第二章 1
お久しぶりです!
第二章突入します!
正直いつまで続くかわかりませんが、頑張って投稿していきます!
フローラの結婚から一年か過ぎ、七日後は兄フレッドとフローレンス様との結婚式。
残り少ない家族との時間を取るため今日、久しぶりに家族が集まった。
フローラとコンラッド様も元気そうだ!
コンラッド様の腕には一歳になったアベルがいて
「アベル!大きくなったわね!おばぁ様よ!」
「元気そうだな!さぁ、こっちに来なさい!」
すっかりおじい様おばぁ様となった両親は、コンラッド様からアベルを奪い取るように応接室へと歩いて行った。
「ふふ、一月前に会ったばかりなのに」
「アベルの成長は早いから!我が家の両親も奪いあってるよ」
すっかりと落ち着いた若夫婦は、荷物をメイドに渡すと私の方へ歩いてくる。
私は黙ってフローラを抱きしめると、フローラも私を抱きしめてきた。
「お疲れさまマーガレット!全てを任せてしまってごめんなさいね。手伝いたかったんだけど」
「今はアベルに手が掛かるもの。仕方ないわ」
コンラッド様とも挨拶を交わすと一緒に応接室へと向かった。
お兄様は最終の打ち合わせが終わり次第、こちらへ向かうと連絡があった。
第二王子殿下の元を離れ、今はバルディ公爵の元で公爵家の仕事をしている。
正式に結婚したら宰相の仕事も手伝う事になっていて、更に私たちとは遠い存在になってしまう。
基本フローラと私はそれぞれの領地にいる。両親は仕事によって行き来もするが・・アベルが居るから領地にいる事が増えそうだ。
「そう言えばアランとは会っているのかい?フレッドの代わりに、第二王子殿下にこき使われている!と手紙が届いたけど」
「実は私もまだお会いしていないの。お兄様の話では、抱えている問題があって・・それが解決しないと休みがもらえないと・・」
応接室へと入るとオモチャをエサに両親がアベルの気をひこうと必死だった。
アベルはまだ歩けないがハイハイスピードはすごく速く、メイド達が必死で追いかけている。
「アベル!」
フローラが声を掛けると嬉しそうに全力スピードで這ってくる。
その姿が可愛くて、両親も私もメイド達も自然と笑顔になってしまう。
両親とは似ていない色を持って産まれたアベル。
それでも私たち家族の宝である事に変わりは無かった。
結局お兄様は夕食の時間に間に合わなかったが、皆がサロンで集まって談笑している時に帰宅した。
「やあコンラッド!良く来てくれたな!フローラも会えて嬉しい。・・アベルは?」
部屋に入るなりコンラッド様と握手を交わす。が、目線はアベルを探していた。
「お兄様残念ね!アベルは少し前に寝てしまったわ」
寝かしつけが終わったフローラが笑いながら答えると、あからさまに残念そうな顔をした。
「フレッドも結婚したら直に子供を授かるよ。子供は可愛いからなぁ、片時も離れたくなくなるんだ!」
「子供かぁ・・でもフローレンス嬢との時間も欲しいからなぁ」
と、惚気出した。
「独身の私を目の前に、皆んなで惚気るのは止めてくださいませ」
わざと両頬を膨らませるとワァッと笑いが出る。
(ああ、ここにアラン様が居てくれたら・・)
一瞬アラン様の事を考えてしまった私にフローラはそっと寄り添ってくれた。
「コンラッド様、お兄様と二人で今から飲まれますか?もし飲むなら今夜はマーガレットと過ごしてもよろしいかしら?」
フローラはコンラッド様に問いかけると、二人が嬉しそうに頷いてくれた。
明日は家族で王宮へと出向き、両陛下へ挨拶。その後は王太子殿下、妃殿下への挨拶。
最後に第二王子殿下へ挨拶に行く事になっている。
(もしかしたらアラン様に会えるかしら?)
期待を胸にフローラと一緒にマーガレットの部屋へと向かった。
「アランは今、何の調査をしているんだ?」
俺の部屋で飲んでいると、コンラッドは突然聞いてきた。本当ならコンラッドとフローラは王都へは来れない。
まだあの事件から一年しか経っていないから。
だが今回は俺の、公爵家の結婚式とあって特別に結婚式を含む十日間、王都に来る事を許された。
「三ヶ月前に手紙が来て以来連絡が途絶えた。ただの、殿下の使いパシリではないんだろ?」
ワイングラスを口に付けながら俺を見る。
俺は空になったグラスにワインを注ぎながら、フゥッとため息を吐いた。
「コンラッド、君にも手伝ってもらうかも知れない。俺が動ければ良いが今は無理だから・・」
コンラッドは(俺で良ければ)と言って、耳を傾けた。




