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起用で不器用な異世界転生  作者:
幼年期編 第一章 異世界と魔法と家庭教師
5/15

第4話 特訓は辛い

特訓は辛いですよね

勉強とか運動とかそういった類も辛いですよね

でも辛ければ辛いほど結果ぎ大きいと思います

「先生、もう無理です、助けてくださいよぉ〜」

俺は今、魔力を増やす特訓をしている

ただ単純に魔力を空にする作業にちょっとしたことを付け加えるだけで

魔力が倍になるようなことをニーア先生は言っていた。


しかし、この特訓はかなり辛い!!!

先生は簡単に説明していた

だから、俺も簡単なものだと思っていた

だが、この作業はやる側は本当に辛い

しつこいようだか、、辛い

先生の喋り方に騙されたのだ


まず、魔力を放出する方法から辛い

まるで先生の言い方だと魔法でも使って魔力を空にすればいいようなことを言ったが、

そんなことはなかった。

この作業は、特殊な魔法陣の上で飲まず食わすで1時間の間すごさないといけない

この1時間は、魔力量がどんなに多くても変わらないそうだ

魔力量が多い程 放出出来る魔力量も多くなるからだそうだ


誰もが、たった1時間と思うだろう

だが、実際この特殊な魔法陣の上にいる間はリアルタイムの1時間が

まるで2日と同じぐらいの時間に感じるのだ

つまり体感速度がとても速くなっているのだ

そしてとても暇なのだ


ならば、別の事をすれば良いと思うだろう


俺もそう思ったさ


しかし、この魔法陣の中では手足がかなり重く感じるのだ

これは実際の腕の50倍ぐらいに感じると言われている

50倍ってわかるのか?

そんなの重すぎてわかるか!って思った

こんなに重いと体もだるい

っていうか腕が痛い


そしてそこにとある魔法が掛けられる

この魔法は人が感じる温度を極端に冷たくするか熱くするかである

実際の体温は変わらないので身体に影響は無いが、

体感温度は本当に大変な事になっている

この魔法は非常に使いにくく戦闘では使えない

もし使えても相手は体感温度が大変なことになるだけで

拷問を何とも思わなかったり、ある程度の耐性があれば耐えれるので

戦闘で使う輩はいない

体感温度を下げるか上げるかは術者が決める事が出来る

俺は極端に体感温度を下げて貰った

いや、下げられた


これを48時間も続けるのはしんどい

この魔法陣の中いる人は相手と会話を交わすことでもなかなか時間が潰せない

何故なら

ここで10秒間喋ったとしよう

そうなると相手には480秒間の間に聞こえる

この480秒間は俺の体感時間480秒で実際は、10秒で聞こえている

1分間喋れば2880秒間

相手が喋った声はそのまま聞こえる

だが、これじゃ暇は潰せない


人間一番辛いのは延々と同じ事を繰り返す事か何もやる事が無い状況だと思う

この世界には日時計以外には時計と言える物は無いが

時計より正確に時計の役割をしてくれているものはある

魔法だ

この特訓も時間がわかる

だから1時間経ったかどうかは解る様になっている

この魔法を発動すると体から無色透明に近い湯気っぽいものが体から放出されるようになり、

1時間経つとこれの放出が終わる

これは徐々に放出される量が減っていく

減るほど体もだるくなる

これが全て放出されると気絶。

そこから12時間は眠る

この時間の間に魔力が増えるそうだ

この増える量は

7歳で2倍

10歳で1.1

15歳からは1.005しか上がらない

俺は2歳なので測り知れないぐらいヤバイそうだ

しかし、辛い



「先生?先生ー聞いてますー?」


この間の沈黙は長い






「聞いてるよー、頑張ってねー」


「先生、この特訓短くする方法ありますかー?」





「あるよーー、大体半分ぐらいになるよー。

でも、魔法が使えないと意味ないからねー」


ぬか喜びさせられたよ

だが、ニーア先生には悪気が無いのだ

そこがまた可愛い



「せんせー、これはどのくらいの期間まで続けますかー?」




「てきとーに考えてみるねー」


おいっ!だめだろ


「もっと、真面目に考えて下さいー」




「でも、あんま考えても意味ないと思うよー?

魔法は、これの時間を半分にするために使うから魔法の練習はそっちでできるからねー」


「せんせー、魔法を極めるのに時間を使いたいでーす」




「もうちょっと、増えてから考えようねーまぁ、最低でも1週間に3回はやるからねー」


「せんせー、もうちょっと減らしましょうよー」




「大丈夫、君なら頑張れる こんなに魔力が上がるのも子供のうちだけだから、 頑張ってねーー」


俺は何も言い返せなかった



しかし、なにかと先生は、嬉しそうだ

まぁ、俺ほど言うことを聞く生徒なんて

なかなかいないだろう

なかなかっていうか絶対いない筈だ

それにニーア先生は、休憩が大好きな人だからな

と思ってたら、寝たよ

遂に話をする相手さえいなくなった

でも寝顔も可愛いから良しとしよう

うん時々、パンツが見えたりするのは仕方の無い事だ

いや、あれはパンツでは無い

大事な部分を隠す布だ

だからどれだけその布を見ようと問題無い!

布の先が先生の寝相で見えてしまうのも仕方ない

暇だから仕方ないのだ





…これって生殺しだな


まぁでも

この特訓も魔法と眼福の為なら頑張れる!!







次話予告

リクがニーア先生に放った一言!?


「先生は僕の先生なんかじゃないです」



誤字・脱字や質問があればぜひコメント下さい

次話も宜しくお願いします

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