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「未定」 前書き

 初めに断っておくが、これから記す物語は、今からおよそ十年以上も前、私が大学に通っていた頃をもとに書かれたものである。できるだけ忠実に再現しようと思ったが、何しろ古い記憶であり、細部まで思い起こすことが困難であった(そのためいくつか虚飾されている部分や曖昧にしている所があるが、大筋は私が実際に体験した出来事をもとにしている)。

 正確に言うと今から十二年前、私は地方のある大学に合格し、親元を離れ一人暮らしを始めた。専攻した学問の内容はもうほとんど忘れているが、ある一人の青年のことが今でも心に残っている。『彼』が今どこで何をしているのか、果たして生きているのかもわからないが、『彼』が私に与えた影響は今さらながら大きかったと感じている。『彼』の了承を得ないまま物語を書くのは多少気が重いが、実名を伏せる事で許してもらうことにする(私はただ『彼』を晒しものにしようとは考えていない)。

 以後『彼』の名前は、彼が好きだった花にちなんで、『モク』と呼ぶことにする。

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