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ダンジョンが出来たからこそおっさんは頑張る(仮)  作者: ともゆき
第1章 おっさん初のダンジョンにソロで挑む
3/65

002話 おっさん初めてダンジョン探索開始


(つ…ついに生活保護から脱出し俺が輝ける時代がキターーーーー)

と内心では小躍りをしてる。


(けどダンジョンて何処に有るんだ?宮崎県とか田舎にダンジョンなんて無理な話か…とりあえず帰宅してから情報を!)

と思いつつダッシュで帰宅…2分後


「はぁはぁ……無駄に走るもんじゃないな…歩くか」

目の前に我がボロアパートが視界にとらえてるのに歩き出す。

そりゃ15年も引き籠ってたら体力もくそもない


とりあえず帰宅しすぐにPCとTVの電源を付ける。

その間におにぎりを1つ頂く

TVは特にまだ騒がれていない様子なので


PCでブラウザ立ち上げて

「さて……ダンジョンを検索するか」


グー○ルやヤ○ーでダンジョンと打ち込み検索

「なろう小説やアニメのタイトルばっか出てくる……」


「なら掲示板28chなら…」

と言いつつスレッド検索すると

『ダンジョンが出来た・・だと?』『神託が告げられた!』『集団催眠?』『なぜ異世界じゃないのか!』とか類似のスレばっかり

「一気にスレが乱建て状態かこりゃしばらく荒れそうだな」

先ほどの神の声?を中心にまともな情報はなさそうなので


「よしダンジョンに向けて筋トレでもして時間でも潰すか!」


腕立て5回・腹筋5回・スクワット5回


「はぁはぁ……今日はこれくらいで勘弁してやるか…」

ダメ男であった。


(予備知識にダンジョン系のラノベや漫画を読み直すか)と考えながら押入れを開けると謎の階段が存在した…………亨は押し入れのふすまを「ばたん」と音が鳴るほど勢いよく閉めた。


「ふっ…そんなご都合的な」


深呼吸をしながら「ふぅ〜とりあえず確認すか」


そーっと押入れのふすまを開ける。


「錯覚じゃなかったか…これがダンジョン入口かな?って俺のコレクションがーーー!」


置く場所を無くした漫画やラノベやゲームが有ったはずの場所には階段が……左右見渡してもコレクションは無い


「神は俺を殺したいのか?」


「いや待て現実を考えれば、これはサクサク強くなって美味しい展開??」


(そう言えばクリスタルに手を乗せろとか言ってたよな)


左の方に野球ボール位の水晶クリスタルが浮いていた。


「これか?どうやって浮いてるんだろう?」


と呟きながら右手を乗せてみた。


『DNA情報取得ダンジョンカードを発行します』


「水晶が喋った‼」


と驚いてると水晶が光を放ちカードらしき物が目の前に浮いている

恐る恐るそれを手に取り見てみると


NO 00000003159

吉川 亨 40歳

Lv1

HP 80/80

MP 100/100

SP 40/40

力8

体力8

防御6

素早さ5

知力15

魔力10

運5


「これはステータス的な奴か?

No3159人目なのかな?まだ30分位なのに以外と多いな

そして名前と年齢か

にしても弱すぎじゃね?俺TUEEEできないくない?」


基準が解らないから28chでダンジョンカードで検索


「お!これかな?」


宮崎県ダンジョンカードゲット?その1


1名無しの冒険者

ダンジョンカードてのを手に入れたけど

基準が解らんので誰か教えて

ちなみに俺のステ記載しとくわ

Lv1

HP280/280

MP320/320

SP140/140

力30

体力28

素早さ21

防御22

知力30

魔力32

運 33

こんな感じオマエラどうよ?

次スレは950が建てろ



2名無しの冒険者

マジかダンジョン何処にあるん?


3名無しの冒険者

お前の心の中


4名無しの冒険者

自分もゲットしたんでステ載せとくわ

Lv1

HP250/250

MP300/300

SP125/125

力27

体力25

素早さ22

防御20

知力28

魔力30

運28

俺はこんな感じでーす


5名無しの冒険者

>>3 俺の心の中には嫁しかいなかった件

てかマジレスでダンジョンどこにあるん?


見た瞬間ブラウザをそっ閉じする‥‥‥‥


「神は我を見離した……最弱じゃね?俺の家にダンジョン有っても詰んでるんじゃね?」

(まさかこの絶望的なステータスを目の前のダンジョンで鍛える為じゃ?)


「よし‥まずは装備を用意してダンジョンを覗いてみるか‥」


武器 木製バット


防具 ジャージ


道具 スマホ


「うん無い物は仕方ない」


「資金もクソも無い俺には、これが今できる最強装備だ‥‥」


言ってて涙が出て来た。


「泣いても仕方ない俺が生まれ変わるには、ここで変わらないともう終わりだ」そう言いながら又涙が……流れる。


そして覚悟を決めてダンジョンの入り口に一歩踏み出した。


「意外に明るいな」


一応スマホのライトを照らしながら階段を降りて行くと急にライトが消える。


「あれ?もしかしてダンジョンではスマホ使えないのか?」


電源ボタンを押してもスマホは反応しないので諦めてポケットにしまい階段を降りて行く。


ほのかに緑色に輝く洞窟のようにみえる道が続いてる。

体が一瞬軽くなったような感じがした。


「おおおお〜〜これがダンジョンか!洞窟なのに意外と広い!ファンタジーだな」


そして道なりに進むとすぐに突き当る。


「右か左か戻るか…戻っちゃダメだろ」

一人ボケ突っ込みが虚しく響く


ここはバットを立てて倒れた方に行くことに

「コン」


「よし右だな」

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