テンプレ風刺短編
ある男がテンプレのごとく異世界転生した。一切の御都合主義を排した物語。
俺の名は俺の名は異世界太郎。42歳童貞ヒキニートチビデブハゲ短足顔でかだ。俺は久々に外に出かけるとトラック(ry
「申し訳ありません。」
気がつくと神々しい美人がいた。彼女は女神らしく俺は手違いで死んでしまったらしい。そしてそのお詫びに剣と魔法の世界にチートを持って転生できるらしい。
よっしゃ!!これで俺も王女と結婚したり、村人に感謝されまくったり、奴隷に優しくして懐かれたり、魔王倒したりしてチーレムや!!
女神によるとチートはランダムらしい。でも俺だけ特別にチートを2つつけてくれるようだ。ごねにごねた結果、3つになった。ごね得ごね得ぅ!!なんか女神様不機嫌そうやけどまっいっか^ ^
さて、あたりがホワイトアウトして気づいたら森の中におった。さてステータスでも。
「ステェイタスをぉーーープン!!!」
すると目の前にステータスが浮かび上がってきた。
名前:異世界太郎
種族:人間
HP:120/120
MP:10/10
ATK E−
DEF G
AGI D
INT D+
LUK G−
スキル なし
固有スキル 呼吸 マップ 呼吸
「はっ?」
何これ何これなにこれナニコレナニコレ???
俺、ざこくね?
いやいやいやいや、まだ固有スキルがある!!一見弱そうだけど、、、ダブってるけど呼吸が実はチートスキルっていうオチやろ???
俺は呼吸という文字に意識を集中させる、すると詳細が浮かび上がった。
呼吸:無意味なネタスキル。ゴミ。
「」
俺は今度こそ言葉を失った。とてつもない虚脱感とともに、急に自分が今どこにいるのか不安になった。場合によってはまずいことになる。
えっとマップってスキルがあったよな。それ使えばここの場所がわかるかも?
俺は心の中でマップ!!と唱えた。すると頭の中に自然とマップと文字情報が浮かび上がる。
(終焉の森。魔王城まで300メートル 最果ての村まで120km)
「くぁwせdrftgyふじこlpぴー^ ^はーい。俺のチーレムライフしゅーりょー!!!」
思わずいつものノリで大きな声をあげる。そしてすぐに自分がいかに危険なことをしていたかに気づいた。
が、しかし遅すぎたのだ。
「お主、こんなところで何をしている?」
そこには絶世の美女といっても過言でない頭からツノを二本生やし180cmはあるだろう褐色美女がいた。
ということもなく、普通の低レベルゴブリンの集団になぶり殺しにされ、俺は彼らの食料になった。
俺の異世界転生 完!!!