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すみません、投稿したつもりが無かったのですが、投稿していたようです。


 

 待ち合わせの図書館の入り口に立っていると、一人の男性が手を振りながら走って来た。


 私はその人が自分に振っていると思わなくて、目を逸らすと


「マーガレット!」


 と名前を呼びながら私の目の前で立ち止まった。


「久しぶり!ここまでは迷わずに来れたかい?」


 誰だ?この人・・


 きっとそんな目で見ていたんだろう相手は、ああっ!と気付いた様に


「アランだよ、マーガレット!」


 と名前を言った。


「えっ?アラン様?!だって髪が・・」


 そう、顔を隠すように伸ばしていた髪をバッサリ切っており、とても爽やかな青年へと様変わりしていた。

 顔立ちはコンラッド様とは違うが、瞳の色は同じだなぁと、まじまじと見ていると


「とにかく中へ入ろう。デビュー前とは言え君はまだ未婚女性なのだから」


 アラン様はそう言って私を中へと誘ってくれた。

 




「ここは街の図書館だけど、勉強するだけなら充分参考になる本があるんだ。ちなみに教えて欲しい教科は何だい?」


 私が伝えるとアラン様は席を立ち、本棚の方へと向かって行った。

 私は自分なりに勉強したノートを机の上に出しアラン様を待つ。

 十分ほど過ぎた時、たくさんの本を抱えたアラン様が戻って来た。


 アラン様との勉強は楽しかった。

もちろん参考書のお陰でもあるが、試験対策と言って自作のテストを作って来てくれた時は驚いた。


「アラン様解けました」

「では採点するね!マーガレットは疲れたでしよ?少し休憩してくると良いよ」


 と言われ、お手洗いにも行きたかったから席を離れた。

 お手洗いまでの廊下には花壇があり、色々な花々が咲き始めていた。

 私は花壇に足を向け歩くとそこは公園になっていて


「そう言えばこの図書館、公園の中にあったんだわ」


 まだ戻らなくても大丈夫かな?

 少しだけ・・と目の前の花壇まで足を進めるとその先に見覚えのある男女の姿があった。


「フローラと・・コンラッド様?」


 どうして?と後をつけようと思ったがアラン様を待たせている事を思い出し、踏みとどまった。


(帰ったらフローラに聞けば良いしね)


 二人の姿は移動したのか見当たらず、アラン様のいる図書館へと戻った。

 アラン様には二人のことは黙っておいた。

 もし見間違いだったらいけないし、あまり接点の無い二人が待ち合わせてまで会うとは思えなかったから。

 机に戻るとアラン様は一生懸命ノートに書いていた。私はそっと後ろから覗き込む


「今アラン様が勉強してるのですか?何だかとても難しい事が書いてありますけど・・」

「?!!」


 急に声を掛けたせいで凄く驚かせたようだ。

 でも、その驚き方が面白くてつい


「アハッ、アハハ」


 と、笑ってしまった。



次回からも少し書き溜めたら投稿していこうと思います。

出来るだけ早く書きますので、良かったら読んでください。


ある程度話が溜まりましたので、10日から再開します!

毎日投稿しますのでまた、覗いて頂けたら幸いです。


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