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ダンジョンが出来たからこそおっさんは頑張る(仮)  作者: ともゆき
第2章 おっさん初のPTでダンジョンに挑む
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013話

鉄の槍

魔法使いの両手杖

鉄のバックラー

魔法使いのローブ

鉄の胸当

罠解除のスクロール  

鑑定のスクロール

罠察知のスクロール

ハイドのスクロール

低級のマジックバック×3

ファイアーアローの書

アイスアローの書

ウォーターアローの書

ヒールの書 

キュアポイズンの書


鑑定結果を皆に伝えた。


そして皆も罠感知・罠解除・ポイズンキュアに驚くが誰も口にはしない。


そしてアイテムの分配を決める。


大塚「今回は一人2種類にしても余っちゃいますね…」


一之宮「大塚さん先程のもう一つの魔法は何だったのですか?」


大塚「クリーンの魔法書みたいです」

一之宮が大塚に耳元で何かを伝えると大塚は何かに納得したようだった。


大塚「今回クリーンも選択肢に入れますね。一之宮さんが言う通りクリーンを追加すれば18個になり3つづつ選べるので余りを出さずに済むからです。アイテムが余って揉めるのも嫌ですから」


これには俺以外の皆が3つ選べるならと納得する。


亨は小声で大塚に尋ねた。

「政府に渡すとか言っていたのは大丈夫なんですか?」

大塚「あの時は魔法が争いの種になると感じたから保管しただけで、本当に政府に渡す気は有りませんでしたよ?帰還の際には吉川さんにどちらかをお渡しするつもりでした。まぁ先程私の失敗でヒールを渡せましたが、あの時は意地悪しました。ごめんなさい」頭を下げる。

亨「いえいえそうだったんですね。だから自分の分を要らないと…なるほど」

(よくあの状況でここまで凄いな)と感心する。


新名「ねー選択の仕方はど〜するの?」


清武(魔法は競争率高いだろうから確実に取れそうなのを選ぼう吉川はどうせあれだろうし)

「さっきと同じで良いんじゃないですか?」


赤江「さっきと同じなら、かぶったらじゃんけんで負けた人は、次に欲しい物を選択するでしたね」


大塚「皆さんそれでよろしいですか?」


全員が「はい」と納得をする。


大塚「では3.2.1.0で皆さんアイテムを指さして下さい」


皆が頷き大塚が

「では、3.2.1.0」



そして、皆が選んだ結果


清武と赤江と大塚は低級マジックバック


俺はキュアポイズン


一之宮と新名はクリーンだった。


一之宮「よ…良かった!」

新名「これでもう安心!」


どうやら二人には死活問題だったらしい


じゃんけんに勝ったのは一之宮でクリーンは一之宮の物に決定した。


清武・赤江・大塚も3つ有ったので確定し俺もキュアポイズンが確定である。


じゃんけんで負けた新名はファイアーアローの書を選んだ。


これで一巡が終わり2巡目に入る前に


清武(ちっ!魔法選べば売れたのに…でも次からは魔法の倍率は上がる。よしここは確実にあれだな)


赤江と新名と一之宮が話し合いをしてる。


大塚「では次選びますよ〜」と声をかけ集まる。


大塚「では!3.2.1.0」


選んだ結果が


大塚は鑑定スクロール


赤江はウォターアロー


新名はアイスアロー


一之宮はヒール


清武は鉄の胸当


俺は罠解除スクロール


見事にばらけた。


亨(赤江君PTはやっぱ魔法を優先かなるほど)


そして残ったのは

鉄の槍

バックラー

魔法使いの両手杖

魔法使いのローブ

罠察知のスクロール

ハイドのスクロール


大塚「では、ラスト1巡決めましょう」


皆準備はできていた。


大塚「では3.2.1.0」


赤江は魔法使いの両手杖


新名は魔法使いのローブ


一之宮はハイドのスクロール


大塚は鉄の槍


清武はバックラー


俺は罠感知スクロール


赤江達はうまい事装備やスクロール魔法などをPT内でまわしてる。


赤江はマジックバックに自身のカバンのアイテムを収納し鞄の中を覗き込んでは悩んでる。


新名は魔法使いの杖とローブを装備しファイアーアロー書とアイスアロー書を使用し魔法を試したくてわくわくしている。


一之宮は新名の杖を受け取り装備する。ヒール書とクリーン書とウォターアロー書ハイドのスクロールを使用し「りょう美鈴みすず見てて種も仕掛けも有りません」と言いながらハイドを使用したのであろう、その場から姿を消して遊んでいた。


亨(赤江君達はPTの特性をフルに活用して新名さんは攻撃魔法で一之宮さんは回復魔法お互いの担当を決め魔法の割り当てか、若いのによく考えてる凄いな)


大塚「3人は仲がいいのね?」


一之宮「私達幼稚園からの付き合いでして」


大塚「そうなの幼稚園からって凄いわね」


亨(それは幼なじみって事か?異性が二人も!赤江君はリア充か…それで先程から呼び方が…皆の前では君さんで呼んでたのは気を使ってたのかな?)


清武は鉄の胸当を装備してサイズが自動的にピッタリになり驚く(これさっきのジャージと同じようにサイズが…やっぱ他のダンジョンか…)そしてバックラーをマジックバックに収納して取り出しては驚いている。


大塚はスクロールを使用し鉄の槍を装備してステータスを確認してリュックのアイテムと元の短槍をマジックバックに収納し驚いている。


俺もキュア書と罠解除スクロールと罠感知スクロールを使用する。

(これがあの時有れば…)つい考えてしまう


先程の休憩も途中だったので、ここで再び休憩を取る事になった。


大塚の元で赤江と一之宮と新名が何か相談をしてる。


そして大塚がこちらに来て

「吉川さん清武さん飲み水は余ってないですか?」


飲み水の問題そりゃそうだ元は1時間くらいで戻る予定だった。

そんなダンジョンで11階層に飛ばされ遭難すると誰も思っていなかったのだから


清武は空になった水筒を見せ

「自分も先程の休憩で既に…」


大塚「そ…そうですか」


亨(どうしよう…でも迷っても仕方ない)

「あ…あの大塚さん皆さんの容器を集めて、こっちに来ていただけますか?」と言い通路に出る。


大塚は皆から容器を集めて亨の元に来る

「吉川さん解決策が有るんですよね?」


亨「あ…ります…」


大塚(リュックにそこまであるように見えないけど…まさか未だ何かあるの?)

「では別けて頂けますか?」


亨「え…えっと集めた容器を適当に置いて下さい」


大塚は自身のマジックバックから容器を取り出し

「これで良いんですか?」ペットボトルや水筒を足元に置く、俺はある程度並べ直し


亨「驚かないでくださいね…秘密でお願いします」


大塚(やっぱり…まだ有るのね…)

「わ…解りました」


亨「ウォーター」ペットボトルや水筒の口に指先を向け水を出し補充する。


大塚は目を見開き(はあぁ?何でもアリね)

「そ…それは魔法?ですか?」


亨「は…はい生活魔法です」


大塚「え?生活魔法?でも吉川さんはヒールとキュアだけな…あ!」(もう!一体どうやって他ダンジョンを秘密にしたらいいの?気が付いてる人も居るだろうけど本人は知られたくないから通路に呼んだのよね…)


亨「ど…どうしましょう…この水」


大塚「とりあえず飲み水の予備が有った事にしましょう…無理かもしれませんが…それと食料とかは有りませんか?」


亨「き…今日買った。お…おにぎりなら3つ有ります」


大塚「では水を渡す時に半分づつにして渡しましょう…食料でごまかせるとは思えませんが…」


亨「わ…解りました。ではこれを」マジックバックからおにぎりを取り出し大塚に渡す。


大塚「最悪バレたらごめんなさい…」


亨「大塚さんに余計な負担をかけて、すみませんがよろしくお願いします」と頭を下げる。


大塚(もう!絶対帰ったら食事を奢ってもらうわ!)

「頭を上げてください、帰ったら食事を奢ってくださいね!」と笑顔で言われる。


亨「え?えええ?食事??ぜ…善処します?」(吉〇やジョ〇フルで良いかな?良くないよな?て死亡フラグじゃ?)


大塚(善処ね…ふふ)

「ではそろそろ戻りましょう」と言い大塚は中に戻る。亨も悩みながらも後ろから付いて行く


大塚「皆さんおにぎりと水を吉川さんから別けて頂きました。ただおにぎりは3つしかないので半分に分けて下さい」


一之宮「私ス〇ッカーズなら3つ持ってます。これも分けて下さい」と大塚に持ち寄る


新名「私もスニッ〇ーズ3つとポテチとポッ〇ーならあるー」と一之宮に続く、さすがにポテチやポ〇キーを分ける訳にいかず大塚はスニッ〇ーズだけを受け取る。


赤江は申し訳なさそうに「何もなくてすみません」


清武(おにぎり半分とチョコバーかよ。それにしても吉川はどこから水を出したんだ?)

「自分も何もなしですみまない」



大塚(一之宮さん新名さんナイスタイミング!うまく誤魔化せそう)

「皆さんありがとうございます。それぞれ分けて下さい一之宮さん皆さんにクリーンをお願いします。清武さん赤江さん気にしないでくださいねPTなんですから」


一之宮「はーい任せて!」と初の魔法で早く使いたくてわくわくしていたらしい


新名「私も早く試したーい」と言いながらクリーンをかけて貰う為にソワソワしながら列に並ぶ


皆が一之宮にクリーンをかけて貰い大塚からおにぎりとチョコバーと水を分けて貰う。


亨(クリーンすげー!汚れが全部落ちた!)そう俺は黒のジャージで目立たなかっただけで汚れていた。


一之宮は先程着替えたが他の者はゴブリンの返り血により汚れていたのが綺麗になっていた。


皆で「いただきます」皆おにぎりにチョコバーと言う斬新な食事でも文句言わず食べきる。

「ごちそうさま」と言って15分休憩を取る事になる。


亨は一之宮に「すみませんが鉄の剣にクリーンお願いしても良いですか?」と頼むと一之宮は快く「任せて!」と言いながらクリーンを唱えてくれる。「ありがとう一之宮さん」とお礼を伝えマジックバックから砥石を取り出し水をかけながら軽く研いで終わると赤江が砥石に気が付き「お借りしてもいいですか?」と訪ねられどうぞと砥石を渡す。赤江もクリーンを銅の片手剣にかけて貰い砥石で研磨を始める。


そして大塚は、休憩の間にステータスの確認を行うように伝えられる。


『ステータスオープン』「鑑定」


Lv - 3

職業 自由

HP    1000/1000

MP    1000/1000

SP    500/500

力   - 140 +(+40)

体力  - 100 +

防御  - 100 +

素早さ - 100 +

知力  - 100 +

魔力  - 100 +

運   - 40 +


振り分けP142>145


(装備 最高級のマジックバック 鉄の片手剣 快適ジャージ)


スキル

とんずら 鑑定 魔力操作Lv3 片手剣術Lv2【片手剣装備時+6】 罠感知【視界にトラップが、存在する時トラップのある場所が赤く光る 消費SP0】 罠解除【解除したい対象3m以内に近づき「トラップ解除」と唱える。使用SP30】


魔法

生活魔法〔火 水 土 風〕 ヒール キュアポイズン【毒にかかった対象者に触れながら「キュアポイズン」と唱えると毒状態を癒す。 消費MP100 デュレイタイム1分】


称号

初ダンジョンに挑んだ者

初モンスターから逃げる者

初宝箱開けた

初合成に成功

初スキル獲得

初モンスター討伐

初2階層到達

スライムキラー

初魔法を習得

初Lv99到達

初トラップ付きの宝箱を開けた

初11階層到達


大塚

Lv28 

HP    570/570 

MP    470/470

SP    285/285

力    83(+15)

体力   57

防御   58

素早さ  67

知力   57

魔力   47

運    38

スキル槍術Lv2 槍装備時+6

(装備 鉄の槍 低級マジックバック)


赤江

Lv22 

HP    610/610

MP    520/520

SP    305/305

力    64(+15)

体力   61

防御   42

素早さ  44

知力   52

魔力   52

運    25

(装備 銅の片手剣 初級マジックバック)


新名

Lv22

HP    400/400

MP    570/570

SP    200/200

力    48(+10)

体力   40

防御   48(+9)

素早さ  44

知力   70(上限に達している1P)

魔力   57

運    33

(装備 魔法使いの両手杖 魔法使いのローブ)

魔法 ファイアーアロー アイスアロー


一之宮

Lv22 

HP    420/420

MP    520/520

SP    210/210

力    48(+10)

体力   42

防御   40

素早さ  42

知力   64

魔力   52

運    31

(装備 障壁の指輪・魔術師の両手杖・快適ジャージ)

スキル ハイド 

魔法 ヒール クリーン ウォターアロー


清武

Lv22 

HP    630/630

MP    530/530

SP    315/315

力    72(+10)

体力   63

防御   59(+12)

素早さ  40

知力   57

魔力   53

運    40

(装備 鉈・低級マジックバック・鉄の胸当て・バックラー)


≪※(+〇)は装備してる分の上昇値です。(装備)(〇〇)は見えていません≫



新名「Lv22になってる〜あれ?知力が71と思ったのに70で止まってる」と赤江PTでダンジョンカードを見せ合ってる。


亨(70上限も同じなんだ)


各々ステータス確認が終わった模様


亨は大塚さんの側に行き

「うまく誤魔化してくれてありがとうございます」と小声でお礼を伝える


大塚「いえ吉川さんがこのPTの生命線です。これ位しかできなくて逆にごめんなさい」と返してくる。


亨「謝らないで下さい同じPTなんでしょ?大塚さんが居なければ、きっと自分はあの時折れていました…」少し表情が曇る


大塚(また思い出して…)

「そうです同じPTですね。帰還するまでは考えない様にしましょ」と笑顔で答え肩をトントンと叩く


そして時間を迎え大塚は

「では皆さん準備して下さい男性陣は先に通路でお待ちください」


男性陣は2回目で解ってるので無粋な真似はしない

「では先に出ときますね」と通路に出てゴブリン側の方で済ませる。


そして皆が揃い進みだす。

 ・

 ・

 ・

 ・

 ・

 ・

 ・

その先には…Y字路が待っていた。


(現在時刻18時10分地上では騒ぎになっている事を未だ誰も知らない)

最後まで読んでいただきありがとうございます。

まだまだ未熟ですが、これからもよろしくお願いします。

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