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そうやって幕を下ろしていたら綺麗だっただろうけれど、これは男子高校生の至って日常的なお話なのだ。そうは問屋が卸さない。
そして、その方が僕達らしくもあるだろう。
なんて……かっこつけすぎか。
まぁ、どんな物語にも明日は必ず来るということだ。
後日、僕は初めて屋上に訪れた。
確かにコンクリで一段上がっている段差はあったし、屋上に出れるのも嘘ではなかった。
ただ知らないこともあった。
『雨天使用禁止』
そんな張り紙が扉に張られてあったのだ。
これがあの出来事以前からあったのか、それ以降に貼られたものなのかは定かではない。
それと重大なことが発覚した。
それは屋上の床が〝リノリウムだった〟ということである。
こういう〝例外〟もあるのだよ、布瀬君、とでも言いたくなった。
けれども、僕はこの事実を布瀬に突き付けて勝ち誇ったりはしない。
だって僕は大人だから。
ただ喜びを噛みしめるだけ。そんな自分に酔いしれる。
そんな後日談。




