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血液型

 sloth:

 ノンフィクションなんですが、この物語の人物が実在する名前、あるいは架空の人物と名前が被ってもそれは偶然かもです。

 

 ハリネズミ:

 なんだい。それは。


 sloth:

 おれは主人公になるために、日夜こう言う妄想をする努力をしているのだ。


 ハリネズミ:

 なるほど。分かったよ。

 君は馬鹿なんだね。

 sloth:

 うるせ~な。お前のこの前いってた『僕たちの世界は誰かの創作物語?』だって似たようなものだ。


 ハリネズミ:

 それを君は否定したんだよ?


 sloth:

 あれは間違ってる。俺は誰かに操られて無い。

 俺は俺でつまり俺なの!


 ハリネズミ:

 B型の君らしい。

 僕が思うに各血液型によって、口癖と言うかイメージワードがあるんだ。

 B型は『I My Me Mine』だよ。俺俺主義だね。


 sloth:

 なんだよ。俺俺詐欺みたいで感じ悪いな。

 って言うか血液型診断なんて信じてるの?

 乙女趣味~!


 ハリネズミ:

 そうかい?

 僕はslothが信じてないほうが意外だね。

『ほら~、私B型だし~』って聞いたこと無いかい?

 B型のイメージが悪く、それ故にか彼らは自分たちの不思議なアイデンティティを持っている。


 sloth:

 俺は違うぞ。


 ハリネズミ:

 ほら、また『俺は』だ。


 sloth:

 じゃあ、お前はどうなんだよ。


 ハリネズミ:

 僕はA型だ。


 sloth:

 いや、それは知ってるよ。

 そうじゃなくて、A型ってどんな感じなの?

 

 ハリネズミ:

 一般には几帳面とされてるね。

 

 sloth: 

 誰が?

 お前が?

 ありえない。


 ハリネズミ:

 そうかな。僕の部屋は割りと整理されてると思うよ。

 

 sloth:

 確かに。

 乙女趣味のお前の部屋は整理されてるかも。


 ハリネズミ:

 ふ~。本当にいやみが好きな男だね。

 まぁ、いいや。

 そして僕が思うA型のイメージワードは『shoud』だ。

 どうも社会的価値観に縛られてしまう。

「男ならこうあるべきだ」のように『~ならば、…であるべきだ」とね。


 sloth:

 男前の血液型持論は、英語ばかりだな。


 ハリネズミ:

 そうでもないよ。

 例えば、先輩はO型だろ。


 sloth:

 うん。

 で、O型のイメージは?


 ハリネズミ:

 おっとりしていて頑固者。


 sloth:

 なるほど。先輩は頑固だ。


 ハリネズミ:

 だろ? 信じてきたかい?


 sloth:

 ちょっとな。


 ハリネズミ:

 ふふふ。Bは俺俺ウルサイいくせに、影響を受けやすいからね。


 sloth:

 何、勝手に自信持ってるんだよ。

 ここまできたら最後まで聞いてやるよ。

 ABはどんな感じ?


 ハリネズミ:

 一般的には二面性を持つ不思議ちゃんと言われているね。

 でも、僕に言わせれば……。

 レアモンスター。


 sloth:

 何それ?


 ハリネズミ:

 あんまりいないんだよ。 

 ほら、中学の時の田中君っていただろ。

 あのクラスでは彼だけなんだよ。

 そして僕は田中君の事をあんまり知らない。



 sloth: 

 俺もあんまり話したこと無いや。

 まぁ、いいや。

 俺にはよ~く分かったよ。

 乙女趣味のハリちゃんはかわいいね~。

 でも乙女だね。(先輩風)


 ハリネズミ:

 僕もよ~く分かったよ。

 ちょっと、待ってろ。

 長期戦に備えてコーヒーを持ってくるよ。

 

 sloth:

 おう。

 望む所だ!

 行ってらっしゃい。


 ハリネズミ:

 あぁ。絶対に逃げるなよ!

 

 sloth:

 おう。

 

 sloth:

 な~んちゃって。

 いやだよ。お前の話は長いもん。

 じゃあな。ハリネズミ。


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