009話 おっさん初めて女神様との対話
追加しました。(これはゲーム好きの勘だがLvはなるべく上げた方が良さそうだな)
目を覚ます。
「知らない天井だ・・・」
『そりゃそうでしょ』聞き覚えの有る女性の声がした。
「えっ?」と言いながら周りを見渡すが、そこは真っ白だった。
『まぁ落ち着いて亨君』又もどこからともなく女性の声が
(まさか神様か?俺は死んだのか?!)
『そそ今朝説明した神ですよーそれに死んでへんからね、ここは簡単に言えば君の夢みたいなもん』
(夢?夢?)右頬を抓ると痛い(本当に夢なのか?)
『夢やと思っとき神の言う事信じられへんの?』
亨はパニックになりつつ
(信じるも信じないも急にこんな所に、まさか全部夢だったのか?)
『んな訳ないやん〜昨日せっかくダンジョンを作ってわくわくしてたんやけど、昨日ダンジョンに入ったのは亨君だけやねん…ダンジョン入ってから観てたけど、スライムのあの討伐方法おもしろい子やなぁ〜て興味ができたから、こうやってお話しようおもて遊びに来たんよ』
そんな説明を受け少し落ち着く
「へ…へぇ〜光栄です。あの〜失礼かもしれませんが、何処にいらっしゃるんですか?」
『あ!せやったなちょと待って』
すると目の前に人魂が現れしばらくすると‥‥髪は金髪ロング 透き通った肌 品の有る真っ白なワンピースのようなドレスに特盛の丘が‥‥絶世の美女!女神様が現れた!
その瞬間俺は土下座して「ははぁ〜」とか訳の解らない行動をとった。
『あはは、そんな気にせんでええからまぁそこに座り~それとちょっと殺風景やね』と言って指を鳴らすと目の前に椅子とテーブルが現れ足元は草原になり天井は青くなる。
「え・・・楽園はここに存在した!」またもや意味不明な事を言いだす。
「で!では、し‥失礼します」と答えつつ椅子に座るが目のやり所に困る。
「ん?容姿が気になるならこれでどう?」と言うと今度はどこにでも居そうな金髪の豊かな胸が無くなりJKぽい容姿になった。
「チェンジで!」神を相手にかぶせ気味に言ってしまう。
『ほんまおもろいなぁ〜』クスクス笑いながら女神は先ほどの姿に戻る。
そして女神様をみながら「鑑定」と小さい声で言ってしまった。
『亨君鑑定はむやみに人にせん方が良いよ』『鑑定』
と女神様が鑑定を使ったようだ。すると
『鑑定を受けました。表示を許可しますか?Y/N』
「え?!す・す・す・・すみませんでした〜」慌てて椅子から立ち上がり横によって土下座をする。
『まぁまぁ今回は、お話しにきただけやし怒ってへんから緊張せずに気軽に話そか、まぁ座り〜』
笑顔で言われ椅子に座るように促され申訳ないと思いつつ(会話………会話………会話………俺の40年間で培った経験を…て……ほぼ0じゃん!)
すると女神様が
『質問とかで良いんやで?』
「質問とかでも?」
『ええよ〜どんどん聞いて〜』
(ご結婚は?彼氏は?)とか思ったが、失礼過ぎるので、ここは真面目に聞いてみる。
「地球崩壊て本当なんですか?」
『ほんまやで後15年位でエネルギーが枯渇し人類はもちろん生物も生きる事はできへんよ。ちなみに神に性別とか無いからね♪』
「な・・・なるほど?」聞いても理解できなかった。先ほども感じたがやはり心が読まれているようなので「失礼な考えをしてごめんなさい神様」と素直に謝る事にした。
女神は『うんうん』と頷きながら
『別に気にしなんな人前に現れるのも1500年ぶりやしちょっとからかっただけや』
(寛大な女神様に感謝!大昔には人前に現れてたのかぁ〜)と思いつつ
「ダンジョンを作ったのはエネルギー?の為なのは聞いたので解ってるつもりですが、何故ダンジョンだったのでしょう?別に資源的な物でも良かったはずなのに?」と尋ねる。
『資源やと奪い合いで戦争が起こりさらに加速するやん?他の国の人は入れないようにとかすれば、その地を奪っても中に入れないから無駄な争いは起きないだろうと言う意見で纏まった訳あと神も暇やねん娯楽も欲しいねん』
(すんげー事をぶちゃげた最初は納得して聞いてたのに最後台無しだよ?)と思いながら次の質問をする。
「どうして日本だったのですか?」
『アニメやライトノベルで知識が豊富やから』
(お‥おう神様はよほど日本を気に入ってるようだった。日本人に生まれて良かったお袋に感謝!)と思いつつ次の質問をする。
「んじゃ家の押入れにダンジョンが出来んでしょうか?」
『亨君の所だけちゃうで?目立つ所は警戒されるやろうから、ダンジョンを他の都道府県に別途に1つずつ作ったんよ。基本は一人で住んでるってだけで、選んだ場所はランダムでダンジョンの入口は押入れはもちろん倉庫・屋根裏・地下室などなど』
相槌を入れながら日本には94ヶ所ものダンジョンが存在する事が判明した。
そして次の質問に
「あ!あと職業てなんでしょうか?」
『おっ!そこに気が付いてくれた〜それはLv10になったら水晶に触れる事でその人に合った職業を選べる用になってます!』
「て!事は俺はもう転職できるんですか?」
『うんできるよ~ちなみに職業を決めるとLvは1になるから気を付けてな』
ふむふむと納得し(これはゲーム好きの勘だがLvはなるべく上げた方が良さそうだな)などと考えてると
『その方がええかもね。じゃ今度はこっちから質問してもええ?』
「あ!はい!どうぞ」
『どうやったら日本人はダンジョンに入ってくれるやろか?』
「俺みたいな家にダンジョンが有る場所を今朝みたいに神託で教えてあげるとか?」
『え?亨君のダンジョンは特別やで?』
「特別?」
『そそ本来は通常のダンジョンでLv10以上にして職業に就いた人が入れる設定してるらしいねん。
実はそのダンジョンを作ってる途中に亨君が押し入れを開けてダンジョンが見つかってしもたらしいんよ。そしてデータのついでも兼ねてそのままでも入れるようにしたらしいねん』
「え?女神様が作ってたんじゃ?」
『神はうち一人とちゃうで?うちの前に話してた神もおったやろ?神と言っても様々やからねぇ〜今回うちの担当は神託や』
(神様と言っても担当とか世知辛いんだな)
『それにスライムも特別製らしくLv1でも普通なら職業に着かないと倒せないくらい強いらしいんよ。それをまさかスライムが増殖させて弱らせて一気に倒すなんてなぁ〜』
「は?」とんでもないダンジョンに挑んでたらしい(生きてるて素晴らしい)と感じていると、ふと思い出した
「あ!ちなみに俺のコレクションは??」
『もっと聞きたいことが有るはずやのにいいねぇ〜でもごめん娯楽に飢えた神々が自分の手で読める事に感動して、しばらくの間貸して欲しいやって、その代わりダンジョン2層以降に手を加えてあげるように頼んどくわ』
(手を加える?まぁ返って来るなら別にいいや)と思っていると
『おっと!そろそろ時間やね!あ!そうや亨君ならその内気づく事やけど最後にヒント!目が覚めてからダンジョンカードを鑑定してみ、ほな頑張ってなぁ〜』
唐突にさらっとヒントを残し笑顔で消えてゆく……
「知ってる天井だ」目が覚めた。
明日は9時12時15時18時投稿予定です。




