俺たちの戦いはこれからだ!
先輩:
君たちも、遂に卒業だね~。
卒業式に行けなくてごめんよ。
少し遅れたけれど、言わせておくれ。
おめでとう。
sloth:
そうだね。
いや~、この三年間は色々合ったな~。
特に最初の一年は。
ハリネズミ:
そうだね。
きっと、高校生って特別なんだよ。いや、学生時代そのものが特別なのかもしれないね。
創作物語りも定番だしね。学生物は。
だから、きっと、この三年間の出来事って言うのは、ずっと僕らの心の中に残り続ける。
sloth:
お前のはなしはいつも長い!
それに、俺は感傷にも浸る気分じゃないだぜ。
明日には早速研修だ。
最後の春休みぐらい休ませろよ。
先輩:
まぁまぁ、社会人も悪くないものさね。
きっと辛い事もある。
でもね、自分の気持ち次第で相手の対応なんて悪くも見えるし、よくも見える。
私は知ってるんだ。
人はみんな悪い人だけど、みんな良い人なんだよ。
sloth:
矛盾してるじゃん!
先輩:
人間って言う生き物は、そういう生き物さね。
さて、これから君たちはどんどん大人になる。
sloth君は就職するし、ハリネズミ君は進学するだろ。
今までよりも、友達だからって手伝える事は増えても来るし、限られても来るんだ。
勉強なら教えられる。
営業成績とか、企画書の案とかはちょっと難しいかもしれない。
でも相談なら受けられるし、何より人って言うのは応援してくれる人が一人でもいるだけで心の支えになるんだ。
私たちはずっと友達。
何があっても仲間だよ。
叱るし、喧嘩もするかもしれない。
でも友達であるのは変わらない。
ハリネズミ:
先輩。ありがとうございいます。
sloth:
大丈夫。分かってるよ。
先輩:
もうこんな時間だね。そろそろ寝るよ。
sloth:
俺も明日から朝早いし、寝るわ。
ハリネズミ。こう言うときの言葉知ってるんだろ?
ハリネズミ:
大丈夫。オタクだからね。
sloth:
良し良し。流石だな。
いいな。行くぞ~。
sloth:
3
sloth:
2
sloth:
1!
sloth:
俺たちの戦いはこれからだ!
ハリネズミ:
僕たちの戦いはこれからだね!
先輩:
私たちの戦いはこれからさね!
sloth:
先輩はもう戦ってるじゃん!
先輩:
結婚するのさ!
sloth:
マジで! 凄いじゃん。
おめでとう。
相手は?
誰なの?
先輩:
チッチッチッチ。
私を誰だと思ってるんだい?
サプライズだよ!
招待状にも式場しか書かないかもさね!
ハリネズミ:
いや、そこには書いた方が良いと思います。常識として。
sloth:
諦めろハリネズミ。先輩は頑固だ。
まぁ、楽しみにしてるよ。
sloth:
それじゃ、おやすみ
ハリネズミ:
おやすみなさい
先輩:
おやすみ~
slothさんはログアウトしました。
ハリネズミさんはログアウトしました。
先輩:
うふふ。君たちの良く知っている、斉藤 洋介君だよ。
おやすみなさい。
実は、他の作品、私の処女作、『嘘と真実』と『弱虫な僕らの人類不信任決議』と連動していました。最後の結婚相手は、その作品の登場人物です。
他の作品を見てないと分からないネタで申し訳ありません。
さて、これで一度、終わります。
不定期更新の作品にお付き合いくださりありがとうございました!
何か思いついたら、差込でお話を追加するつもりですが……。
更新具合から分かるように、中々にネタが出てきません(涙)
それでは、最後にもう一度お礼を言わせて下さい。
ありがとうございました!




