうですか……………」


何か気まずい空気が周囲を纏う


「リク!ここからは本当に大変だから気を持ち直してね」


こういう時、ニーア先生はすぐに体制を持ち直す。とても先生として優れているのだろう


「はい!

ところで、何について気をつければいいのでしょうか?」


こういうことは、きちんと聞いておいた方がいいに決まってる


「リクのことだから心配は無いと思うけど

魔法陣の中にいる時間は現実時間で1分

魔法陣内での時間は48分

その間に詠唱をするから、」


詠唱は俺には聞こえないよ?ニーア先生?


「先生、詠唱はどうやって聞けば…」



「リク、この魔法陣の中にいるとちゃんと詠唱が聞こえるの

でも非常に聞きにくいし、この中で魔法を使うと辛いから気をつけてね」


そうか、そういうことか

先生はこんなこと説明をしなかった筈だ

俺は、何かに対して焦り過ぎていたのだ

ん?

よく考えたら、紙に書けばいいのではないか?

紙が高価な物というわけでもない

さすがにこういうところは質問しておいた方がいいだろう


「先生、聞こえにくいのでしたら予め紙に書いておいた方がよくないですか?」




「この魔法はね、魔法陣の中では違う言葉に聞こえるの。

だから、私がその詠唱をしても別の言葉に変換されて聞こえるから、私が言った言葉とリクに聞こえる言葉は全く別の物になるから…」


しかしどうだろう、ニーア先生は俺から質問されて嬉しがるのだが今回はそこまで嬉しいがる様子もない

それほど大切なものなのだろう

しかし大切なことということは何かしらの

デメリットが大きいということでは?

何故ニーア先生は、早くデメリットとか大切なことを教えてくれないのだろうか?

俺が質問しようとしていることを後で教えるつもりなのかな?

なら、問題ないな

しかし残念だこれほど残念な時間はないだろう

魔法が使えるようになるのは嬉しい

だが、失敗の可能性があるということがこの時間を少々残念にしている。あくまでも少々だ

何よりも残念なのはニーア先生の可愛い姿が見れないことだ

いつもなら嬉しいがるとことかが見れた筈なのに…

よし。

相手から見してくれないならこっちから見てやろう

ニーア先生の恥ずかし可愛い姿をなぁ!


「了解です。失敗のリスクは聞きません」


おっと、今見たぞ一瞬だがちゃんと見た

ニーア先生の戸惑ったような驚いたような顔を

このまま続けてやるぜ!


「解りました。リク、じゃあ始めますよ

この魔法陣の中に入って下さい」


え?

魔法陣の中に入ってって言ってるし

なんか、一番初めの時と同じ先生風な喋り方になってるし

せめて、『入って下さい』だけでも可愛らしく言ってくれたらなぁ

まぁ、今はそんなことより魔法だ 魔法!

切り替えは重要だ!

切り替え切り替え!


「入りました、先生がさっき言ったことをやればいいだけですよね?」


この魔法陣の中にいても魔法さえ発動しなければ時間差は無いからちゃんと会話はできる


「行きますよ!リク!!期待してるからね 頑張って」


なんだかんだで、最後にはニーアの可愛らしいところを見えるのだ


そして先生は詠唱を始めた

















次話


「リク、魔法に失敗しちゃったね

でも、チャンスはまだまだあるから……」


誤字・脱字・間違った言葉の使い方や感想があれば

コメント下さい


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