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ダンジョンが出来たからこそおっさんは頑張る(仮)  作者: ともゆき
第2章 おっさん初のPTでダンジョンに挑む
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おまけ

木花と村角のお話です。賛否の分かれる内容ですが楽しんでいただければ幸いです。

木花きばな真二しんじ33歳


今朝自宅を出る時嫁には内緒で、ダンジョン協会に来ていた。


そして今俺はダンジョンに来ている。


PTは大学生3人と少し年上のおっさん二人と俺より少し下の女性と自衛隊の女隊員だ。


1階層は敵が1匹しかいなく2階層に向かい敵も多くてあっという間にLvが上がる。(なんだ結構余裕じゃないか)


しかし途中休憩で隠し部屋が発見され…11階層に飛ばされた。俺には嫁も子供も居るのにどうすんだ?頭が真っ白になり赤江の坊主に怒りが収まらなかった。


すると、おっさんが「ま…まぁ…け…喧嘩は辞めましょうよダンジョン内……」はぁ何言ってんだコイツと思い「お前は黙ってろ!赤江に聞いてんだろうが!」と返していた。


そこからは女性隊員にまで突っかかった。喚き散らしみっともなかっただろう、威嚇で薪割りの斧を使いそれが、手からすっぽ抜け拾おうとすると間隣におっさんが現れ斧が消えた。


「い…今の…木花さんが持ってても皆さんを怯えさせるだけです。冷静になって周りを見てください」はぁ?又このおっさんはと思いながら周りを見る。


大学生女2人は抱き合い泣いている。

もう一人のおっさんと女性は動いていない

女隊員と赤江のボケはうつむいてしまってる。


そして俺の横に居たおっさんが「し…神託はダンジョン内で人同士の争いを禁ずる。……」


そうだ神託では争っちゃいけなかった。徐々に冷静になって俺がどんだけ大人げない事をしていたか気が付いた。


俺はおっさんに「あ…あぁ…すまなかった」と謝っていた。その後プラス思考を持つためにアイテム確認を行う事になる。


あの吉川ておっさんは元から鑑定が使えたらしく大塚て女性隊員がアイテムの説明をしてる。(こいつら何か隠してやがるな)説明を聞いた俺は聞き耳スキルが欲しかった。


本以外は自分らで相談してどれか一つという流れになる俺はさっきの失敗で何とも言えず従うだけだ。俺は迷わず聞き耳スクロールを選択した。


スクロールを無事ゲットした俺はすぐ使用し小声迄聞き取れるようになった。村角って女性が吉川に近づき鑑定スキルの事を聞いたりしている。


その後大塚がカ〇リーメイトを配りしばらくして

「吉川さん以外の皆さんすみませんが戦力確認の為ダンジョンカードの確認をお願いします。」


とりあえず先ほどの発言などの事も含め吉川に謝った。


すると吉川は「大丈夫そうだ」と言いながら斧をリュックから取り出し俺に返してきた。


それから出口が解り通路を進むモンスターが居るようで引き返すとあの吉川一人で倒してくると言い出した。(コイツ馬鹿だな…まぁ楽させてくれるならいいが)


赤江が「見に行った方がいいですよ」

一之宮「一人に任せるなんて!」

新名「本当に大丈夫?」

大塚「吉川さんなら大丈夫と思います。だから待ちましょう」

村角「HPが急に減りましたよ!本当に大丈夫なんですか?」

大塚は必死に待つことを主張するが、村角の一言で見に行く事になる。


「あら?20しか減ってない70位与えれると思ったのに」と俺には吉川の声が聞こえてきた。もう3m以内に近づいたようだった。視界に吉川とでかいゴーレムが対峙していた。すると「当たらなければ」某有名なセリフが聞こえて大学生まで笑いを堪えるのに必死だった。(それもそうだが、あの動きは何だ?あいつ怒らせない方が良いな。謝って正解だった)


その後ゴーレムを倒し通路右に行く、そして行き止まりらしく戻る事になった。その矢先、足元に何かを踏んだ気がした。いや踏んだ。「いてえええええぇええーーー」そして意識が無くなった。


そして俺は今白い空間に居る。『もう少し待ってね』とどこからか男の声が聞こえ少しすると、もう一人現れた同じPTの女性だった。





村角むらすみ 香織かおり30歳


右腕に何か刺さってる。「痛い!」と声を上げてしまった。


そこから目眩がし、倒れてしまう


『鑑定を受けました。表示を許可しますか?Y/N』 (あぁ吉川さんねイエス)『ステータスオープン』


状態 毒


職業

Lv12 

HP    90/320

MP    400/400

SP    165/165

力    40

体力   32

防御   29

素早さ  34

知力   62

魔力   47

運    21


スキル

鑑定


魔法


称号

初トラップ付きの宝箱を開けた

初11階層到達


(毒かぁ〜ついてないわねぇ)


吉川さんが「き…木花さんが…し…死んでる…」


(え?どういう事?彼の方がHPは上だったはずよ?)

「私は生きてるのよ。なんで?」声を絞り出しながら聞く


すると大塚さんが木花さんには2本刺さってると


「そぅわたしも死んじゃうのかな…」

(死にたくないなぁ〜会社では若い子からお局様扱いされうんざりしていた。ダンジョンが解禁されると聞いて、新しい人脈が出来ればいいなって言うより出会いが欲しかった。有給使って来たのに運がないわね。お父さんやお母さんに会えるかなぁ…会えるなら別に悪い気もしないかぁ…)


「村角さんこれを飲んでください!ポーションでHPが200回復します!」

(もう何も見えないわ…あぁ吉川さんの声だ。でも回復しても毒は苦しいのよね…)

力を振り絞り頭を横に振る

「吉川さん私には必要ないわ。毒でしょう?もう苦しいのは嫌」途中で意識が無くなった


そして白い空間に居る。周りを見渡すと木花さんが居た。


「あれ?私死んだんじゃ?死後の世界?」


木花が「は?あんた何言ってんだ?そんな…わけ…」


村角「木花さんは2本の矢を喰らって即死だったから実感がないんじゃないの?」


木花がブルブル震えながら

「あ……ああ…ああああああああーーーー」


男の子

『お待たせ』突然目の前に男の子が現れる


木花が男の子に

「坊主ここは何所だよ!俺には帰る家が有るんだ!待ってる嫁と子供達の所に!」


男の子『簡単に言うと君達は普通なら閻魔大王の所に行くんだけど、今回ダンジョン内で死んだ人の要望を出来るだけ聞き届ける為に、そうここに死神の僕が居ます!どう凄い?偉いよ?敬っていいよ!』


木花が「ふざけんなー!」と叫んで男の子に詰め寄ろうとする。


村角(え!死神ってもっと禍々しい存在じゃ?こんな可愛い男の子!)


男の子『ふざけてませーん!それに僕が可愛いなんて照れるじゃないか。君見所あるよ!』と村角の横に移動していた。


『ソウルくんすまんな。お邪魔するで〜』突然きれいな女性が現れた。


村角(て!女性のこの喋り方に声聞き覚えが…まさか!)


女神『そのまさかやねん村角ちゃん』


ソウル『リノア様一体こんな所に何故?』


木花はリノアに対し

「次から次へと一体何なんだよ…お前!あの時の声の!お前が安全言うからダンジョンに行ったのに…要望を聞くなら俺を生き返らしてくれ!」


リノアとソウルが揃って『それは無理』やな』


リノア『それにうちは、油断したらあかんで〜言うたやん』


木花はさらに「だったら何なんだ!あんたら人をおちょくって楽しんでるのか?さっさと俺を…」


リノア『黙れ!折角うちのお気にいりのとおる君が二人は天国に言うから案内したろ思ったけど、君うっとうしいわ』パンと指を鳴らす。すると木花が消えた。


ソウル『あのぅ…リノア様僕の仕事取らないでくださいよ…』


リノア『すまんすまんでも、そろそろようさん来るから心配無いと思うで』


村角「あ…あのとおる君てまさか…?それに木花さんは?一体どこに?」


リノア『吉川亨とおる君や。木花ちゅう奴はそっちで言う地獄行きやな』


村角「え?!やっぱり吉川さん何故?」


リノア『何故かぁ〜じゃこれ観てみ今回特別やで』パンと指を鳴らすと目の前にスクリーンが出現する。


そこに吉川さんが写りだす。

「村角さん飲んでください!」


(私が亡くなった直後かな?)


吉川さんが、その場に座り込み涙を流してる。そして吉川さんのおもいが聞こえてきた。

(あぁ…助けられなかった…失敗した…何故鑑定を常にしていなかったのか…何故キュアポーションを購入してなかったんだ…俺のせいで…俺が……死なせた…俺の失敗で…殺した……俺が…殺した…)延々と後悔していた。


村角「私も鑑定していなかったのよ…貴方のせいじゃないわ…そんなに自分を責めないで…」


そして二人の死体を皆で移動させ大塚さんが真っ黒いカードと冒険者カードとスマホや財布を手にして「必ず持ち帰って家族にお渡しします」手を合わせて黙祷を始め皆が黙祷をしていた。


村角「ありがとう祖父母は悲しむだろうけど…大塚さんよろしくお願いします」


吉川さんが(村角さん木花さんごめんなさい、女神様どうか二人が安らかに天国に逝けますように)祈ってる。


村角の目から涙が流れる。(最初は話せば噛むし基本おどおどして頼りなかったけど、誰よりも強いのに威張らなくて、こんな風に最後想われるなんて優しい人だなぁ…あーぁもっと沢山話しとけば良かったなぁ……)

「吉川さんこんな私の為に、ありがとう最後に出会えて良かったです…」


そして映像は終わりスクリーンが消えた。


リノア『まぁそんな事があって、女神うちが来た訳や、ちなみに香織ちゃんは次の生はどんながいいとか要望ある?』


村角「要望ですか……しいて言うなら子供を授かり家族が欲しい…です」


リノア『うんうん!香織ちゃんは合格!天国決定おめでと〜〜』パチパチと一人拍手する。


ソウル『リノア様そんな簡単に!』とソウルが止めようとする。


リノア『うるさいお前はもう帰れ』パンと指を鳴らしソウルが消える

『うるさいのもおらんし香織ちゃん少しお話しようや!どうせ天国逝っても自然しか無い所で、ぼ〜と次の生を待つだけやし』


村角「そ……そうなんですか、私で良ければ喜んでリノアさま?」


村角はリノアと会話を終えると天国へと旅立って逝った。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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