(20)ハプニングは突然に
更新遅れてまことに申し訳ありませんでした。頑張って書きますので、見捨てないで下さい…。今回の後書きは成池 小鳥さんです。
駅に着いた俺らは切符を買ってホームに出た。
無言のまま来た電車に乗る。
明日の事を考えながらシートに座っていると、なんだか眠くなってきた。
眠いなあと思っていると、急に右肩に重さを感じた。なんだ?
と思って右を見ると、そこには美優の頭があった。
どうやら寝てるらしい…。
って
ちょっと待てや!
つまり美優は俺の右肩を枕にして寝ているというわけで…
うのあああぁぁ〜〜〜!!なんていう展開だ。
ほのかに香る女の子特有の甘い香が俺の思考能力を奪っていく…。
「すー、すー…。」
当の本人は寝息をたてながらおやすみになられている!
い、いろいろとまずい状態である。
焦る気持ちと、少しの嬉しいような感情が入り混じって………、
ああ〜
なんかヤバいぃぃ〜!!
そうこうしているうちに次の駅が降りる予定の駅になってしまった。
ヤバす。
美優は全く起きる気配がない。
このままだと俺が起こさなくてはならなくなるが…、なんだか…むう…。
女子は苦手だ…。
とりあえず肩を揺すってみる。
「ん…、ん〜。」
起きない…。しかもなぜか俺の腕を掴んできた!!
なんかさらにヤバいことになってしまった〜!!!
『間もなく高新駅に到着いたします』
ヤバい!
到着のアナウンスが…
仕方ない…。
最終手段だ。
駅に着き、ドアが開いた瞬間、俺は美優をお姫様だっこで抱え、ホームに降り立った。
ホームのベンチに美優を座らせ、ほっといきをつく。なんとかなってよかったぜ…。
その後は美優をなんとか起こし、(すんげー大変だったけど…)駅で別れた。
まあ大変な一日が終わってよかったと思いながら、俺は家に向かって自転車をこぎはじめた…。
小学生と見間違えられるくらい身長が低い。実際に測るとやっぱり130センチくらいしかない。時々語尾に猫語が付く。性格に裏表がなく、いつも明るい。そして誰にも負けないくらいのがんばりやさんでもある。合気道を習っており、大抵の人は敵わない。かなりのゲーマーであらゆるジャンルのゲームに手を出している。恋をしているようだがどうなることやら。三組副級長。