この話ラノベではなくて、漫画の方が良いのでは無いでしょうか?
授業終わり、いつも通りの4人が部室でダラダラして
いると美希先輩が俺に訪ねて来た。
「そう言えば、どうしてラノベなのですかね?」
「何の話しですか?」
「だってギャグをやるなら漫画の方が簡単そうじゃない」
「えっ?」
「この話ラノベではなくて、漫画の方が良いのでは無いでしょうか?」
「美希先輩⁉︎初っ端から触れては行けないところに‼︎」
俺が反応に困っていると麻美が代わりに答えてくれた。
「それは作者の絵が壊滅的だからっすよ!」
「だから、文章だけで勝負というわけですか」
「そう言うことになるっすね」
「ですが、文章も大して面白くあり…」
「2人ともやめてあげて‼︎」
「違う意味で終わっちゃうから!」
作者もそこまで絵はひどくない、文章も世界観に合わせているだけである。そしてさっきはツッコミよりフォローして欲しかった作者であった。
「ほらー、作者の人かなり気にしてるよ。日曜6時からのアニメでやってるナレーションみたいなの入れ始めたよー」
「あー、ちび…」
「今すぐ口を閉じろー‼︎」
それ以上は、アウトなので麻美をすぐに黙らせた。
「美希先輩もですけど、著作権って知ってますか?」
「もちろんですよー、それは馬鹿にし過ぎっすよー」
「流石に知ってるか。それは、悪かったな。」
「本当先輩こそバカっすねー。だからミスターアブノーマルって呼ばれるんですよー」
それだと俺は普通では無くなっちゃうと言うツッコミは置いといて、話を戻して聞いてみた。
「じゃあ麻美、著作権の意味答えてみろよ」
「うぅ…えーと著作権て言うのはあれのことっすよ…」
案の定知らなかった麻美は少し考えたが出てこなかったのか、諦めて棒読みで答えた。
「ほらー、あの映画館の予告で出てくる映画泥棒の事っすよー」
麻美の答えが予想以上にツッコミずらかったので困っていると、美希先輩が助けてくれた。
「そうですね、麻美ちゃんも間違っていませんが少し違いますね」
「さすが美希先輩!こいつに説明してやって下さい」
「わかりました。麻美ちゃん著作権と言うのは簡単に言うと…」
「◯とかピーとかの事ですよ」
「美希先輩…」
「あってはいるんですけど…」
「えっ、だってアニメで他の作品名行った時はピーという効果音が…」
「えーと、そうなんですけど…違くて」
美希先輩に細かい説明をしていると部室のドアが開き。女の子が恐る恐る入ってきた。
「すみませーん、ここで助っ人頼めるって聞いてきたんですけどー」