(22)なんでいるの?
お久しぶりです。こにゃんくんです。前回は前書きもなしにすいませんでした。作者は結構ルーズなので、投稿は不定期になりますが応援よろしくです。では、本編をどうぞ。
その女子は白石さんだった。
なんだか殺気にも似たような視線を感じるんだが…。なんか前にも感じたことがあるような…。気のせいだよな。うん。
勉強を始めようと道具を用意していると、
「あの〜…。」
白石さんに話し掛けられた。
「ひろ君だよね。」
「ああ、そうだけど。」
なんでしょう。俺ってばそんなに有名だったけ?
「やっぱりそうでした。」「え?何が?」
「覚えてませんか?私のこと。」
「え〜と……。」
ごめんなさい。全くわかりません(笑)。
なんてことを思いながら困っていると、
「あれをやらないとダメですか…。」
「あれって何?」
「こうするんです。」
「ぐああぁァっっ。」
わ、脇腹を殴られたっ。
無茶苦茶いてぇ!!!
でもなんだか不思議な感覚を覚えた。
この痛みは前にも受けたことがあるような…。
そこでさっきの殺気を思い出す。
あの殺気といいこの容赦のない脇腹への殴り方!!
もしかして……
「君……せんちゃん!?」「ようやく思い出しましたか。」
呆れたようにせんちゃんは言った。
「な、なんでいるの?確か幼稚園の時に引っ越したんじゃ…。」
「戻って来たんですよ。」と、ニッコリ笑うせんちゃん。
「あの〜、もしかして、お二人方は、お知り合い、ですか?」
「あ〜、竹原くん、話すと長くなるんだ。」
そう言ってから俺は話始めた…。