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「岡部ぇ、ウチ、パヘ言うの食べたい」とキツネ子
「、、、あのなキツネ子、俺、給料前なんだが?」と岡部
「ええやん!この間、妖魔退治した時、臨時給料入ったやん」キツネ子はニタニタ笑みを浮かべる
その時であった
二人の距離にして100メートル先に酔っ払いのような足取りで歩く人影が一つ
周囲の人間も、やっかいごとに巻き込まれるのが嫌なのか遠巻きにしている
「岡部、あれ」キツネ子が酔っ払いに視線を移す
「擬装はしているが、、、リビングデッドだな」
「どうするん?」
「ただの死霊なら、昇天させて終わりだが、、、あれは作られたゾンビだな。親玉を探さなければな、、、」




