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第528話

「こっちだこっち。ここからは大きな声は出すな。そこの階段の先にある木があるだろ?その木の枝の下をくぐれば、そこの建物の屋根の上に乗れるから、そうしたらその横にある小さな扉から屋根裏部屋に入るんだ」

「一体何が・・・」「あるっていうの?」

「おふたりさん夫婦かい?息がぴったりだね。ま、何があるかは着いてからのお楽しみだ。それがこのホビットの村に入る儀式というか、しきたりでもあるんだよ」


とある平屋建ての屋根裏部分へと案内されたドモンとナナ。

天井が低く、少し屈んだ状態で奥へと進む。


「中はすごく蒸れてるわね」額の汗を拭うナナ。

「下から湯気が漏れているけど、これはもしや・・・」

「お?お兄さんはわかったかな?そう、これは蒸し風呂がある建物の屋根裏だよ」


屋根は隙間がある構造で、無数の光が差し込むのと同時に、湯気を外へと逃がすことが出来るようになっていた。

そして床にも当然無数の隙間。理由は同じ。


「覗いてみるかい?お兄さん。中では幼女からスケベな体のお姉さんまで、みんな裸になって寝転がっているよ。特に我々ホビットの幼女と来たら、時折妖精と間違えられるほどの美しさなんだ。膨らみかけの胸と股にあるあのキレイな一本筋の・・・」

「どどど、どれどれ」「ちょっとドモン!」


ホビットの言葉に舌舐めずりをしながら、這いつくばって穴を覗き込んだドモン。

一番先を進んでいたナナが慌てて戻って、ドモンの頭を引っ叩こうとした。


「お姉さんもそっちの穴から覗いてごらんよ。今たまたま、オークのお客さんが来てるんだ。世にも奇妙なとんでもないものが見られるぞ」

「イヤよ!なんで私が!」

「シーッ!大きな声を出さないで。興味ないかい?それに貫かれれば、どんな屈強な女戦士も屈服し、気をやって夢中になってしまうというそのイチモツを・・・」

「・・・・」


興味がないと言えば嘘になる。むしろ興味はすごくある。

そっち系の小説で何度も見た、女性冒険者が『実際にやられると怖いけど、やられる想像はする』という妄想おかず第一位。


少し前にドモンに「オークキングに見せてもらおうぜ?」と言われた時は、一応興味がないフリをしていたが、内心楽しみすぎて心臓が破裂しそうだった。が、なんやかんやで実現はしなかったのだ。


「し、仕方ないわね。それがしきたりだってなら、私も従うしかないかぁ」

「へへっ、オークはもうちょっと奥だ。そうそこらがちょうどいいな」


ドモンの7~8メートル向こう側まで移動し、ナナも四つん這いになって床の穴を覗き込む。

だが白い湯気が邪魔をして、なかなか中の様子がわからない。


「なーんかよく見えねぇな・・・でも、どう見ても幼女どころかお姉さんでもないような???婆さんじゃないのか?あれって・・・」うつ伏せで穴に張り付くドモン。

「こっちもオークの姿なんて見えないわよ。なんだか小柄なおじさんがたくさんいるだけで・・・まあ確かにアレはおっきいけど」

「おい、なんか俺のが小さいみたいな感じになるだろそれ!まあ確かに間違っちゃいな・・・うわっ?!」

「まったく・・・幼女の姿なんてサンので十分でしょ!どうせなら私みたいなのを探してみなさいよ。ま、そうそういないでし・・・キャッ!!え???」


湯気の隙間から見える風景を覗き込みながら会話をするふたり。

想像していたものとは違うものが見えたものの、本来はいけない覗き行為をしていることでテンションはやや高め。


そうして呑気に感想を言い合っていたふたりだったが、不意に下半身側の床がパカッと開き、屋根裏に上半身だけ残す形でぶら~んとぶら下がる格好となった。それと同時に覗き込んでいた隙間もピシャリと閉まり、屋根裏は闇に包まれた。


「どうなってんだこりゃおい!あれ?あいつどこ行った?!」

「ちょちょちょちょっと!!私下着つけてないのよ!!!」

「なんでだよ?!」

「あの時脱いだままで、あんたが私の下着持ってるじゃない!あとで返してもらおうと思ってたのに・・・。ねえドモンなんとかしなさいよ!!」


真っ赤な顔を両手で隠しながら、羞恥に震えて顔をブンブンと横に振ったナナ。

ナナのいる方の床下から、おー!おー!という歓声が聞こえている。


「ちょっと待ってろ。今すぐ這い上がって助けに・・・おいやめろ」

「ど、どうしたの?」

「やめろ!手を放せよ!!掴むなってばおい!!」

「何されてんのよ?大丈夫なの?!」


何とか這い上がろうとしていたドモンの体が、またゆっくりと沈んでいく。

真っ赤な顔で歯を食いしばっているドモンの様子を見たナナが、心配そうな顔をしながら声をかけた。


もしかしたら見えないところで、ドモンが切り刻まれているのかもしれないとナナは不安に思ったのだ。

が、そうではないのだと、床下から聞こえてきた声でわかった。


「なんだいこの粗末なものは!縮こまって皮も余っちまってさヒッヒッヒ!」

「随分臭うねこのイチモツは」

「剥いて洗っていないから恥垢が溜まっているのかもしれんのぅ」

「ハッハッハ!もっと皮を引っ張って伸ばしてやろうぞ」

「そうしたら子供のよりも小さいわねぇ。可哀想に」


ドモンも両手で顔を隠しながら、「やめろ!ヤメてくれ・・・」と苦悶の表情を見せる。


「なんだか膀胱に小便が溜まってるようだし、管を差し込んで抜き取ってやろうかね」

「や、やめ・・てくれ・・・頼む・・・」


「ほら若い衆、見ておれ。まずはこうしてイチモツを手に持って、しっかりと先をつまむんじゃ。何度か刺激を与えれば硬さが増すから、そうすれば管も簡単に入るようになる。ほれほれこうして・・・」

「勃つな勃つな勃つなぁ!!!ぐああああああああ!!!あぁ・・・あ~」


ホビット族は大変器用である。


ドモンのモノを触っているのはかなりの年配者だとはわかっていたが、信じられないほどピンポイントでドモンの急所を刺激し続け、最後は堪えきれずに体が勝手に反応。

元気になってしまったところで、その先っぽに管らしきものを突き刺され、徐々に下腹部に感じていた尿意が無くなっていった。


自分からは見ることが出来ない中で、大勢に見られながらの強制失禁。


女性達の笑い声が響く中、涙を浮かべながら這い上がるドモン。

その瞬間突然スッと管を抜かれ、いきなり小便を出している最中の感覚となり、慌てて下腹部に力を込めるも、結局最後まで漏らし切ってしまった。


先日大勢の前で大きい方を漏らした時よりもずっと酷い羞恥。赤っ恥。地獄。


下半身裸のまま何とか這い上がり、フラフラとよろけながらナナの救出に向かうドモン。

男達に酷いイタズラを受け続けているのではと心配したドモンであったが、ナナは「ちょっと!!誰かもっとこすってよ!!」と叫びながら、ヨダレを撒き散らしながら頭を掻きむしっていた。


「どうしたナナ!男達に何かされてるのか?!」

「ち、違うぅぅ!!何もしてくれないのぉぉぉ!!あぁもうー!!!」

「え??」


ナナは意味不明な叫び声を上げ、白目を剥き動かなくなった。





自分からは見えないところでナニに管を入れられるくだりは、入院中の実話。

実際は年配の男の先生と、お姉さん看護婦、そして見習いナース達が大勢いる中、カーテンの向こう側で下半身をいじくりこねくり回され、固くなったところで管を突っ込まれた。


「こうすれば固くなるけど、その方が入りやすいから。ほら固くなってきたでしょ」という声だけカーテンの向こうから聞こえる地獄(笑)

管を差し込まれたあとも元気なままだったので、左上向きにナニをテープで固定され、パンツとズボンを穿かされた。




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