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カッ!!!
次の瞬間アレクは吹っ飛んでいた
ネクロマンサーの放ったエネルギー塊がアレクを吹き飛ばしたのだ
しかしアレクも魔人結社の一員
空中に吹き飛ばされたアレクはやはり空中で静止する。念動力で空中に浮いているのだ
「いてて、、びっくりするじゃないか。じゃあ僕が相手だな」
「あか〜〜ん。アレク!うちがやる」とキツネ子が言う
この間のやりとりの間にネクロマンサーはエネルギー塊を三人にぶつけていた
「もういいか?二人とも?俺のキャンセレーション、、力の無効は長くは使えない」と岡部
キャンセレーション、岡部の最も得意とする術。異世界の魔王として転生前の岡部が君臨していた頃、多様していた術だった。魔力はいうに及ばず神力、念、ESP、フォースetcありとあらゆる力を無効化してしまう術であった
「オノレ、、オノレ!オノレオノレ!」ネクロマンサーが吼える
「なあ、ネクロはん、あんたな、はっきり言って三下やねん」とキツネ子
「逝ってしまいなはれ!」
「グアアアアァァ」ネクロマンサーが今度は吹き飛ぶ
キツネ子が放った一撃はキツネ子にとって他愛のない力の行使
全くの本気ではない
キツネ子は狐神なのである。神の眷属が放つ一撃は一介の魔導師くずれのネクロマンサーを倒すのには十分であった
吹き飛ばされたネクロマンサーはピクリとも動かなかった
まだ続きます